税理士試験の税法科目のひとつである事業税。

税理士試験の受験を控えている方の中には、独学で事業税を学習する方も多いでしょう。

しかし、事業税を学ぶテキストや問題集はいくつかあり、「どのテキストが自分に合っているのか」、「どんな基準で選べばいいのか」と悩んでしまいますよね。

本コラムでは、事業税を学ぶのにおすすめなテキスト・問題集を紹介します。

事業税のテキストや問題集の選び方についても解説するため、ぜひ参考にしてください。

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事業税のおすすめテキスト・参考書2選

事業税の学習におすすめなテキスト・参考書は、以下の2つです。

  1. 税理士受験対策シリーズ 税理士 事業税 理論サブノート
  2. 税理士受験シリーズ 44 事業税 理論マスター

それぞれのテキスト・参考書について、解説していきます。

1. 税理士受験対策シリーズ 税理士 事業税 理論サブノート

税理士受験対策シリーズ 税理士 事業税 理論サブノート」は、高い合格実績を誇る資格の大原が手掛けたテキストです。

一冊で、個別理論の暗記から体系的な学習まで身につけられる内容になっています。

税理士受験対策シリーズのテキストでは、事業税の膨大な条文規定の中から重要項目を条文体系に合わせて整理して記載されています。

さらに、出題頻度が高い暗記の対象となる部分を抜粋しているため、効率的な学習が可能です。

テキストは携帯に便利なB6サイズ。

片手でも持ちやすいような製本になっているため、電車移動時などでも手軽に勉強できます。

また、赤シート対応の2色刷りになっているため、付属の赤シートで重要度が高い部分から暗記が可能です。

2. 税理士受験シリーズ 44 事業税 理論マスター

税理士受験シリーズ 44 事業税 理論マスター」は、大手予備校TACの合格メソッドを書籍化したテキストです。

税理士受験シリーズのテキストでは、事業税の基本構造を体系的に解説しています。

また、条文を基礎に答案作成に必要な論点をテーマ別に収録しているため、効率的に実力が身につけられます。

税理士試験の出題傾向にも対応しており、暗記しやすいよう構成も工夫されている一冊です。

さらに、昭和55年度(第30回)から令和4年度(第72回)までの本試験問題が掲載されているため、過去問の振り返りにも役立つでしょう。

事業税のおすすめ問題集2選

事業税の学習におすすめな問題集は、以下の2つです。

  1. 税理士受験対策シリーズ 税理士 事業税 総合計算問題集
  2. 税理士受験シリーズ 30 事業税 計算問題+過去問題集

それぞれの問題集について、解説していきます。

1. 税理士受験対策シリーズ 税理士 事業税 総合計算問題集

税理士受験対策シリーズ 税理士 事業税 総合計算問題集」は、基本的論点から応用論点まで幅広い知識が身につく問題集です。

おすすめのテキストでも紹介した、資格の大原が出版する税理士受験対策シリーズの計算問題集です。

同じシリーズのテキストと一緒に使うと勉強しやすいでしょう。

本書では、所得課税法人・特定内国法人・収入金額課税法人・外形標準課税の問題はもちろん、中間申告納付額に関する問題、清算中の法人の問題や、個人事業税の問題など幅広く問題を収載しています。

合格に必要な知識をマスターできるよう制作されているため、幅広い事業税の知識を定着させたい方におすすめです。

また、本書は各問題に難易度に基づいたランクが示されています。

難易度順に問題を解いていけば、効率的に勉強できるでしょう。

解き直しに便利な解答用紙ダウンロードサービスもついているため、苦手な計算問題を何度も復習できます。

2. 税理士受験シリーズ 30 事業税 計算問題+過去問題集

税理士受験シリーズ 30 事業税 計算問題+過去問題集」は、計算問題対策に特化した問題集です。

おすすめのテキストでも紹介したTACの税理士受験シリーズの問題集のため、同じシリーズのテキストとの相性が良いでしょう。

本書では、基礎的な問題を論点別にした個別計算問題、本試験問題を意識した総合計算応用問題が収載されています。

基本的な類型のすべてを習得できる構成になっているため、問題を解いていけば自然と実力が身につきます。

また、本試験問題以外の各問題には制限時間が示されています。

時間を意識して問題演習ができるようになっているため、より実践的な勉強が可能です。

過去5年分の本試験問題(計算問題)も載っているため、実際の試験をイメージしやすいでしょう。

事業税のテキスト・問題集の選び方

事業税のテキスト・問題集を選ぶ際に抑えたいポイントは、以下の3つです。

  • 最新年度のものを選ぶ
  • 重要度・難易度が記載されているものを選ぶ
  • テキストと問題集は同じシリーズのものを選ぶ

最新年度のものを選ぶ 

事業税のテキストや問題集を選ぶ際には、最新年度のものを選びましょう。

事業税に関する法令は度々変わることがあるため、古い年度のものだと解答が現在の法令と異なるケースがあります。

また、最新年度のテキストにしか記載されていない問題が試験に出た場合、正しく解答できません。

事業税に関する情報をアップデートするためにも、事業税のテキストは最新年度のものを使用しましょう。

重要度・難易度が記載されているものを選ぶ

事業税のテキストや問題集選びで迷った際には、重要項目がわかりやすいもの、問題の難易度が示されているものを選ぶのがおすすめです。

独学の場合、自分で学習スケジュールや学ぶ項目の優先順位をつけながら進めなくてはなりません。

各項目の重要度がわかるテキストであれば、重要な部分を中心に暗記でき、短期間での合格も目指せます。

また、問題集でも難易度が低い順から解いていけば、自分の理解度に合わせて学習できるでしょう。

テキストと問題集は同じシリーズのものを選ぶ

事業税を学習する際には、テキストと問題集を同じシリーズで揃えると効率良く勉強できます。

事業税に関する知識量は膨大なため、予備校などが出版するテキストや問題集のほとんどは重要な知識や問題をしぼって収載しています。

出版する企業によって、記載している知識や問題に少々ズレが生じる場合があるため、テキストと問題集が別のシリーズだとやりにくく感じるかもしれません。

同じシリーズで統一すれば内容も統一されているため、わからない問題があったらすぐにテキストに戻って確認できます。

事業税のテキスト・問題集おすすめ4選!まとめ

本コラムでは、事業税を学ぶのにおすすめなテキスト・問題集を4選紹介しました。

今回おすすめしたテキスト・問題集は、以下のとおりです。

  • テキスト・参考書
  1. 税理士受験対策シリーズ 税理士 事業税 理論サブノート
  2. 税理士受験シリーズ 44 事業税 理論マスター
  • 問題集
  1. 税理士受験対策シリーズ 税理士 事業税 総合計算問題集
  2. 税理士受験シリーズ 30 事業税 計算問題+過去問題集

どちらも合格実績を誇る大手予備校が手掛けているため、活用すれば試験に必要な実力は身につくでしょう。

また、テキスト・問題集選びに迷った際には、最新年度のものを選ぶようにしましょう。

各項目の重要度・難易度が示されているテキスト・問題集であれば、自分の理解度に合わせて効率良く学習できます。

テキストと問題集をセットで活用する際には、同じシリーズで統一するとより使いやすいです。

税理士試験は、難易度の高い国家試験です。

事業税を含む各科目を効率的に学習していくのが、合格への近道になります。

独学で勉強するのが難しい、学習スケジュールを立てるのが苦手と感じている方は、通信講座の利用がおすすめです。

通信講座が気になる方は、無料の資料請求や相談などをぜひ利用して検討してみましょう。

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