2024年(令和6年)には、第74回税理士試験が実施されます。

今年の試験日や、申込のスケジュールが気になるという方も多いのではないでしょうか。

本コラムでは、2024年(令和6年)における税理士試験の日程や、よくある質問について解説します。

科目ごとの日程や時間割なども紹介しているため、税理士試験の受験を予定されている方はぜひ参考になさってください。

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2024年(令和6年)税理士の試験日はいつ?

税理士試験日程

2024年(令和6年)における税理士試験の試験日は、2024年8月6日(火)〜8月8日(木)です。

また、官報公告から合格発表までの実施スケジュールは以下の通りです。

  • 試験実施官報公告:2024年4月5日
  • 受験申込受付:2024年4月22日~5月10日
  • 試験実施:2024年8月6日~8月8日
  • 合格発表:2024年11月29日

※上記の日程は2024年2月現在の予定であり、変動する可能性があります。最新の情報は、今後の官報公告をご確認ください。

2024年(令和6年)税理士試験のスケジュール

ここでは、2024年(令和6年)における税理士試験のスケジュールについて解説します。

試験実施官報公告:2024年4月5日

2024年(令和6年)税理士試験の実施概要は、2024年4月5日(金)に告知されました。

官報公告日は、例年4月上旬から4月中旬頃となっています。

受験申込受付:2024年4月22日~5月10日

2024年(令和6年)税理士試験の受験申込受付は、2024年4月22日(月)〜5月10日(金)です。

受験申込受付期間は、例年4月中旬から5月中旬頃です。

ここからは、受験申込の流れを解説します。

1. 申込書類の入手

税理士試験の申込用紙は、各国税局および沖縄国税事務所(以下、国税局等)で交付されます。

国税局等での交付時間は、午前9時から午後5時までです。

また、郵送によって申込用紙を請求することも可能です。

いずれの場合も交付期間が定められているため、今後の発表を確認し、期間内に申込書類を入手しましょう。

以下に、郵送で請求を行う場合の注意点を記載します。

  • 封筒の表面に赤字で「税理士請求」と記載すること
  • 郵便番号・住所・氏名を明記したA4判大の返信用封筒を同封すること(必ず140円分の切手を貼付すること)
  • 1人1部ずつ請求すること

2. 必要書類の準備

申込書類を入手したら、必要書類の準備を行います。

受験申込に必要な書類は、以下の通りです。

  • 税理士試験受験願書
  • 税理士試験受験申込書(兼写真票)
  • 受験票

また、各条件に該当する方は、それぞれ必要書類を添付しましょう。

  • 税法に属する科目受験者:受験資格を有することを証する書面
  • 一部科目合格者:一部科目合格(免除)通知番号が確認できる書面
  • 学識等による一部科目の試験免除を受ける方:学識等による一部科目の試験免除申請に必要な書類

なお、受験資格を有することを証する書面については、証明書の発行日に関する制限はありません。

また、前回までに受験の申込を行ったことがある方は、別途提出書類が必要になる場合があります。

詳しい内容は、国税庁 税理士試験の受験案内をご確認ください。

3. 申込書類の郵送

続いて、申込書類を郵送によって提出します。受付期間を確認のうえ、期間内に提出しましょう。

申込書類の郵送先は、試験を受ける受験地を管轄する国税局等です。

また、書類の提出方法は郵送に限定されています。国税局等の窓口に直接持参しても受理されないため注意しましょう。

以下に、申込書類郵送時の注意点を記載します。

  • 申込書類は完備した状態で送付すること
  • 受験票の裏面に受験者の郵便番号・住所・氏名を明記すること
  • 必要金額の切手を貼ること
  • A4判大封筒の表面に赤字で「税理士受験」と記載すること
  • 封筒に差出人の住所および氏名を記載すること
  • 一般書留・簡易書留・特定記録郵便のいずれかで送付すること
  • 複数名の申込書類を同封しないこと

これらの事項を満たしていない場合や、受付期間外に送付された申込書類については、受理されない場合があります。

受験案内をよく確認し、不備がないよう注意しましょう。

2024年税理士試験の申し込み期間について

受験申込受付期間は例年4月中旬から5月中旬頃ですが、2024年(令和6年)の申込期間は、少し前倒しとなっているため、注意しましょう。

試験実施:2024年8月6日~8月8日

2024年(令和6年)の税理士試験の試験日は、2024年8月6日(火)〜8月8日(木)です。

税理士試験の日程は、例年8月上旬から中旬頃となっています。

試験を受ける際は、受験案内をよく確認し、持ち物や禁止事項などを把握しておきましょう。

合格発表:2024年11月29日

2024年(令和6年)における税理士試験の合格発表は、2024年11月29日(金)です。

合格発表の日程は、例年11月下旬から12月上旬頃です。

合格証書および通知書は、合格発表日以降に到着するように発送されます。

さらに、合格者の情報が官報に掲載されます。

合格発表の方法は合格者の種類によって異なるため、自分がどの合格者に該当するかを確認しておきましょう。

なお、2024年 (第74回) の試験から、官報に掲載される合格者情報の内容が変わります。

以前は受験地・受験番号・合格者氏名が掲載されていたのに対し、2024年 (第74回) の試験からは、合格者の氏名が掲載されません。

氏名による確認ができなくなるため、合格発表まで受験番号を控えておきましょう。

以下に、各合格者の合格発表方法を記載します。

 税理士試験合格者(5科目合格)

