通関士の男性・女性の割合は?仕事の続けやすさや活躍についても解説
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忙しい毎日の中で家事や育児をしている男性や女性であれば、通関士の仕事は家庭との両立ができるかどうか気になるのではないでしょうか。
これから通関士を目指す方の中には、通関士の男女の比率や仕事の続けやすさが気になる方もいるかもしれません。
本コラムでは、通関士の男性・女性の割合や性別を問わずに活躍できる理由等について解説します。
通関士資格の取得へのモチベーションアップに向けての情報収集に役立ててくださいね。
通関士の男女比率
通関士として働くためには、通関士試験に合格し、財務大臣の確認を受けることが必要です。
合格するだけでは「通関士」と名乗ることはできないことに注意しましょう。
近年の通関士試験の男女別合格者数を見ていきます。
年度 | 女性 | 男性 |
---|---|---|
令和2年度 | 492名(43.2%) | 648名(56.8%) |
令和元年度 | 382名(43.5%) | 496名(56.5%) |
平成30年度 | 376名(41.5%) | 529名(58.5%) |
※出典:税関
※令和3年以降更新されていません
男女比が公開されている令和2年度までのデータを見ると、通関士試験の合格者のうち、300~500名程度は女性、500~600名程度が男性であることが分かります。
男女の比率にそれほど大きな差はないと言えますね。
以上より、通関士は性別を問わず活躍できる仕事であると考えられます。
通関士は性別問わず活躍できる仕事である理由
通関士が性別を問わずに活躍できる仕事である理由は何でしょうか?
本章では、通関士の仕事の特徴からその答えを探っていきます。
デスクワークが中心
通関士は書類作成や書類チェックなど、デスクワークが多い仕事です。
書類審査は決して楽な仕事ではありません。
審査した内容が誤っていた場合、会社はもちろん自分の通関士符号にも傷がつくので大きな責任の伴う仕事です。
通関士は、責任をもってきめ細やかな書類審査を行い、輸出入の申告等を行うため、決して簡単な仕事ではありませんが、長く活躍しやすい環境にある仕事と言えるでしょう。
規則的な勤務が可能
通関士は税関の開庁時間に合わせて働くスタイルであることも少なくなく、規則的な勤務がしやすい仕事といえるでしょう。
例えば、税関はカレンダーどおりに開庁するのが基本なので、通関士は土日祝が休日になります。
そのため、スケジュールを立てやすく、家族と休日も合わせやすいでしょう。
もちろん取引先国の休暇に合わせたスケジュール管理や、取り扱う貨物の種類によっては季節的な忙しさを伴う場合もあります。
全ての通関士が規則的な勤務をしているわけではありませんが、税関と連動して勤務するスタイルの職場であれば、このようにある程度、規則的な勤務がしやすい環境があります。
通関士は家事・育児と両立が可能?
では、通関士は家事や育児と両立が可能なのでしょうか?
前章でも触れたように、通関士の働く時間はある程度決まっていることが多いです。
カレンダーどおりの勤務日で夜勤がない働き方が可能なため、性別を問わずに家庭との両立がしやすい特徴があります。
責任が多く、決して楽な仕事ではありませんが、仕事以外に家事や育児・さらに趣味の時間を持つなども十分可能です。
自分のキャリアを諦めず、かといって家庭や趣味をないがしろにすることなく働き続けられる職業として、通関士は性別を問わず人気です。
まとめ
通関士は男女ともに働きやすい職業のひとつです。
長く働き続けたい人にとって、通関士という職業は魅力的な点が多々あるのではないでしょうか。
通関士を目指すキャリアプランをぜひ検討してみてくださいね。