新入社員向けのビジネスマナーを身につける方法を探していませんか。
企業の人事担当者は、新卒の社員を迎えるにあたって、新人教育の準備が必要です。
新卒の社員は、学生気分から脱却して社会人としての一歩となるでしょう。社会人として最初に学ぶべきスキルは、ビジネスマナーです。
法人研修のプログラムの中には、新入社員向けのビジネスマナー研修があります。新入社員に向けたビジネスマナー研修は、どのような特徴があるのでしょうか。
今回は、新入社員ビジネスマナー研修について、メリットや具体的な研修内容を紹介します。
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新入社員ビジネスマナー研修とは
新入社員ビジネスマナー研修は、企業の新人教育で最初に学ぶ可能性が高いプログラムです。
新入社員ビジネスマナー研修は、社会人の基本スキルとなるビジネスマナーを新入社員向けの内容で学びます。
ビジネスマナーは、社会人として仕事をするうえで欠かせないスキルです。
ビジネスマナーのない人は、会社の上司や取引先の担当者と接する場面で評価を下げます。場合によっては、信用やビジネス機会を失うかもしれません。
そのため、新入社員は、正しい敬語や振る舞いなどを理解する必要があります。新入社員ビジネスマナー研修は、新卒で社会人となる人に向けた対人関係の基本知識の機会となるでしょう。
新入社員ビジネスマナー研修を受講する9つのメリット
新入社員ビジネスマナー研修には、受講することで9つのメリットを得られます。9つのメリットは、次のとおりです。
- ビジネスシーンでの適切な服装や髪型
- 適切な挨拶の仕方
- 敬語やビジネス用語の使い方
- 相手と円滑にコミュニケーションを取るスキル
- 報連相(報告・連絡・相談)
- 名刺の受け渡し方や置き方
- 電話での適切な挨拶や対応方法
- ビジネスメールやチャットの書き方
- 仕事に対する姿勢や考え方
ビジネスシーンでの適切な服装や髪形
新入社員ビジネスマナー研修を受講するメリットは、ビジネスシーンでの適切な服装や髪形を知る機会となる点です。ビジネスシーンでは、服装や髪形などの身だしなみを自分軸ではなく、相手軸で考えます。
ビジネスシーンでは、相手への印象が重要。
印象が悪ければ、会った後の提案まで影響します。
つまり、ビジネスシーンでは、相手に良い印象を与える身だしなみが必要です。新入社員ビジネスマナー研修では、身だしなみの基本を学ぶ機会になるでしょう。
適切な挨拶の仕方
新入社員ビジネスマナー研修では、適切な挨拶の仕方を学びます。挨拶は、身だしなみと同じく相手に与える第一印象です。
適切な挨拶は、相手にポジティブな印象を与えます。ポジティブな印象を持った相手とは、言葉のやり取りにも好影響を及ぼすでしょう。相手とのコミュニケーションが円滑になれば、ビジネスの提案も受け入れやすくなります。
敬語やビジネス用語の使い方
新入社員ビジネス研修は、敬語やビジネス用語の使い方を学ぶため、言葉遣いの上達が期待できるプログラムです。新卒の社員は、社会に出て幅広い年齢層の人と対話する機会が増えます。
対話で、正しい敬語やビジネス用語を使いこなすことは、その後のビジネス展開にも影響するでしょう。例えば、営業先の担当者が社会人経験の豊富だった場合、基本的なビジネス用語や顧客に対して使う敬語は最低限必要なスキルではないでしょうか。
営業先の相手は、対応する担当者のことを「会社から派遣された人」として判断します。その際、「入社したばかりで」という言い訳は通用しません。
ビジネス現場では、敬語やビジネス用語が日常的に使われます。新入社員ビジネスマナー研修では、優先的に学ぶスキルとなるでしょう。
相手と円滑にコミュニケーションを取るスキル
新入社員ビジネスマナー研修で学ぶメリットは、相手との円滑なコミュニケーションを取るスキルが身につく点です。ビジネスマナーの質は、社内外問わずビジネス相手とのやり取りに影響を与えます。
