相続税法は、税理士試験における選択科目のひとつ。

日常生活でもなじみがある科目であるため、相続税法を選択しようと考えている方も多いのではないでしょうか。

相続税法のテキストや参考書には多くの種類があるため、どうやって選べばいいか迷ってしまいますよね。

本コラムでは、相続税法の独学におすすめのテキスト・参考書を紹介します。

テキストや参考書の選び方も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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相続税法の独学におすすめのテキスト・参考書3選

相続税法の独学におすすめのテキスト・参考書は、以下の3つです。

  1. 税理士試験教科書 相続税法シリーズⅠ〜Ⅲ
  2. 税理士受験シリーズ 38・39
  3. 税理士 相続税法 理論サブノート

それぞれのテキスト・参考書について、解説していきます。

1. 税理士試験教科書 相続税法シリーズⅠ〜Ⅲ

「税理士試験教科書 相続税法シリーズ」は、「独学者でもしっかり学べて確実に合格できる教材づくり」をコンセプトに作成されたテキストです。

本シリーズの特徴は、税理士試験講座の講師が制作に携わっていること。

出題範囲を網羅的に学べるだけでなく、最新の法令や出題傾向も反映されています。

また、本シリーズは基礎導入編・基礎完成編・応用編の3冊に分かれているため、レベルに応じて段階的に学習できます。

基礎導入編では、民法の規定からスタートし、税金計算の体系を学習。

基礎完成編で相続税額の計算を習得し、応用編では、非上場株式の評価や、応用的な試験対策に取り組みます。

なお、基礎導入編は教科書と問題集を兼ねているため、進捗の度合いを確認しながら学習を進められるでしょう。

2. 税理士受験シリーズ 38・39

「税理士受験シリーズ」は、TAC税理士講座が手がけるテキストシリーズです。

38・39は相続税法の理論問題に特化しているため、理論問題対策に力を入れたい方におすすめ。

38の「理論マスター」では、相続税法の基本構造を体系的に学べます。

重要度の高い内容がテーマ別に収録されているほか、赤シートに対応しているため、重要語句の暗記にも役立つでしょう。

また、39の「理論ドクター」では、要領よく解答するための応用力を習得できます。

コンパクトなA5判サイズで、持ち運びしやすいことも嬉しいポイントです。

3. 税理士 相続税法 理論サブノート

税理士 相続税法 理論サブノート」は、資格の大原税理士講座が手がける理論問題対策用テキストです。

相続税法に関する条文規定の中から特に重要度が高いものを整理し、暗記が必要な部分が抜粋されています。

赤シートを使って重要語句を暗記することで、着実に知識を定着できるでしょう。

また、各規定には過去の出題実績に基づいた重要度が記載されており、学習の優先順位を把握しやすくなっています。

さらに、出題分析表や過去問なども収録されており、これ1冊でさまざまな理論問題対策が可能。

理論の暗記に役立つテキストがほしい方におすすめです。

相続税法の独学におすすめの問題集3選 

相続税法の独学におすすめの問題集は、以下の3つです。

  1. 税理士 相続税法 総合計算問題集(基礎編・応用編)
  2. 相続税法 個別計算問題集
  3. 税理士試験問題集相続税法Ⅱ・Ⅲ

それぞれの問題集について、解説していきます。

1. 税理士 相続税法 総合計算問題集(基礎編・応用編)

