法人税法は、税理士試験の科目の中でも特に難易度が高い科目であると言われています。

市販のテキストや問題集も少ないため、どれを選べばいいかわからないと感じる方も多いのではないでしょうか。

本コラムでは、法人税法の独学におすすめのテキスト・参考書を紹介します。

独学で法人税法を受験しようと考えておられる方は、ぜひ最後までご覧ください。

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法人税法の独学におすすめのテキスト・参考書3選

法人税法の独学におすすめのテキスト・参考書は、以下の3つです。

  • 税理士試験教科書シリーズⅠ〜Ⅲ
  • 税理士 法人税法 完全無欠の総まとめ
  • 税理士受験シリーズ 34・35

それぞれのテキスト・参考書について、解説していきます。

1. 税理士試験教科書シリーズⅠ〜Ⅲ

「税理士試験教科書シリーズⅠ〜Ⅲ」は、ネットスクール株式会社が手がける、法人税法の教科書シリーズです。

基礎導入編・基礎完成編・応用編の3冊に分かれており、基礎導入編には問題集がセットになっています。

本書の特徴は、側注部分に補足説明が記載されており、理解を深めやすいという点です。

また、法人税法の基本的な考え方や納税義務者に至るまで、税理士試験における出題内容が網羅されています。

さらに、改訂版は最新の税制改正に対応しているため、試験対策に最適です。

2. 税理士 法人税法 完全無欠の総まとめ

税理士 法人税法 完全無欠の総まとめ」は、多くの受講生を合格に導いている資格スクール「資格のTAC」が手がけるテキストです。

TACのノウハウが盛り込まれているため、法人税法の独学に最適。

また、試験対策に必要なポイントが整理されているため、はじめて法人税法の学習に取り組む方にもおすすめです。

加えて、「学習度チェック」や赤シートを使った確認により、学習の進捗を把握できます。

3. 税理士受験シリーズ 34・35

「税理士受験シリーズ 34・35」も、資格のTACが手がける法人税法のテキストです。

本書は理論問題対策に特化しているため、理論問題が苦手な方におすすめ。

「理論マスター」と「理論ドクター」の2冊に分かれており、いずれも最新の本試験の出題傾向が反映されています。

理論マスターには、法人税法の条文や、問題の解答に必要な内容を収録。

また、理論ドクターでは、論述対策も可能です。

さらに、理論問題は基礎力養成・実力養成・質疑応答の3タイプに分類されているため、強化したいカテゴリーを選んで学習できます。

法人税法の独学におすすめの問題集3選

法人税法の独学に役立つおすすめの問題集は、以下の3つです。

  1. 税理士受験シリーズ 11〜13
  2. 税理士 法人税法 総合計算問題集
  3. 税理士 14 法人税法 過去問題集

それぞれの問題集について、解説していきます。

1. 税理士受験シリーズ 11〜13

「税理士受験シリーズ 11〜13」は、法人税法について論点ごとにトレーニングを行える問題集です。

個別計算問題集・総合計算問題集 基礎編・総合計算問題集 応用編の3冊に分かれており、習熟度に合わせて使用できます。

本書の特徴は、法人税法の本試験に役立つ総合問題形式の問題が収録されているという点です。

解答に必要な条文や、問題の解法が詳しく記載されているため、解答のプロセスを身につけられるでしょう。

また、各問題には標準的な解答時間が記載されているため、本試験に向けた演習におすすめです。

2. 税理士 法人税法 総合計算問題集

税理士 法人税法 総合計算問題集」は、資格の大原が手がける法人税法の総合計算問題集です。

比較的やさしい問題から、難度の高い問題までをバランスよく収録。

多様な総合計算問題の中から、特に出題頻度の高い論点が厳選して掲載されています。

また、解答の糸口となるポイントが掲載されているため、自信を持って解答できるでしょう。

加えて、A4サイズの解答用紙をダウンロードできるため、自宅で簡単にプリントアウトして使用できます。

3. 税理士 14 法人税法 過去問題集

税理士 14 法人税法 過去問題集」は、過去5年分の本試験問題と過去15年間の出題分析が収録された、税理士試験法人税法の過去問題集です。

問題の解説には、資格の学校TACのノウハウが満載。

また、模範解答には、TACによる採点基準や予想合格ラインなども記載されています。

さらに、本試験に近い形式の答案用紙が別冊で付属しているため、本番を想定した演習にも役立つでしょう。

計算問題集によるトレーニングを終えた方や、本試験前の力試しをしたい方におすすめです。

法人税法のテキスト・問題集の選び方

法人税法のテキスト・問題集を選ぶ際は、以下の条件に注目しましょう。

  • 目的に合ったものを選ぶ
  • 最新の法改正に対応しているものを選ぶ
  • テキストに対応した問題集があるものを選ぶ

目的に合ったものを選ぶ

法人税法のテキスト・問題集を選ぶ際は、目的に合ったものを選びましょう。

例えば、法人税について基礎から学びたい方と、応用的な力を身につけたい方とでは、使用するべきテキストが異なります。

また、知識の定着度を確認したい場合には基礎的な内容の問題集を使用し、本試験前の演習を行いたい場合は過去問や予想問題集を使用するなど、問題集を使い分けることも重要です。

テキストや問題集を使用する目的を明確に定め、課題の解決に役立つと思われるものを選べば、失敗が少ないでしょう。

最新の法改正に対応しているものを選ぶ

法人税関係法令は度々改正が行われるため、テキストや問題集を選ぶ際は、最新の法改正に対応しているかどうかを確認しましょう。

法人税は非常に難易度が高い科目であるため、学習期間が数年におよぶことも少なくありません。

独学の場合は法改正に関する情報を自力で収集しなければならないため、注意が必要です。

古いテキストや問題集を使い回さず、できるだけ最新版のものを使用しましょう。

テキストに対応した問題集があるものを選ぶ

独学で法人税法を学ぶ際は、テキストに対応した問題集があるものがおすすめです。

同じシリーズのテキストと問題集は内容がリンクしているため、復習や不明点の確認をスムーズに行えるでしょう。

また、テキストと問題集を交互に使用すれば、インプットとアウトプットによる知識の定着が期待できます。

法人税法の独学におすすめのテキスト・問題集6選!まとめ

本コラムでは、法人税法の独学におすすめのテキスト・問題集を6選紹介しました。

法人税法は、税理士試験の科目の中でも特に難易度が高い科目として知られています。

法人税法の試験では、税法の規定に加え、各論点における計算問題や、総合問題などが出題されます。

学習範囲が広く、さまざまな形式の問題に対応しなければならないため、独学で法人税法に取り組む場合は、十分な学習期間を確保しておきましょう。

独学では合格が難しいと感じる方や、1日も早く税理士を目指したい方には、通信講座がおすすめ。

通信講座なら、自宅に届く教材と講義動画を使って、自分のペースで学べます。

働きながら法人税法の合格を目指したい方でも、生活と勉強を両立しやすいでしょう。

また、市販のテキストや問題集を探す必要がないため、時間を有効に活用できます。

法人税法の通信講座に興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。

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