通関士は、輸出入業務を行うための国家資格。

貿易業界で働くために、通関士の資格を取りたいと考えている方もおられるのではないでしょうか。

通関士の試験は難易度が高いため、アプリを使ってスキマ時間を勉強に役立てたいですよね。

本コラムでは、通関士の勉強におすすめのアプリを5選紹介します。

アプリを使った勉強方法についても触れているため、ぜひ参考になさってください。

通関士の勉強におすすめのアプリ5選！

通関士の勉強におすすめのアプリは、以下の通りです。

• 通関士試験
• 通関士過去問2024
• 通関士試験対策 過去問題集アプリ
• 品目分類
• 過去問

通関士試験

「通関士試験」は、通関士試験の学習に役立つ豊富な機能を備えたアプリです。

本アプリは、ユーザーからの評価が高いことが特徴。

アプリは無料で利用可能ですが、追加問題を購入すれば、より多くの問題が解けます。

また、本アプリには、ブックマーク機能や、ミスした問題だけを復習する機能が備わっています。

すべての問題に丁寧な解説が記載されているため、理解を深めながら学習を進めたい方にぴったり。

テスト機能を使えば、現時点における学習の進捗を確認できるでしょう。

加えて、演習問題をレベルごとに選択できるため、無理なく学習を進められます。

さらに、復習機能が充実しており、項目ごとに問題の範囲を選択したり、学習履歴から繰り返し問題を解いたりできます。

スキマ時間にたくさんの問題を解きたい方や、自分の実力を把握したい方におすすめです。

参考：通関士試験 | 受験対策資格試験問題アプリ

通関士過去問2024

「通関士過去問2024」は、通関士試験の過去問対策を行いたい方におすすめのアプリです。

出題頻度の高い過去問が厳選されているため、試験前のアウトプットに最適。

1分野につき5〜10問が出題されるため、短い時間でも効率的に学習できます。

また、解答後すぐに詳細な解説を確認できるため、理解を深めながら問題を解くことが可能です。

さらに、試験の合格率と自分の実績を比較し、学習の到達度をチェックできます。

なお、本アプリは、Google Playでのみ提供されています。

参考：通関士過去問2024 解説付き通関士試験

通関士試験対策 過去問題集アプリ

「通関士試験対策 過去問題集アプリ」は、通関士試験のオンライン勉強会「みこ会」が提供する過去問アプリです。

過去問題を中心に、科目ごとの学習が可能なため、苦手科目の強化や、間違いやすいポイントの復習に役立ちます。

また、問題は試験本番形式で表示され、各解答に解説が付属しています。

スキマ時間に学習しやすいよう設計されているため、生活の中のちょっとした時間を活用できるでしょう。

なお、本アプリは、みこ会の会員限定アプリです。

無料でダウンロード可能ですが、みこ会の会員しか利用できないため注意しましょう。

参考：通関士試験対策 過去問問題集アプリ【みこ会 会員限定】

品目分類

「品目分類」は、通関士試験で出題される品目分類の学習に特化したアプリです。

税関の輸入貨物における品目分類事例から抜粋された、品目分類を学べます。

本アプリは、クイズ形式で品目分類の知識を身につけられるという点が特徴。

繰り返しの学習によって、確実に知識を定着できるでしょう。

本アプリは、品目分類の勉強をしたい方におすすめ。

また、通関士の資格取得を目指している方はもちろん、貿易関連の企業にお勤めの方や、通関に関する知識を得たい方にも適しています。

参考：通関士テスト 品目分類

過去問

「過去問」は、通関業法関連の過去問が一問一答形式で出題されるアプリです。

通関士試験の出題範囲の中でも、通関業法に関する知識を深めたい方に最適。

また、外出先などで手軽に通関業法の過去問を解きたい方や、シンプルで使いやすい過去問アプリを探している方にもおすすめです。

本アプリには、クイズ形式の問題が100問収録されており、Part1からPart10までに分かれています。

各問題は○×式の2択問題で出題され、制限時間が測定されるため、短い時間でも学習しやすいでしょう。

また、問題が順次追加される場合があります。

なお、本アプリは、2016年5月以降アップデートが行われていません。

そのため、法改正などの内容が反映されていない可能性があるという点に注意しましょう。

参考：通関士 通関業法関連問題

通関士アプリを使った勉強方法を紹介

通関士アプリを使ったおすすめの勉強方法は、以下の通りです。

• スキマ時間にアプリを使って復習する
• 自分の苦手な分野を探すためアプリを使う
• 苦手な科目や問題を解く
• 何年分の過去問を解けばいい？

スキマ時間にアプリを使って復習する

通関士アプリは、新たな知識を学ぶよりも、スキマ時間の復習に活用するのがおすすめ。