「税理士 相続税法 総合計算問題集」は、資格の大原税理士講座が手がける問題集。

相続税法の問題集は基礎編と応用編の2冊に分かれているため、レベルに応じてステップアップが可能です。

基礎編では基礎的な計算問題の演習に取り組み、総合問題の形式の解答手順を習得。

応用編では、本番を意識した問題にチャレンジしながら、時間配分や解答の優先度を身につけられます。

相続税法に関する基本的な知識を習得後、問題演習に取り組みたい方におすすめです。

2. 相続税法 個別計算問題集

相続税法 個別計算問題集」は、TAC税理士講座が手がける計算問題集です。

本書は2024年度の試験に対応しており、2023年7月時点における税制改正の内容が反映されています。

出題傾向に合わせて重要度の高い規定が収録されているため、試験前のトレーニングに最適。

各章に重要ポイントが掲載されているため、復習しながら問題を解くことができます。

3. 税理士試験問題集相続税法Ⅱ・Ⅲ

「税理士試験問題集相続税法Ⅱ・Ⅲ」は、相続税法の出題内容が網羅された問題集です。

税理士試験の講師が制作に携わっており、最新の出題傾向が反映されています。

基礎完成編は、相続税額の計算や財産評価に関する問題が中心。

応用編では、非上場株式の評価や、納税猶予などに関する問題が収録されています。

チャプターごとに総合計算問題が収録されているため、学習内容の定着度を確認できるでしょう。

なお、本シリーズは同シリーズの教科書と連動しているため、セットでの使用もおすすめです。

相続税法のテキスト・問題集の選び方

相続税法のテキスト・問題集を選ぶ際は、以下のポイントに注目しましょう。

  • 解説がわかりやすいものを選ぶ
  • 学習レベルに合ったものを選ぶ
  • 最新のものを選ぶ

それぞれ詳しく解説していきます。

解説がわかりやすいものを選ぶ

相続税法のテキストや問題集を選ぶ際は、わかりやすい解説が記載されているものを選びましょう。

テキストの内容を一度に理解することは難しいため、章ごとに要点がまとめられているものがおすすめ。

加えて、解説の文章が自分にとってわかりやすいかどうかも重要なポイントです。

問題集を選ぶ際は、問題と解答だけでなく、解答の根拠や解法などが記載されているものが望ましいでしょう。

学習レベルに合ったものを選ぶ

相続税法のテキスト・問題集を選ぶ際は、自分の学習レベルに合ったものを選ぶことが重要です。

初学者の方が応用レベルのテキストに取り組んでも、内容を理解できません。

学習経験の有無や、今の自分のレベルを考慮し、適切なテキストや問題集を選びましょう。

例えば、相続税法を基礎から学びたい方には、内容が網羅された初心者向けのテキストがおすすめ。

対して、基礎的な学習を一通り終えている方には、応用的なテキストが必要です。

なお、多くのテキストは問題集と連動しているため、レベルに応じたテキストと問題集を併用することで、学習効果が向上します。

最新のものを選ぶ

税理士試験には法改正の内容が反映されるため、最新のテキストや問題集を選びましょう。

相続税や贈与税に関する法律は、時代に合わせて変化を続けています。

古いテキストや問題集では、法改正の内容がアップデートされないため、正しい知識を身につけられません。

特に、複数年にわたって相続税法の勉強を続けている方は、前年のテキストや問題集を使い回さないよう注意しましょう。

相続税法の独学におすすめのテキスト・問題集6選!まとめ

本コラムでは、相続税法の独学におすすめのテキストや問題集を6選紹介しました。

相続税法は選択科目であるため、必ず受験しなければならない訳ではありません。

しかし、自分の生活に役立つ知識を得られるため、人気が高い科目です。

また、会計に関する知識だけでなく、法律に関する内容が出題されるという特徴があります。

独学で相続税法の試験に挑む場合、適切なテキストや問題集を選び、計画的に学習に取り組むことが重要です。

また、合格するまでに時間がかかりすぎると、法改正により、学習範囲が増えてしまうことも。

スムーズな合格を目指したい方は、通信講座の利用を検討してみましょう。

通信講座の長所は、合格に必要な内容がコンパクトにまとまっていること。

また、学習の優先順位が明確なため、最短の時間で最大の学習効果が期待できます。

さらに、通学の必要がないため、自分のペースで学びたい方や、仕事と試験勉強を両立したい方にも最適です。

通信講座に興味をお持ちの方は、無料の受講相談からはじめてみてはいかがでしょうか。

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