固定資産税は、税理士試験における選択科目のひとつ。

固定資産税の科目を受験する際は、自分に合ったテキストや問題集を選び、十分な対策を行いたいですよね。

本コラムでは、固定資産税の学習におすすめのテキスト・問題集を紹介します。

テキストや問題集の選び方も解説しているため、教材選びにぜひお役立てください。

固定資産税のおすすめテキスト・参考書2選

固定資産税の学習におすすめのテキスト・参考書は、以下の2つです。

1. 税理士 固定資産税 理論サブノート
2. 税理士受験シリーズ43 固定資産税 理論マスター

それぞれのテキスト・参考書について、解説します。

1. 税理士 固定資産税 理論サブノート

「税理士 固定資産税 理論サブノート」は、資格の大原のノウハウが詰まった参考書です。

本書の特徴は、固定資産税の理論問題対策に特化していることです。

固定資産税に関する条文規定のうち、特に重要な項目だけが整理されているため、出題範囲を体系的に学習したい方におすすめ。

また、理論問題の各規定には★印が記載されており、★印の数によって重要度を一目で把握できます。

さらに、巻末付録として出題分析表や過去問題が収録されているため、学んだ知識をアウトプットしながら学習を進められます。

2. 税理士受験シリーズ43 固定資産税 理論マスター

「税理士受験シリーズ43 固定資産税 理論マスター」は、資格の学校TACが手がける理論問題対策用テキストです。

本書の特徴は、固定資産税に関する内容がテーマ別に収録されていることです。

税理士試験に関する最新の法改正に対応しているため、これから固定資産税の受験を予定している方はもちろん、以前から固定資産税の勉強を続けている方にもおすすめ。

また、過去の本試験問題や、出題傾向分析なども掲載されているため、過去問対策としても役立ちます。

固定資産税のおすすめ問題集2選

固定資産税の学習におすすめの問題集は、以下の2つです。

1. 税理士 固定資産税 総合計算問題集
2. 固定資産税 計算問題＋過去問題集

それぞれの問題集について、解説します。

1. 税理士 固定資産税 総合計算問題集

「税理士 固定資産税 総合計算問題集」は、資格予備校の老舗「資格の大原」が手がける計算問題集です。

本書の特徴は、固定資産税の総合計算問題が難易度別に収録されていることです。

各問題の難易度が3ランクに分類され、さらに基礎編と応用編に分かれているため、学習順序を判断しやすくなっています。

固定資産税の合格に必要な論点が網羅されているため、これ1冊でさまざまな問題の対策を行えるでしょう。

また、本試験に近い形式の問題が収録されているため、解答手順の見直しや、試験前の総まとめに最適です。

2. 固定資産税 計算問題＋過去問題集

「固定資産税 計算問題＋過去問題集」は、5年分の過去問題と、厳選された計算問題が収録された問題集です。

本書には、本試験の合格に必要な基礎問題や、出題実績に基づく総合問題が豊富に収録されています。

基礎問題・応用問題・本試験問題の3部構成になっているため、段階的に学習を進められるでしょう。

また、各問題に制限時間の目安が記載されているため、本試験のペースに慣れておきたい方におすすめ。

さらに、過去10年分の試験出題論点一覧が掲載されているため、出題傾向の把握にも役立ちます。

固定資産税のテキスト・問題集の選び方

固定資産税のテキスト・問題集を選ぶ際は、以下のポイントに注目しましょう。

• 最新年度に対応しているものを選ぶ
• 理解しやすいものを選ぶ
• 目的に合ったものを選ぶ

それぞれ詳しく解説していきます。

最新年度に対応しているものを選ぶ

固定資産税のテキストや問題集を選ぶ際は、最新年度に対応しているかどうかを確認しましょう。

税に関する法令は、たびたび改正が行われます。

試験では最新の法令に関する問題が出題されるため、前年のテキストや参考書を使い続けることはおすすめできません。

また、古い問題集には最新の出題傾向が反映されていないため、十分な対策を行えない可能性があります。

テキストや問題集の年度を確認し、どの時点の施行法令に準拠しているかを把握したうえで判断しましょう。

理解しやすいものを選ぶ

固定資産税の学習に取り組む際は、自分が理解しやすいと感じるテキストや問題集を選ぶことが重要です。

固定資産税は比較的身近な税金ですが、税理士試験では応用的な理論も出題されます。

テキストや参考書を使って勉強する場合、文章だけでは理解しにくいと感じるかもしれません。

文章での解説に加え、図や表が豊富に使われているものなら、視覚的に理解を深められるでしょう。

可能であれば、実際にテキストや問題集を手に取って、中身を確認してみることがおすすめです。

目的に合ったものを選ぶ

固定資産税のテキストや問題集を選ぶ際は、自分が求める目的に合ったものを選びましょう。

基礎知識を身につけたい初学者の方には、内容が網羅されたテキストがおすすめ。

応用力や実践力を高めたい方には、総合計算問題集や、過去問題集が適しています。

また、本試験前にアウトプットを強化したい場合は、できるだけ多くの問題が収録された問題集を選ぶ必要があります。

テキストや問題集の使用目的を明確化し、条件に合ったものを選べば、効果的な対策を行えるでしょう。

固定資産税のテキスト・問題集おすすめ4選！まとめ

本コラムでは、固定資産税の学習におすすめのテキストや問題集を4選紹介しました。

固定資産税は、選択科目の中でも比較的人気が高い科目であると言われています。

理論問題と計算問題の両方が出題されるため、適切な対策を行いましょう。

また、計算量が多い問題にも対応できるよう、十分な演習量を確保しておくことがおすすめです。

一方で、固定資産税は必須科目ではないため、簿記論や財務諸表論に比べて教材の選択肢が限られています。

市販の教材が合わないと感じる方は、通信講座の利用を検討してみましょう。

通信講座では、テキストや問題集に加えて、講義動画を視聴しながら学習を進めます。

講義を繰り返し視聴できるため、独学よりもスムーズに理解を深められるでしょう。

また、質問対応などのフォロー制度が充実した通信講座を選べば、不明点を速やかに解決できます。

固定資産税の勉強方法でお悩みの方は、通信講座の受講相談などを活用してみてはいかがでしょうか。