宅建は、他の国家試験と比べて簡単すぎるという声もあります。Yahoo!知恵袋やなんJなどでも見受けられます。果たしてその噂は本当でしょうか。

本コラムでは宅建の合格難易度について、他の国家試験とも比較しつつ解説しています。

また、逆に難しいとする意見についても紹介していますので、宅建の難易度について詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。

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「宅建は簡単すぎ・簡単だった」という噂は嘘?本当?

宅建は簡単すぎる、あるいは実際に受験して簡単だったという声もあります。

簡単か否か安易に結論を出すのは難しい問題なのですが、以下では簡単すぎると言われる理由と、実際は難しいと言われる理由、それぞれについて見ていきたいと思います。

結局はその人がどのくらい勉強が得意かであったり、特に社会人の場合はどれくらい勉強時間を捻出できるのか、あるいは予備校を利用するか独学かなどによっても大きく変わってくるだろうと考えられます。

「宅建は簡単すぎる・簡単だった」と言われる主な理由4つ

この章では、宅建は簡単すぎる・簡単だったと言われる主な理由3つ

  • 一般に300~400時間で取得可能とされる
  • 民法の出題が多く、法学部を中心に学習しやすい
  • 合格率も他の国家資格と比べて高い傾向

について以下でそれぞれ詳しく見ていきましょう。

一般に300~400時間で取得可能とされる

宅建の合格に必要な勉強時間は、一般的に300〜400時間程度とされています。また、勉強する期間としては、約半年というパターンが多いとのこと。

例えば、司法試験の場合は合格までに一般に3000〜8000時間必要になるといわれています。そうした資格と比べると、宅建はおよそ1/10程度の勉強時間で取得できると考えられます。

そのため、このように合格までに必要となる勉強時間の観点から「簡単すぎる」と言われることもあるようです。

民法の出題が多く、法学部を中心に学習しやすい

下記の表は宅建試験の科目別の出題数をまとめたものです。

科目出題数
権利関係14問
法令上の制限8問
税その他3問
宅建業法20問
免除科目5問

上記のうち「権利関係」の中心は民法となっています。民法はいわゆる「六法」の一つであり、法学部(法律学科)では多くの学生が学んでいるメジャーな法律です。

そのため法学部卒で学んだことがあるなど、民法の学習経験がある人にとっては、特に宅建に対して「簡単すぎる」と感じることもあるのではないかと考えられます。

合格率も他の国家資格と比べて高い傾向

下記は司法試験や司法書士、中小企業診断士などと宅建の合格率を比較した表です。

資格合格率
司法書士3.5%
中小企業診断士4%
社労士5%
弁理士8%
行政書士11.5%
宅建16%
司法試験30%

このように、宅建は他の代表的な国家資格と比較すると、例年合格率が高く出る傾向にあります。

こういった理由からも「宅建が簡単すぎる」とする声が出るようです。

5問免除があるため免除対象者にとっては簡単という見方も

宅建試験には5問免除の制度があります。本来出題が50問であるところ、45問に絞られるというもの。

それにより、本来合格点がX点のところ、免除対象者の合格点はX-5点となります。例えば最新令和6年度(2024)試験の合格点は37点でしたが、免除適用により32点となります。

