消費税法は、税理士試験における選択科目の中でも人気が高い科目です。

税理士としての実務に役立つ科目であるため、しっかり学んでおきたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

消費税法を学ぶなら、自分に合ったテキストや問題集を選びたいですよね。

本コラムでは、消費税法の独学におすすめのテキスト・参考書を紹介します。

テキストや参考書の選び方も解説しているため、ぜひ参考になさってください。

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消費税法のおすすめテキスト・参考書3選

消費税法の学習におすすめのテキスト・参考書は、以下の3つです。

  1. みんなが欲しかった! 税理士 消費税法の教科書&問題集 (1)〜(3)
  2. 税理士受験シリーズ 41・42
  3. 税理士 消費税法 理論サブノート

それぞれのテキスト・参考書について、解説していきます。

1. みんなが欲しかった! 税理士 消費税法の教科書&問題集 (1)〜(3)

「みんなが欲しかった! 税理士 消費税法の教科書&問題集(1)〜(3)」は、TAC税理士試験講座が手がける消費税法のテキストです。

論点ごとにテキストが分かれており、 取引分類および課税標準・仕入税額控除・納税義務などの重要論点を順番に学習できます。

また、付属の問題集を取り外して使用できるため、学んだ知識のアウトプットや復習にも役立ちます。

本シリーズの特徴は、TAC式の税理士試験完全合格メソッドが書籍化されていること。

イラストを用いた詳しい解説により、必要な論点を効率よく学べます。

また、躓きやすいポイントには「ひとことコメント」が記載されているため、スムーズに学習を進められるでしょう。

2. 税理士受験シリーズ 41・42

「税理士受験シリーズ41・42」は、TAC税理士講座が手がけるシリーズのうち、消費税法の理論問題対策に特化した2冊です。

41の「理論マスター」では、条文を基礎とした理論問題を解説。

42の「理論ドクター」では、個別理論問題に加え、複数の条文を使って解答する総合理論問題について学習します。

特に難易度が高いとされている総合理論問題の対策を行いたい方や、問題の解答に必要な応用力を身につけたい方におすすめです。

3. 消費税法 理論サブノート

消費税法 理論サブノート」は、資格の大原が手がける理論問題対策用テキストです。

消費税法に関する重要な条文規定がコンパクトに整理されており、限られた学習時間で効果的に知識を習得できます。

内容ごとに条文がグループ分けされているため、消費税法を体系的に学びたい方におすすめ。

また、過去の出題実績に基づく重要度のレベルが記載されているため、暗記の優先順位を一目で把握できます。

コンパクトなB6サイズで片手で持ちやすい製本になっているため、スキマ時間の学習にも便利です。

消費税法のおすすめ問題集3選

消費税法の学習におすすめの問題集は、以下の3つです。

  • 消費税法 過去問題集
  • 税理士試験問題集消費税法Ⅰ〜Ⅲ
  • 税理士 消費税法 総合計算問題集(基礎編・応用編)

それぞれの問題集について、解説していきます。

1. 消費税法 過去問題集

消費税法 過去問題集」は、TAC出版が手がける過去問題集です。

本書には過去5年分の試験問題が収録されており、出題傾向の把握に役立ちます。

また、模範解答には、TACが推定する採点基準や詳しい解説が掲載されているため、 得点のポイントを把握しながら学習を進められます。

さらに、各試験における予想合格ラインが記載されているため、学習の到達度を客観的に把握できるでしょう。

本試験形式の答案用紙をダウンロードできるため、繰り返し過去問を解きたい方にもおすすめです。

2. 税理士試験問題集消費税法Ⅰ〜Ⅲ

「税理士試験問題集消費税法Ⅰ〜Ⅲ」は、ネットスクール株式会社が手がける消費税法の問題集です。

本シリーズは参考書と問題集の両方が提供されており、消費税に関する問題集は、Ⅰ〜Ⅲまでの3冊に分かれています。

「基礎導入編」は教科書と問題集がセットになっているため、不明点を振り返りながら問題を解くことが可能。

また、基礎完成編および応用編の2冊には、消費税の計算規定や特殊論点に関する問題が収録されています。

ネットスクールのテキストと併用したい方や、独学に適した問題集が欲しい方におすすめです。

3. 税理士 消費税法 総合計算問題集(基礎編・応用編)