特に、クイズ形式の過去問アプリや、問題に解説が付属しているアプリが適しています。

通関士アプリを使えば、時間や場所を選ばず、スマホを使って勉強できます。

そのため、通学や通勤などのスキマ時間を使って、学習内容の定着度合いを確認できるでしょう。

また、前日学習した内容の問題を次の日にアプリで確認すれば、短い時間でも効率的に知識を身につけられます。

1回あたりの学習時間が短くても、コツコツ積み重ねることで、大きな学習効果を得られるでしょう。

自分の苦手な分野を探すためアプリを使う

通関士アプリは、自分の苦手な分野の把握にも役立ちます。

例えば、科目別に問題が出題されるアプリを使えば、自分が苦手な分野を特定できます。

また、過去の解答履歴を確認できる機能を備えたアプリなら、自分が間違いやすい問題や、苦手な傾向の分析が可能です。

さらに、学習記録や進捗管理機能を備えたアプリは、自分の学習状況を定期的にチェックする際に役立ちます。

これらの機能を備えたアプリなら、通関士試験における自分の苦手なポイントを探し出し、効果的な対策を行えるでしょう。

苦手な科目や問題を解く

通関士アプリを使えば、自分の苦手な科目の問題を繰り返し解けます。

アプリの長所は、紙の問題集と異なり、手元にノートや筆記用具がなくても、スマホを使って何度でも繰り返し問題を解けるという点です。

「問題を解いてから、誤答した問題や苦手な問題の分析を行い、もう一度問題を解く」というサイクルを繰り返せば、苦手な分野を強化できるでしょう。

また、アプリの種類によっては、問題の種類や、科目の指定も可能です。

科目ごと・種類ごとに問題を指定すれば、自分が苦手な問題を徹底的に勉強できるでしょう。

何年分の過去問を解けばいい？

通関士試験を受ける際は、10年分の過去問を解いておくことがおすすめです。

過去問を解くことで、試験の傾向や、これまでに出題された問題の内容を把握できます。

通関士試験では毎年異なる問題が出題されるため、多くの過去問を解くことで、自分の弱点や、不足している知識が明確になるでしょう。

さらに、実際の試験に近い形式で過去問を解けば、試験形式や時間配分に慣れます。

アプリで過去問を何度も解くことで、試験当日の緊張を軽減し、自信を持って試験に臨めるでしょう。

なお、できるだけ多くの過去問を解くことで、学習の効果を最大化できます。

そのため、最低でも5年分・可能であれば10年分の過去問に取り組みましょう。

通関士アプリを使えば独学で合格できる？

通関士アプリは非常に便利なツールですが、アプリだけを使って独学で通関士試験に合格することは困難です。

以下に、過去5年間における通関士試験の合格率を記載します。

年	合格率
2024年（令和6年）	12.4%
2023年（令和5年）	24.20%
2022年（令和4年）	19.10%
2021年（令和3年）	15.80%
2020年（令和2年）	16.90%

『通関士試験 : 税関 Japan Customs』によると、過去5年間における通関士試験の合格率は、例年約12〜24％で推移しています。

通関士試験の合格率は宅建士試験よりも低く、行政書士試験と同レベルです。

また、通関士試験の合格に必要な勉強時間の目安は、約500時間であると言われています。

このように、通関士試験は比較的難易度が高いため、アプリだけを使って独学での合格は難しいと考えられるでしょう。

関連コラム：通関士試験の合格率はどのくらい？推移と合格点を解説

通関士アプリは復習するため使用する

通関士アプリは、復習するためのツールです。

通関士試験は出題範囲が広く、情報の量が多いため、アプリによる学習だけですべてを理解することは難しいでしょう。

通信講座などで知識をインプットしてから、アプリを使ってアウトプットを行えば、効率的に勉強できます。

まとめ

本コラムでは、通関士試験の勉強に役立つおすすめのアプリを5つ紹介しました。

通関士アプリの最大のメリットは、スキマ時間に勉強できるという点です。

無料で利用できるアプリも多いため、学習に取り入れたいと考えている方も多いでしょう。

しかし、通関士試験は、比較的難易度が高い国家試験です。

そのため、アプリを使った勉強だけで合格を目指すことは、難しいかもしれません。

スマホを使ってスキマ時間に学習したい方には、アガルートアカデミーの通関士試験講座がおすすめ。

アガルートの通信講座は、スマホ学習に対応しています。

スマホで閲覧しやすいデジタルテキストや、講義動画を使って、スキマ時間に効率良く学べるでしょう。

また、講義動画は1回あたり約10分にまとまっているため、スマホを使ったコマ切れ学習にも最適。

仕事や学校生活と、通関士試験の勉強を両立したい方は、通信講座の活用を検討してみてはいかがでしょうか。