1級造園施工管理技士の過去問と解答一覧【第二次検定あり】
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国土交通省が公表している1級造園施工管理技士の直近5年間の平均合格率は40%前後。
短期合格するには、早いうちから、知識のインプットを行い、問題演習を繰り返し行い、十分アウトプットをすることです。特に実践力を高めるのは、過去問演習です。
このコラムでは、1級造園施工管理技士の第一次検定・第二次検定の過去問と解答を掲載しています。
また過去問例も紹介していますので、試験対策にご利用ください。
過去問のレベルが高いと感じた場合の学習法についても触れていますので、初学者・独学中の方は参考にしていただけると幸いです。
目次
令和5年度(2023年)1級造園施工管理技士の過去問・解答
以下では令和5年度(2023年)の1級造園施工管理技士第一次検定の試験問題を掲載しております。
閲覧は無料です。リンク先はPDFファイルとなっているためダウンロードもしていただけます。
令和5年度(2023年)1級造園施工管理技士第一次検定の過去問
解答・正答肢 |
こちら |
令和5年度(2023年)1級造園施工管理技士第二次検定の過去問
解答・正答肢 |
未公表 |
1級造園施工管理技士の問題例
1級造園施工管理技術検定の前年度の第一次検定・第二次検定の過去問題は、一般財団法人 全国建設研修センターのHPで公開されており無料で問題と解答/正答選択肢を確認することができます。
以下は令和5年度(2023年)の本試験の問題となります。
1級造園施工管理技士第一次検定試験問題Aの問題例
[問題5] 植物の虫害に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)コガネムシ類の幼虫は、地中に生息して、植物の根を食害し、苗木・幼木を枯死させる。
(2)ハムシ類の幼虫・成虫は、植物の芽や新葉などに群生して汁液を吸収し、植物の生育を妨げる。
(3)グンバイムシ類の幼虫・成虫は、植物の葉に針状の口を刺して吸汁し、吸汁箇所は白い斑点状となる。
(4)ミノガ類の幼虫は、葉や枝に作った巣に生息して、葉を食害する。
解答 2
[問題15] B.M.(標高19.00m)と測点間の水準測量を行った結果、下表に示す数値を得た。測点No.02の地盤高(m)として、正しいものはどれか。
ただし、誤差はないものとする。
測点 | 後視B.S.(m) | 前視F.S.(m) |
B.M. | 1.67 | |
No.01 | 2.41 | 3.18 |
No.02 | 1.61 | 1.69 |
(1)18.15m
(2)18.21m
(3)19.79m
(4)19.85m
解答 2
[問題30] 公共工事における請負工事費のうち、共通仮設費に含まれないものはどれか。
(1)準備及び後片付けに要する費用
(2)現場事務所の土地・建物の借上げに要する費用
(3)参考図書や事務用消耗品の購入に要する費用
(4)現場内における器材の運搬に要する費用
解答 3
1級造園施工管理技士第一次検定試験問題Bの問題例
[問題1] 次の条件でバックホウを用いて地山1,200㎥の床掘りを完了するために必要な最小日数として、正しいものはどれか。
ただし、人員、機械などは現場に用意されており、準備及び跡片付けなどの時間は考慮しないものとする。
〔条件〕
・バックホウの台数 :1台
・バケットの容量(ほぐし土量) :0.5㎥
・バックホウのサイクルタイム :45秒
・バックホウの作業効率 :0.8
・バックホウの1日平均作業時間 :6時間
・土量変化率(L) :1.20
(1)5日
(2)6日
(3)7日
(4)8日
解答 4
[問題12] 石材(JIS A 5003)に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)「はん点」は、石材の表面に他の材料の色の付いたものをいう。