「税理士 消費税法 総合計算問題集」は、資格の大原税理士講座が手がける計算問題集です。

総合計算問題集は基礎編と応用編に分かれており、それぞれ異なる問題が収録されています。

基礎編では、出題頻度の高い問題を網羅的に解くことができます。

納税義務の判定・簡易課税制度・取引分類などの重要論点の理解度を確認できるでしょう。

また、応用編では、難易度が高い問題や、事業継承などの応用的な問題が出題されます。

問題の内容に応じて使い分けることで、学習レベルに合った十分な演習量を確保できるでしょう。

消費税法のテキスト・問題集の選び方

消費税法のテキスト・問題集を選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。

  • 最新の法改正に対応しているものを選ぶ
  • 丁寧な解説が記載されているものを選ぶ
  • 目的に合ったものを選ぶ

それぞれ詳しく解説していきます。

最新の法改正に対応しているものを選ぶ

消費税のテキストや問題集は、最新の法改正に対応しているものを選ぶことが重要です。

消費税に関する法律は、随時改正が行われています。

令和5年4月に適格請求書等保存方式(インボイス制度)に関する見直しが行われたことは、記憶に新しいでしょう。

税理士試験では最新の法律に即した問題が出題されるため、古いテキストでは対応できません。

また、法改正に伴い、税額の計算方法などが変わる場合があるため、問題集も最新のものを利用しましょう。

丁寧な解説が記載されているものを選ぶ

消費税法のテキストや問題集を選ぶ際は、解説が丁寧なものを選びましょう。

テキストの解説が不足していると、不明点をスムーズに解決できず、必要以上に時間がかかってしまう場合があります。

わかりやすいテキストを選ぶなら、章ごとのまとめの解説や、間違いやすいポイントが記載されているものがおすすめ。

また、文章だけではわかりにくいと感じる方は、図解やイラストが使われているテキストが良いでしょう。

問題集の場合は、各問題の解き方や、試験における重要度が記載されているものがおすすめです。

目的に合ったものを選ぶ

消費税法のテキスト・問題集の選び方に迷ったら、目的に合っているかどうかを確認しましょう。

暗記に力を入れたい方は、赤シートに対応したテキストがおすすめ。

基礎からじっくり学びたい方には、初心者向けのテキストや、内容が網羅されたテキストが適しています。

また、問題集は、どれを選ぶかによって問題の量や難易度のレベルが異なります。

過去の出題傾向を把握し、実際の出題方式に慣れたい方は、過去問題集を併用しましょう。

消費税法のテキスト・問題集おすすめ6選!まとめ

本コラムでは、消費税法の学習におすすめのテキストや問題集を6選紹介しました。

消費税法は、税理士試験の科目の中でも比較的学習のボリュームが少ない科目であると言われています。

また、税理士としての実務に役立つ科目であるため、消費税法を選択する受験者も多く見受けられます。

一方で、消費税の計算には複雑な処理が求められるため、難易度が低いとはいえません。

消費税法のスムーズな合格を目指すなら、十分な学習時間を確保し、自分に合った教材を選択しましょう。

消費税法のテキストや問題集が難しいと感じる方には、通信講座の利用がおすすめ。 

通信講座では、テキストと講義動画を使って、自分のペースで学習を進めます。

最短距離で合格を目指せるカリキュラムにより、独学よりも短い時間で知識を身につけられるでしょう。

また、常に最新の法改正に対応しているため、安心して学習できます。

講座との相性が気になる方は、無料の受講相談なども活用してみましょう。

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