ビジネス相手とのやり取りでは、相手を意識した進行が必要です。自分の主張だけで一方的なやり取りであれば、相手とのコミュニケーションは成り立ちません。
ビジネスマナーの習得は、相手を意識した対話にも役立ちます。ビジネス相手と円滑にコミュニケーションを取るスキルとしても有効です。
報連相(報告・連絡・相談)
新入社員ビジネスマナー研修は、ビジネスパーソンとして基本的なスキルである報連相(報告・連絡・相談)が学べます。
報連相は、ビジネス現場では一般的に使われる基本的なビジネススキルです。会社組織では、情報の共有がカギを握ります。
- 社員が報告を怠った
- 社員が連絡を忘れた
- 社員が相談できなかった
会社組織では、たった一人の社員が報告・連絡・相談をしなかったために、大きな問題へと発展することもあるでしょう。
特に、新入社員の場合は報連相の重要性を理解していないかもしれません。新入社員ビジネスマナー研修では、報連相のルールを基本的なビジネスマナーとして学びます。
名刺の受け渡し方や置き方
新人教育では、名刺の受け渡し方や置き方を身につけることも重要です。
新入社員ビジネスマナー研修では、社外の相手との名刺交換に欠かせないマナーを学びます。名刺交換のマナーは、次の通りです。
名刺の渡し方 | 訪問者側から訪問先側に渡す相手が複数であれば上役から順番に渡す |
名刺の受け方 | 相手の名刺をていねいに扱う両手で受け取る |
名刺の置き方 | 相手から受け取った名刺は打ち合わせ中はテーブルの上に置くできれば名刺入れをお盆代わりに置く |
名刺の同時交換 | 名乗りながら右手で自分の名刺を差し出す左手で相手の名刺を受け取り右手を添える |
電話での適切な挨拶や対応方法
新入社員ビジネスマナー研修では、電話応対のマナーも学べます。
電話応対のマナーでは、電話による適切な挨拶や対応方法を身につけられる点がメリットです。
言葉遣いのマナーとあわせてビジネス電話の基本ルールを理解できます。
研修では、ケーススタディを体験できる演習形式で学べるでしょう。
ビジネスメールやチャットの書き方
新入社員ビジネスマナー研修は、ビジネスメールやチャットの書き方も習得できます。新入社員は、ビジネスメールの基本的な型の理解が必要です。
メールやチャットツールの両方に通じるポイントは、ビジネスマナーを意識した書き方。プライベートで慣れ親しんだ書き方とは違う書き方が学べます。
仕事に対する姿勢や考え方
新入社員ビジネスマナー研修を受講するメリットは、仕事に対する姿勢や考え方が学べる点です。
例えば、与えられた仕事に対して責任を持つ姿勢が大事なポイントとなるでしょう。
自分の仕事に責任を持つことは、責任感を高めることとも考えられます。
ただし、責任があるからすべて自分で取り組むわけではありません。与えられた仕事を客観的に捉えることが大切です。
仕事の納期を基準に、上司や同僚と相談しながら進めることも責任ある対応と考えられます。
新入社員ビジネスマナー研修は、会社組織の一員としての姿勢や考え方が学べるプログラムです。状況に応じた判断も身につけられるでしょう。
新入社員ビジネスマナー研修の具体的な内容
新入社員ビジネスマナー研修の受講で学べる内容は、次の通りです。
- オリエンテーション
- ビジネスマナーの基本理解
- 実践トレーニング
オリエンテーション
新卒が社会人としての第一歩を歩むには、新入社員のオリエンテーションが欠かせません。
オリエンテーションは、所属する企業の仕事に適応してもらうための説明会。新入社員ビジネスマナー研修の内容には、オリエンテーションの要素も加えられます。
基本的なビジネスマナーに、自社ビジネスの事情も加味することで新人教育の一貫性が保てるでしょう。