(2)「き裂」は、石材の表面及び側面におけるひび割れをいう。
(3)「くされ」は、石材中の簡単に削り取れる程度の異質部分をいう。
(4)「そり」は、石材の表面及び側面における曲がりをいう。
解答 1
[問題18] 「建築基準法」に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)工事の施工者は、建築主事の確認を受けた工事を完了したときは、建築主事の検査を申請しなければならない。
(2)工事の施工者は、工事現場の見やすい場所に、建築主、設計者、工事施工者及び工事の現場管理者の氏名又は名称を表示しなければならない。
(3)工事の施工者は、工事の施工に伴う地盤の崩落、建築物の倒壊等による危害を防止するために必要な措置を講じなければならない。
(4)材料置場とするための仮設建築物を工事現場に設ける場合においては、建築主事等の確認は不要である。
解答 1
1級造園施工管理技士第二次検定必須問題の問題例
問題1 あなたが経験した主な造園工事のうち、工事の施工管理において「工程管理」又は「品質管理」上の課題があった工事を一つ選び、その工事について以下の設問(1)~(5)について答えなさい。(造園工事以外の記述は減点の対象となりません。)
〔注意〕記述した工事が、あなたが経験した工事でないことが判明した場合は失格となります。
(1) 工事名を具体的に記述しなさい。
(2) 工事内容など
(1)の工事に関し、以下の①~⑤について具体的に記述しなさい。
① 施工場所
②(ア)この工事の契約上の発注者名又は注文者名
(イ)この工事におけるあなたの所属する会社などの契約上の立場を、解答欄の〔 〕内の該当するものに〇を付けなさい。
「その他」に〇を付けた場合は( )に契約上の立場を記述しなさい。
③工期
④工事金額又は請負代金額
⑤工事概要
(ア)工事内容
(イ)工事数量(例:工種、種別、細別、規格、数量など)
(ウ)現場の状況及び周辺の状況〔必要に応じ、関連工事の有無など当該工事の施工に影響を与える事項、内容等などを含む〕
(3)上記の工事現場における施工管理上のあなたの立場を記述しなさい。
(4)上記工事の施工において、課題があった管理項目名(工程管理又は品質管理)及びその課題の内容(背景及び理由を含む)を具体的に記述しなさい。
(5)(4)の課題に対し、あなたが現場で実施した処置又は対策を具体的に記述しなさい。
解答
(1)
(2)① ② ③ ④ ⑤(ア)(イ)(ウ)
(3)
(4)
(5)
1級造園施工管理技士第二次検定選択問題の問題例
問題5 次に示す〔工事数量表〕及び〔工事に係る条件〕に基づく造園工事の安全管理に関して、以下の設問(1)~(5)について答えなさい。
〔工事数量表〕
工種 | 種別 | 細別 | 規格 | 単位 | 数量 | 備考 | ||
植栽工 | 高木植栽工 | ケヤキ | H(m) | C(m) | W(m) | 本 | 10 | 支柱取付け |
70. | 0.60 | 4.0 | ||||||
樹木整姿工 | 高中木整姿工 | クスノキ | H(m) | C(m) | W(m) | 本 | 15 | |
10.0 | 0.8 | 5.5 | ||||||
樹木育成工 | 樹勢回復工 | ハナミズキ | H(m) | C(m) | W(m) | 本 | 10 | 薬剤散布 |
4.0 | 0.25 | 4.0 |
〔工事に係る条件〕
・本工事は供用中の統合公園の一部区域の再整備を行うものであり、上記の工事数量表に基づく工事を施工するものである。
・本公園の位置は関東地方である。
・樹勢回復工は、ハナミズキの病害防除のため殺菌剤を動力噴霧器で葉面散布する。
・工事区域及びその周辺は、架空線など障害物はない。
・公園の周辺は、主に住宅地が広がっている。
・工期は6月1日から9月30日までとする。
