気象予報士試験の過去問題は何年分解くべき?過去問だけで対策できるのかも解説!
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気象予報士の試験対策として、過去問題を解いてみようと思ったものの、一体何年分用意すれば良いのか悩みますよね。
試験対策として過去問だけで良いのか、使い方もただ解くだけで効果があるのか、勉強法に迷って不安や焦りを感じることはありませんか?
このコラムでは、主に過去問を何年分くらい解くべきなのか、合格するために過去問だけで対策できるのか、使い方にも踏み込んで紹介しています。
効率的に過去問を使うため、ぜひ参考にしてください。
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気象予報士の過去問題は何年分解くべき?
基本的に過去問の利用は、過去5年分(10回分)を目安にすると良いでしょう。
とはいえ、過去5年以前の問題は全く役に立たないかというと、そうでもありません。
基本となる知識や注意すべき現象についての問題は繰り返し出題されますし、何が気象予報士にとって必要な知識なのかを知ることができます。
しかし古い問題には、技術的に現在と異なる解答もあるので注意が必要です。
また、近年多くの被害を出した気象災害に関しても出題頻度が高くなっています。
このような理由から、5年分以上の過去問を、最低でも2〜3回繰り返し解くことをおすすめします。
10回分の過去問は、一般財団法人気象業務支援センターのホームページから入手できますので、積極的に利用してください。
気象予報士試験は過去問題だけで対策できる?解き始める時期は?
気象予報士試験は、過去問だけでは対策できません。気象学の基礎は、過去問だけでは学べないためです。
特に学科試験合格を目指す最初の段階として、遅くとも半年前から過去問を解き始めるのをお勧めします。
しかし初めて気象学を学ぶ方や、毎日の勉強時間が少ない方は、時期にこだわらず過去問を解き始めてください。
過去問で勉強するときに注意したいのは、難しくても落ち込まないことです。
続けていれば必ず問題にも慣れるし、解答スピードも上がります。
加えて自分の弱点に気付けるので、その後の勉強計画に役立てられます。
もう一つ注意したいのが、過去問の暗記を勉強の中心にしないこと。
実技試験の場合、過去問の問題と模範解答を丸ごとインプットする勢いで暗記するなら良いですが、特に学科試験の勉強において単純に丸暗記することは禁物です。
理解した知識を定着させ、応用することを意識しましょう。
その他、古い問題には予報技術や警報など、現状とは異なる内容も含まれます。
最新の情報は気象庁のホームページから得られるので、積極的に利用してくださいね。
気象予報士試験の過去問題を解くことの重要性
ここでは、過去問を解くことが重要である理由を、以下の三つお伝えします。
- 目標と実力との差を知る
- 問題を解くことに慣れる
- 出題傾向を知る
目標と実力との差を知る
受験勉強を進める上で重要なことの一つは、目標と実力との差を知ることです。
自分の実力を知る最適な方法は、過去問を解くこと。
過去問には配点の記載があり、少し調べれば合格ラインもわかります。
まだまだ基礎知識が必要なのか、あと少しで合格しそうなのか、計画的に学習を進めるためにも過去問を解いてみることをお勧めします。
問題を解くことに慣れる
問題を解くことに慣れるため、過去問を繰り返し解くことはとても有効です。
試験本番で、じっくり考えゆっくり解答していては、時間内に終わりません。
問題の形式に慣れ、速く正確に解答するために、ある程度の訓練は必須。
苦手な人が多い記述問題も、言葉がすぐ出てくるまで慣れることが必要です。
過去問を通して問題に慣れ、合格ラインを目指しましょう。
出題傾向を知る
出題傾向を知るという観点でも、過去問を解くことは大切です。
試験本番では時間制限や周囲の雰囲気など、焦る要素はたくさんあります。
焦って思考が空回りし、いつもなら答えられる問題も間違えるなんて嫌ですね。
どのような問題が出るのか知り、少しでも本番で焦らない工夫をしましょう。
気象予報士試験の過去問題の活用の仕方
過去問をしっかり目的をもって使えば、試験の難易度や傾向を把握できます。
ここでは、過去問を使って勉強する際、どのようなことを意識して解けば良いのか以下3つのことを紹介します。
- 問題傾向の把握
- 改善点を見つける
- 試験のリハーサル
問題傾向の把握
過去問の活用方法の一つが、最近の問題傾向を把握することです。
実技試験だけではなく学科試験の内容も、徐々に変化しています。
近年に発生した災害に関する出題も増えました。
最初は問題を解くだけで精一杯でも、徐々に余裕が出て傾向を掴めるようになるので、第何回の過去問なのかも意識しながら取り組みましょう。
改善点を見つける
自分の改善点を見つけるために、過去問を解くことは効果的です。
目標と実力の差をはっきりさせ、理解が不十分なところを勉強し直しましょう。
苦手なところは個別に内容をまとめたり、隙間時間に繰り返し勉強すればできるようになります。
苦手なところを放置せず、目的意識を持ち、繰り返し過去問を解いてみましょう。
試験のリハーサル
試験日と同じ時間に問題を解いてリハーサルをする、という過去問の活用方法もあります。自宅模擬試験ですね。
科目ごとに時間内に解答できるようになったら、実際の試験と同じ時刻に過去問を解いてみましょう。
細切れに過去問を解くのとは違い、かなり疲れを感じるはずです。
集中力が切れそうになるかもしれません。
緊張するタイプの方は、首が凝って頭が痛くなるかもしれません。
このように擬似的に試験を経験することで、休憩時間の過ごし方や、当日の持ち物も再確認できますよ。
本番に実力を発揮できるよう、過去問と一緒にトレーシングペーパーも用意し、ぜひリハーサルしてみて下さい。
まとめ
過去問を解くことが重要である三つの理由をお伝えしました。
- 目標と実力の差を知ることができる
- 問題に慣れることができる
- 出題傾向を知ることで本番で焦らない
使用する過去問は、目安として5年分以上を少なくとも2〜3回は繰り返し解きましょう。
気象予報士試験の過去問を解き始める時期は、まず学科試験合格を目指すなら、遅くとも半年前からが目安。もっと早く始めても良いです。
また過去問を解く際には、「過去問の暗記を勉強の中心にしない」「過去問が難しくても落ち込まない」に注意して下さい。
過去問題を目的をもって使うことで、試験の難易度や傾向を把握できます。
最短で合格ラインを越すために、過去問を有効に活用し、試験に挑んでください。
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▶資料請求して特典を受け取るこの記事の著者 晴野 あさみ
出産後、かねてより興味のあった気象予報士を目指す。
幼児2人の育児に奮闘しつつ、気象予報士試験に合格。
現在ブログやメディアプラットフォームで気象予報士試験の過去問解説、気象予報士試験用語集、ミニテストも公開中。