オリエンテーションは、社内の組織編成や活用できる制度、就業規則などを知る機会です。オリエンテーションをビジネスマナー研修の内容に含めることで、社内の共通認識も高められます。
ビジネスマナーの基本理解
新入社員ビジネスマナー研修の内容は、ビジネスマナーの基本を理解するためのプログラム構成です。
ビジネスマナーは、企業に関係なく社会人として備えておくべきスキル。
ひとりの社会人としてビジネス現場で「どのように対応するべきか」の判断に役立ちます。ビジネスマナーで理解しておくべき基本的な項目は、次の通りです。
- 挨拶
- 身だしなみ
- 敬語
- 名刺交換
- 電話の応対
- メールやチャットの対応
- 来客対応
- 報連相
- 時間管理
新卒の社員にとって基本的なビジネスマナーを学ぶことは、今後のビジネス活動で長期的に生かせるスキル習得でもあります。
新入社員が会社を代表して商談に向かう場合は、基本的なビジネスマナーの振り返りチェックが有効です。
入社間もない状況でビジネスマナーを理解することは、その後のビジネスシーンに役立つでしょう。
実践トレーニング
新入社員ビジネスマナー研修では、学んだビジネスマナーを実践トレーニングで身につける内容が期待できます。
例えば、ビジネスマナーの基本で学んだ内容(挨拶や態度など)をその都度、ワーク形式で実践するイメージです。
電話応対や来客応対などは、受講者同士で応対のロールプレイングを実施します。
学んだビジネスマナーを定着させるには、実践トレーニングが効果的です。
新入社員ビジネスマナー研修を効果的に行うポイント
新入社員ビジネスマナー研修の実施には、効果を引き出すためのポイントがあります。
- 自社に合わせて研修内容をカスタマイズする
- 継続的なフォローアップ
自社に合わせて研修内容をカスタマイズする
新入社員ビジネスマナー研修は、自社に合わせた研修内容でカスタマイズすることが重要なポイントです。
先述した研修内容の紹介では、自社のオリエンテーションも含めることを説明しました。
基本的なビジネスマナーは、社会人として共通する内容です。ただし、基本のビジネスマナーを理解したうえで、自社に合わせた調整も必要な場合があります。
例えば、一般的な身だしなみのマナーでは、出社時のポイントや帰社時のポイントなどを学ぶでしょう。出社が少なくリモートワークを主体とする企業の場合は、リモートワーク向けのマナーが求められます。
つまり、基本的なビジネスマナーだけの研修ではなく、自社に合わせた研修内容のカスタマイズが必要です。
社員研修のサービスを選ぶ際は、「カスタマイズに対応しているか」という選定基準も大きなポイントになるでしょう。
自社に合わせたカスタマイズができれば、研修受講の効果も高まります。
継続的なフォローアップ
新入社員ビジネスマナー研修は、継続的なフォローアップが必要です。
研修を受講する対象者は、社会人になりたての新卒者がほとんどだと考えられます。新入社員は、ビジネス経験もない状態で一度学ぶだけではビジネスマナーを定着できないかもしれません。
ビジネスマナーは、実際のビジネスシーンで生かして身につくスキルでもあります。
一度の研修機会だけでは理解できない点もあるため、継続的なフォローアップは必要です。
まとめ
新入社員ビジネスマナー研修では、社会人として備えておくべき基本的なビジネスマナーが学べます。
ただし、入社する会社の事情も知らないまま、一般的なビジネスマナーだけを信じてしまうと、実際のビジネス現場で生かせないかもしれません。つまり臨機応変な対応にも通じる点です。
新入社員向けの研修は、基本的なビジネスマナーだけではなく、自社に必要な内容も取り入れたカスタマイズが欠かせないでしょう。
アガルートでは、企業とのコミュニケーションを重視します。
新入社員向けの研修を依頼する際は、業種や企業の特徴、課題に合わせた相談も可能です。いただいた相談内容をもとに、カスタマイズした研修プログラムで提案させていただきます。