(1)作業を開始する前に実施するツールボックスミーティングにおいて、作業員が安全に作業を進めるために、話題とすべき一般的な内容を3つ記述しなさい。
(ただし、現場責任者からの指示、現場の安全目標、服装・保護具、及び機械器具の点検に関する内容は除く。)
(2)次の記述は、リスクアセスメントの目的を示したものである。下線部の(a)~(c)について、その記述が適当な場合は〇印を、適当出ない場合は適当な語句を、それぞれ解答欄に記述しなさい。
・リスクアセスメントは、現場に(a)顕在している労働災害の発生原因となる危険性又は有害性を特定し、特定した危険性又は有害性を「災害の重大性」及び「(b)経済性への影響度」からリスクを見積り、それらを(c)除去又は低減し、安全衛星水準の向上を目指すことを目的とするものである。
(3)下表は、本工事区域内における次のA、Bの業務に関して、それぞれの業務に従事することが可能な資格か否かを示すものである。表中の(a)~(e)について、従事することが可能な資格であれば〇を、それを該当しなければ✕を解答欄に記入しなさい。
A:樹木の立込みの際に行う、吊り上げ荷重2.5トンの移動式クレーンの運転業務
B:樹木の剪定の際に行う、最も高く上昇させた場合の作業床の高さが5mの高所作業車の運転業務
当該業務への従事が可能な資格等 | |||
免許を取得した者 | 技能講習を修了した者 | 特別教育を修了した者 | |
A(移動式クレーンの運転業務) | (a) | (b) | (c) |
B(高所作業者の運転業務) | (d) | (e) |
(4)高木植栽工において移動式クレーンを用いたケヤキの立込み作業を行う際の安全管理に関し、次の(イ)、(ロ)について答えなさい。
(イ)移動式クレーンを用いた玉掛け作業に関し、次の記述のA~Cに当てはまる適当な数値を記入しなさい。
・「クレーン等安全規則」において、「事業者は、移動式クレーン等の玉掛用具である「ワイヤーロープの安全係数については、 A 以上でなければ使用してはならない。」とされている。
・「クレーン等安全規則」において、「事業者は、直径の減少が公称径の B パーセントをこえるワイヤーロープを移動式クレーン等の玉掛用具として使用してはならない。」とされている。
・「土木工事安全施工技術指針」において、「移動式クレーンのフックは吊り荷の重心に誘導し、吊り角度と水平面とのなす角度は C 度以内とする。」とされている。
(ロ)移動式クレーンを用いてケヤキの立込み作業を行っていたが、強風のため、移動式クレーンの作業について危険が予想されたので、作業を中止することとした。この場合に、移動式クレーンから離れる際に行うべき安全管理上の措置を具体的に2つ記述しなさい。
なお、移動式クレーンは荷を吊った状態ではなく、既にハンドブレーキをかけ、エンジンを停止し、電源を切る措置は講じられているものとする。
(5)樹木整姿工及び樹木育成工に関し、次の(イ)~(ハ)について答えなさい。
(イ)クスノキの太枝の剪定に当たり、作業員にチェーンソーを使用させることとした。
この際の作業員の振動障害を予防するために講じるべき措置を具体的に2つ記述しなさい。
(ただし、チェーンソーの選定基準、点検・整備、通勤の方法に関するものは除く。)
(ロ)高所作業車を用いて高さ5m以上で行う、クスノキの太枝の剪定に当たり、地上作業員の安全を確保するために行うべき措置を具体的に記述しなさい。
(ただし、剪定を行う作業員の墜落事故防止対策、及び地上作業員の保護帽に関する内容は除く。)
(ハ)ハナミズキの薬剤散布に当たり、公園利用者や公園周辺の住民などへの影響を防ぐために取るべき措置を具体的に2つ記述しなさい。
(ただし、農薬の選択及び使用方法(使用回数、使用量、使用濃度等)、作業後の農薬の処理、及び農薬使用の記録に関する内容は除く。)
解答
(1)
(2)
(3)a b c d e
(4) (イ)A B C
(ロ)
(5)(イ)
(ロ)
(ハ)