税理士試験の受験料について解説!受験費用はいくら?支払い方法は収入印紙のみ?
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税理士になるには、5科目の試験に合格しなければなりません。
受験科目数によって受験料が異なるため、いくらかかるか気になるという方も多いのではないでしょうか。
試験勉強の費用だけでなく、受験にかかるコストも把握しておきたいですよね。
本コラムでは、税理士試験の受験料について解説します。
受験料の支払い方法や過去の値上げについても触れているため、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
税理士試験の受験料はいくら?
税理士試験の受験手数料は1科目4,000円、2科目以上の場合は1科目追加ごとに1,500円が加算されます。
5科目同時に受験する場合、1科目あたりの単価は2,000円となります。
一度に受験する科目数が多いほど、科目あたりの単価が下がるという点に注目しましょう。
ただしこの科目数には、免除申請される科目は含まれません。
また、税理士試験の受験手数料はほかの会計関連資格と比較して価格が安いと言われています。たとえば公認会計士の受験料は19,500円であり、税理士試験5科目を受験した場合よりも高額です。
税理士試験の受験申込科目数ごとの受験手数料をまとめると、以下のようになります。
受験申込科目数 | 受験手数料 |
---|---|
1科目 | 4,000 円 |
2科目 | 5,500 円 |
3科目 | 7,000 円 |
4科目 | 8,500 円 |
5科目 | 10,000 円 |
税理士試験の支払い方法は収入印紙のみ?
税理士試験の受験手数料の支払い方法は収入印紙のみとなっています。
金融機関への振込や現金による支払いはできないため、注意が必要です。
ここからは、税理士試験の受験手数料の支払い方法および注意事項について解説します。
税理士試験の受験手数料の支払い方法
1.受験手数料の確認
先に述べた通り、税理士試験の受験手数料は受験申込科目数によって異なります。自分の受験申込科目数に応じた受験手数料を確認しましょう。
2.収入印紙の購入
受験手数料を確認したら、手数料分の収入印紙を購入します。
収入印紙は郵便局・法務局・コンビニなどで購入可能です。
使用できる印紙は収入印紙に限られており、登記印紙・切手・証紙類による支払いはできません。購入時には、印紙の種類と金額を必ず確認しましょう。
3.収入印紙の貼付
購入した収入印紙は、税理士試験受験願書の所定の位置に貼付しましょう。
その際、受験手数料の金額と収入印紙の額面に過不足がないことを確認してください。
また、貼付する収入印紙は、消印がない新しいものを使用しましょう。
4.受験申込書類の郵送
受験手数料の支払いは、収入印紙を貼付した税理士試験受験願書の送付によって行います。
つまり、受験申込と同時に、受験手数料の支払いが完了する仕組みです。
受験申込の際に必要となるその他の書類は受験者の条件によっても異なるため、申込方法の詳細は国税庁 税理士試験の受験案内をご確認ください。
受験手数料支払いにおける注意事項
一度納付した受験手数料は返還されません。受験しなかった場合にも、受験手数料の返還を受けることはできないため、注意しましょう。
税理士試験の受験料は値上げされた?
税理士試験の受験料は、2018年(平成30年)に値上げされています。
値上げ前の受験手数料は、1科目の場合3,500円、2科目以上の場合は1科目追加ごとに1,000円が加算されていました。
値上げ前後の受験手数料は以下の通りです。
受験申込科目数 | 受験手数料(値上げ前) | 受験手数料(値上げ後) |
---|---|---|
1科目 | 3,500 円 | 4,000 円 |
2科目 | 4,500 円 | 5,500 円 |
3科目 | 5,500 円 | 7,000 円 |
4科目 | 6,500 円 | 8,500 円 |
5科目 | 7,500 円 | 10,000 円 |
現在の受験手数料と比較すると、1科目の受験で500円・5科目の場合は2,500円値上げされていることがわかります。
なお、受験手数料の値上げは、2018年(平成30年)に実施された「平成30年度税制改正大綱」が背景となっています。
デフレ脱却を目的とした税制改正大綱では、税制措置に関するさまざまな改正が行われました。
所得税や消費税の見直しが行われる中、納税環境整備の一環として、税理士試験の受験手数料の値上げが実施されました。
税理士試験の受験料・費用について解説!まとめ
税理士試験の受験手数料は受験申込科目数によって異なり、1科目の場合4,000円、2科目以上の場合は1科目追加ごとに1,500円が加算されます。
そのため、一度に受験する科目数が多いほど、1科目ごとの単価は下がります。
受験しなかった場合でも、一度支払った受験手数料は返還されないため注意しましょう。
また、受験手数料の支払い方法は収入印紙に限られており、現金による支払いや、金融機関への振込はできません。
税理士試験受験願書に受験手数料分の収入印紙を貼付し、必要な申込書類と一緒に提出しましょう。
税理士試験の受験手数料は、受験する科目数によって決まります。
各科目の試験は何度でも再受験できますが、受験回数が多くなれば、トータルで支払う受験手数料の金額も高くなります。
余分なコストをかけないためにも、科目ごとに十分な対策を行い、スムーズな合格を目指しましょう。
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