合計科目数が5科目に達し、税理士試験に合格された方には合格証書が郵送されます。

また、合格発表予定日の官報に受験者情報が掲載されます。

ただし、過去の試験で合格した科目がある方のうち、免除申請を行わなかった方には、合格証書が発行されません。

この場合は、申請により「税理士試験免除決定通知書」の発行を受けることができます。

一部科目合格 (免除決定) 者または研究の認定を受けた者

税理士試験等結果通知書が郵送されます。

なお、この通知書は今後の税理士試験の受験申込みの際に必要となる場合があるため、大切に保管しておきましょう。

合格点に達しなかった科目のある者

得点を記載した税理士試験結果通知書が郵送されます。

 ただし、 受験されなかった方には、通知書は発行されません。

なお、税法科目を受験した方は、 この通知書をもって税理士試験の受験資格を証明することができます。

今後の税理士試験の受験申込みの際に必要となるため、大切に保管しましょう。

2024年(令和6年)税理士試験の科目ごとの日程 

2024年(令和6年)における税理士試験の科目ごとの日程は、8月6日(火)に簿記論・財務諸表論・消費税法又は酒税法、8月7日(水)に法人税法・相続税法・所得税法、8月8日(木)に国税徴収法・固定資産税・住民税又は事業税となっています。

科目日程
会計学簿記論8月6日(火)
財務諸表論
税法消費税法又は酒税法
法人税法8月7日(水)
相続税法
所得税法
国税徴収法8月8日(木)
固定資産税
住民税又は事業税
参考:令和6年度(第74回)税理士試験公告|国税庁

過去に行われた試験でも、毎回1日目に簿記論・財務諸表論・消費税法又は酒税法、2日目に法人税法・相続税法・所得税法、3日目に国税徴収法・固定資産税・住民税又は事業税が実施されています。

例年毎回同じ組み合わせであるため、今後も同様の日程であることが予想されます。

2024年(令和6年)税理士試験の試験時間・時間割

2024年(令和6年)における税理士試験の時間割は、以下の通りです。

月日試験時間科目
8月6日(火)9:00~11:00簿記論
12:30~14:30財務諸表論
15:30~17:30消費税法又は酒税法
8月7日(水)9:00~11:00法人税法
12:00~14:00相続税法
15:00~17:00所得税法
8月8日(木)9:00~11:00国税徴収法
12:00~14:00固定資産税
15:00~17:00住民税又は事業税
参考:令和6年度(第74回)税理士試験公告|国税庁

税理士試験の試験時間においては、1科目あたり120分と定められています。

また、科目ごとの日程も毎年同じであるため、今後も同様の時間割で実施されることが予想できます。

税理士の試験日についてよくある疑問|試験は平日のみ?過去の日程は?など

ここでは、税理士の試験日に関するよくある疑問を紹介します。

税理士試験は年に何回?

税理士試験は、年に1回実施されます。

試験は3日に分けて行われ、1回につき合計11科目の試験が実施されます。

税理士試験は平日のみ?

税理士試験は、平日、火曜日から木曜日にかけて実施されます。

ただし、過去には平日に2日・祝日に1日実施された例もあります。

過去の税理士試験の日程は?

税理士試験の日程は固定されていませんが、例年の試験日は8月上旬~中旬頃です。

以下に、過去10回の税理士試験の試験日および合格発表予定日を記載します。

実施回試験日合格発表予定日
第74回2024年8月6日(火)~8月8日(木)2024年11月29日(金)
第73回2023年8月8日(火)~8月10日(木)2023年11月30日(木)
第72回2022年8月2日(火)~8月4日(木)2022年11月30日(水)
第71回2021年8月17日(火)~8月19日(木)2021年12月17日(金)
第70回2020年8月18日(火)~8月20日(木)2020年12月18日(金)
第69回2019年8月6日(火)~8月8日(木)2019年12月13日(金)
第68回2018年8月7日(火)~8月9日(木)2018年12月14日(金)
第67回2017年8月8日(火)~8月10日(木)2017年12月15日(金)
第66回2016年8月9日(火)~8月11日(木・祝)2016年12月16日(金)
第65回2015年8月18日(火)~8月20日(木)2015年12月18日(金)

税理士試験の着席時間は?

税理士試験の着席時間は、各試験開始時間の15分前までです。

各科目の試験開始前に注意事項の説明が行われるため、必ず着席時間までに着席しましょう。

着席時間までに着席していないと、試験を受けられない場合があります。

また、自分の受験番号と異なる席に着席してしまった場合は欠席扱いとなります。

着席時間よりも前に到着し、余裕をもって試験に臨みましょう。

2024年(令和6年)税理士試験の日程は?まとめ

本コラムでは、2024年(令和6年)税理士試験の日程について解説しました。

以下に、予定されている税理士試験の実施スケジュールを再掲します。

  • 試験実施官報公告:2024年4月5日
  • 受験申込受付:2024年4月22日~5月10日
  • 試験実施:2024年8月6日~8月8日
  • 合格発表:2024年11月29日

例年の税理士試験は8月上旬~中旬に実施されますが、今回も同時期での開催が予定されています。

ただし、申込受付日は昨年よりも前倒しになっています。

また、今回の試験より、合格発表者の氏名が官報公告に記載されません。

例年と異なる点があるため、注意しましょう。

なお、科目ごとの日程や、詳しい時間割については、まだ詳細が発表されていません。

これから発表される試験実施官報公告や受験案内などを確認のうえ、試験本番に備えましょう。

税理士試験に関するニュース

国税庁は、2024年8月6日(火)~8月8日(木)に、税理士試験を実施しました。
合格者の発表は、2024年11月29日(金)に予定されています。
次回の税理士試験日程は、2025年4月上旬に税理士試験公告にて公開予定です。

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