貿易実務検定は、貿易関連の知識を有することを証明する民間検定。

「通関士」などと比較すると業界外の知名度は高いとはいえず、「合格しても意味ないのでは」と受験を躊躇っている方もいるでしょう。

当コラムでは貿易実務検定を取得する意味や、合格後に活かせる仕事について詳しく解説します。

ぜひ参考にしてください。

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貿易実務検定の資格は意味ない?

貿易実務検定の資格取得には、「貿易に関する知識を有する証明」という大きな意味があります。

あくまで民間の「検定」のため独占業務などはありませんが、合格には貿易関連の広い知識とビジネス英語力が必要です。

貿易業界を中心に一定の価値を発揮する資格といえるでしょう。

同じく貿易関連の資格に国家資格の「通関士」があり、合格には主に貿易関連の法律をより専門的に学ぶ必要があります。

貿易実務検定は試験範囲が広い分「専門度」は通関士試験ほどではないため、「通関士に挑戦する前に貿易の知識をつけたい」と受験する人も。

貿易実務検定では、C〜A級まで三段階で知識をつけられます。

自分のペースで少しずつ上位級に挑戦し、最終段階として通関士試験を受けるといったスキルアップも可能です。

特に貿易関連の初学者の場合は、最初に貿易実務検定のC級を目指すことはおすすめ。

基礎から始めて応用レベルへと学習を深められ、無理なく貿易業界の知識をつけられるでしょう。

貿易実務検定が活かせる仕事とは?

貿易実務検定に合格すると、以下のような仕事で資格を活かせるでしょう。

  • 貿易にかかわる企業・部署全般
  • 通関業者
  • 物流会社
  • 商社
  • メーカー

基本的に、「貿易」にかかわる企業や部署であれば活躍が期待できます。

貿易関連の一連の知識を習得した人材として、就職・転職時に有利になるでしょう。

同様に、通関業者や物流会社に就業するルートも目指せます。

就業後に通関士の資格にも挑戦したい場合、取得を支援してくれる企業もあります。

貿易実務検定ではビジネス英語も問われるため、商社やメーカーにも需要あり。

中でも海外に取引先や拠点をもっている会社であれば、販路拡大のための営業など重要なポストを任される可能性もあります。

特に、求人の段階で一定以上のビジネス英語力を条件に入れている企業であれば、貿易実務検定の資格は歓迎される可能性が高いでしょう。

貿易実務検定の試験内容について

以下の表は、貿易実務検定の試験内容を級別にまとめたものです。

貿易実務検定C級貿易実務検定B級貿易実務検定A級
試験科目・貿易実務・貿易実務英語・貿易実務・貿易実務英語・貿易マーケティング・貿易実務・貿易実務英語・貿易マーケティング
受験料6,270円/税込7,480円/税込12,760円/税込
合格基準2科目の合計の80%(160点)を基準に、試験委員長の定める点3科目の合計の70%(210点)を基準に、試験委員長の定める点各回毎の基準点(3科目の合計)
試験形式オンライン(タブレット・スマホからの受験も可)オンライン(タブレット・スマホからの受験も可)会場試験(東京・大阪・名古屋)
試験レベル・概ね実務経験1〜3年以上・定型業務をこなすために必要な知識があることを証明・概ね、1〜3年以上の実務経験・貿易実務経験者の中堅層を対象・概ね、3〜4年以上の実務経験・貿易実務において判断業務を行える実力を証明

貿易実務検定の後は通関士の資格を取得しよう!

貿易実務検定に合格後は、通関士資格の取得を目指してもよいでしょう。

貿易実務検定は民間検定ですが、通関士は国家資格で、独占業務も存在します。

特に、通関業者や貿易会社への就業を目指す場合は、通関士資格を続けて取得することで就職や転職、キャリアアップがより有利になるでしょう。

通関士の試験範囲は貿易実務検定の試験範囲と共通する部分も多く、貿易実務検定を極めたあとであればスムーズに学習を深められるはず。

専門性の観点では通関士が上回るため、より深いレベルまで学ぶ必要はありますが、貿易実務検定を通して得た基礎知識は通関士試験でも必ず役立つでしょう。

通関士試験は主に貿易関連の法律についての知識が試験範囲となるため、貿易実務検定で法律分野に興味をもった場合には特におすすめのプランといえます。

まとめ

当コラムでは、貿易実務検定について以下の内容で解説しました。

  • 貿易実務検定の資格取得は、「貿易関連の知識を有する人材の証明」という大きな意味がある。貿易の知識を基礎から習得できるため、初学者の最初の目標としてもおすすめ。
  • 貿易実務検定の資格は、貿易にかかわる企業や部署、通関業者や流通業者に就業する際に有利。
  • 貿易実務検定の合格にはビジネス英語の知識も必要となるため、海外に取引先や拠点をもつメーカーや商社への就業もおすすめ。
  • 貿易実務試験の内容は、C級で「貿易実務」「貿易実務英語」の2科目、B・A級で「貿易実務」「貿易実務英語」「貿易マーケティング」の3科目。C・B級はオンラインで受験可能。A級は「東京」「大阪」「名古屋」のいずれかの会場で受験する。
  • 貿易実務検定の受験後は、国家資格である通関士への挑戦もおすすめ。特に通関業者や貿易会社への就業を目指す場合は、通関士も取得することでさらに有利になる。
  • 通関士試験の受験を支援している会社もある。

「取得しても意味ないのでは」などと言われることもある貿易実務検定ですが、合格できれば貿易知識とビジネス英語力を兼ね備えた人材の証明となります。

特に、貿易業界や英語でのコミュニケーションスキルを求める企業には歓迎される可能性大。

通関業者や商社、メーカーなど就業先の選択肢は多いでしょう。

難易度的に貿易業界のエントリー資格としても適しており、最初に貿易実務検定に挑戦したあとで通関士を目指す人も。

「貿易に興味はあるけど自分に適正があるかわからない」といった場合は、まず貿易実務検定のC級を目標に学習を進めてみましょう。

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