この場合、本来必要な得点率が(37/50=)74%であるのに対し、免除対象者の場合(32/45≒)約71%となります。

このように免除適用により合格に必要な得点率が下がるため、「宅建試験は5問免除対象者にとっては簡単である」という見方もあります。

なお、5問免除には実務経験が必要であるなど一定の要件があり、誰もが対象となるわけではありません。

「宅建は難しい」と言われる理由3つ

上述の通り、宅建に関しては難易度が簡単すぎるという声があります。

一方で、逆に実態として宅建は難しいとする声もあります。以下では宅建が難しいと言われる主な理由3つ

  • 合格者の多くは業界関係者である
  • 社会人はそもそも勉強時間の捻出が難しい
  • 独学の合格率は必ずしも高くない可能性が

について見ていきましょう。

合格者の多くは業界関係者である

先ほど「宅建は他の国家資格と比べて一般に合格率が高く、必要とされる勉強時間も少ない」という点についてご紹介しました。

ただし、下記の表のとおり合格者の過半数は不動産業・金融業・建設業と、宅建の出題内容と関連性が高いとされる職務に日頃から従事しているような人たちです。

職業職業別構成比(%)
不動産業35.2
金融業8.2
建設業8.8
他業種25.0
学生10.9
主婦4.0
その他7.9

そのため、なぜ必要な勉強時間があまり長くないのかという点については「普段の業務で学んでいる内容が出題されているから」という理由があるとも考えられます。

そのため、実態としては見かけの勉強時間・合格率よりも、宅建の難易度は高いのではないかとも考えられるでしょう。

社会人はそもそも勉強時間の捻出が難しい

上述の通り、一般的に宅建は300〜400時間程度の勉強時間で取得可能だとされています。

例えば、1日5時間の勉強を毎日続けた場合は2〜3ヶ月で合格可能となる計算です。

しかし、特に社会人の場合は、残業や定時帰りであっても勤務後の疲れなどにより、勉強時間を多く確保することは難しいとも考えられます。

少なくとも、宅建に合格するまではある程度趣味の時間なども削り、その分学習を進めるといった工夫が必要となるでしょう。

その意味で、試験の内容や難易度以前に、試験勉強を習慣付けられるかどうかという難しさがあることを念頭に置いておかなければなりません。

独学の合格率は必ずしも高くない可能性が

アガルートが会員向けにアンケートを実施したところ、試験を「独学」で受験した人の合格率は約10%でした。

その一方で、令和6年にアガルートの宅建講座を利用した人の合格率は66.26%という高い数字となりました。

上記のアンケートは全国向けのランダムサンプリング調査ではないため統計的には不正確な面もあります。

しかしこの結果を見ると、独学での受験と予備校を利用しての受験の場合、独学の方が合格率が低くなることが示唆されています。

そのため「宅建は簡単すぎる」という噂を真に受けて独学で挑戦すると、痛い目を見る可能性も否定できません。

その点、アガルートでは令和6年の合格率が66.26%と全国平均の約3.56倍の数字であるなど、実績としては十分です。

より宅建の合格可能性を高めたい場合は予備校を、特に実績十分であるアガルートを検討してみてはいかがでしょうか。

最新2024年度宅建試験は簡単だった?(令和6年度)

結論として、最新2024年度宅建試験は、合格点・合格率の観点では簡単だったと見ることができるでしょう。

宅建試験の過去5年の結果は以下の通り。

年度合格点合格率受験者数合格者数
令和6年度37点18.6%241,436人44,992人
令和5年度36点17.2%233,276人40,025人
令和4年度36点17.0%226,048人38,525人
令和3年度
(12月実施)
34点15.6%24,965人3,892人
令和3年度
(10月実施)
34点17.9%209,749人37,579人
令和2年度
(12月実施)
36点13.1%35,261人4,610人
令和2年度
(10月実施)
38点17.6%168,989人29,728人

合格点については、過去5年間で一番高かったのは令和2年度10月試験ですが、次点が令和6年度となっています。また、合格率は過去5年で最大の値となっています。

以上より、数字だけで見た場合過去5年間で、2024年度宅建試験は最も簡単であったと見ることができるでしょう。

難しいと感じたら予備校の利用も

以上、宅建が簡単すぎであるとする意見、反対に難しいとする意見の両方を見ていきました。

上記の意見を元にして、自分は全く不安なく合格できると感じるようであれば、ぜひそのまま勉強を続けて合格を勝ち取っていただきたいと思います。

ですが少しでも不安を感じた場合は、予備校を利用するというのも一つの手です。

アガルートでは無料の受講相談を行なっています。あくまで選択肢の一つとして予備校を考えるきっかけになるかと思いますので、ぜひこちらも活用してみてください。

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