宅建士の勉強をすると決めて一番最初に当たる問題が「テキストの種類が多すぎて何を使ったらいいかわからない!」ではないでしょうか?

宅建士は毎年20万人以上が受けている試験というのもあり、多くのテキストが出版されています。

テキストによって様々な特徴があるので迷ってしまいますよね。

このコラムでは、「宅建テキストのおすすめを知りたい!」という方へ向けて、宅建試験合格者が「みんなが欲しかった! 宅建士シリーズ」をご紹介します。

どのような参考書か、使い方、またどんな人におすすめなのかもあわせてお伝えするのでぜひ参考にしてみてください。

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みんなが欲しかった! 宅建士の教科書とは

画像引用:Amazon

「 みんなが欲しかった! 宅建士の教科書 」はTACから出版されている宅建試験の参考書です。

「みんなが欲しかった! 宅建士の教科書」はシリーズ化されており、「みんなが欲しかった! FPの教科書」や「みんなが欲しかった! 簿記の教科書」など他の資格試験でも人気があります。

人気のある理由の1つがフルカラーで見やすく、図解がわかりやすいところです。

宅建試験では多くの人が苦手とする法律科目や、不動産業界に勤務していないとイメージしにくい土地や建物の規定を学ぶ法令上の制限という科目があります。

初めて宅建の勉強をする方、不動産業界に勤務されていない方には取っ付きにくい科目も、「みんなが欲しかった! 宅建士シリーズなら理解しやすい」と好評です。

宅建士シリーズでは、教科書、問題集、過去問、直前予想問題集が出版されています。

みんなが欲しかった! 宅建士の教科書の良い点

「教科書」「問題集」「過去問」それぞれの良い点を紹介します。

教科書がフルカラーで見やすい

教科書がフルカラーなので楽しく勉強を進めることができます。

「白黒のテキストだとつまらなく感じてしまう。」という方におすすめです。

またフルカラーを活かしたとても丁寧な図解がついているので、初めて宅建を勉強する方でも十分に内容の理解ができます。

持ち運びしやすい

教科書と問題集はそれぞれすべての科目が一緒になった1冊を購入するだけで試験範囲のすべてを学ぶことが可能です。

一見分厚い1冊ですが、なんと科目ごとに分けることができます。

勉強中の科目だけの教科書、問題集をコンパクトに持ち運ぶことができるので、あまり家で勉強しない方、通勤中に勉強したいという方におすすめです。

問題集の解説が充実している

問題集の解説は教科書のようにカラフルではありませんが、黒・グレー・赤の3色で解説してあるので、見やすくなっています。

他にも問題のどこがポイントかキャラクターによるコメントや、一緒に確認しておくべき内容の図も解説に掲載されているので頭の中をまとめながら問題を解き進めることができます。

また関連問題も解説で出題してくれるので、同じような問題が出た時にも対応できるようになります。

問題集は教科書の科目順とリンクしているので、問題を解いてわからなければすぐに教科書で確認できます。

過去問の解説がわかりやすい

過去問集の解説はシンプルで宅建の問題に慣れていないと理解が難しい解説のものが多いですが、この過去問集はとてもわかりやすい言葉で解説されています。

他にも問題集と同じくキャラクターによるコメントや、教科書とリンクした図解も掲載されているので、過去問を丁寧に復習できます。

みんなが欲しかった! 宅建士の教科書の微妙な点

「教科書」「問題集」について、人によっては、やや微妙だと感じる点についても触れていきます。

やや見辛く感じる人もいる

色が多く使われている教科書なので、その分複雑に見えて、本当に重要な点が目立たず、見辛く感じる人もなかにはいるようです。

またフォントもポップでかわいらしいので「シンプルな方がわかりやすい」という方は、あまり好まないかもしれません。

ページ数が少ない

他の教科書や問題集と比べるとページ数が少ないです。

さらに図解のスペースも多いので、内容は必要最低限になっています。

ですので、物足りなく感じたり応用問題が心配になることもあるようです。

とはいえ、このシリーズだけで宅建に合格した人もいるのであまり気にしすぎなくても良いと思います。

「過去問」については微妙な点はあまりなさそうです。

みんなが欲しかった! 宅建士の教科書の使い方のポイント

ステップ1 内容をざっくり頭に入れる

まずは教科書で1セクション分読み進め、問題集に移動して同じセクションの問題を解きます。

これを1科目終わるまで繰り返します。

1科目が終わりましたら、2科目目も同じように進めます。

2科目目を進めながら最初に1科目目で勉強した問題集の2周目に入ります。

ざっくり覚えたことを忘れないようにするためです。

この要領をもう1周します。合計すると教科書をざっくり2周、問題集を3周するイメージです。

ステップ2 問題を繰り返す

ステップ1で大体が頭に入りますので、次は定着させる作業になります。

問題集を繰り返し解き、苦手分野をなくしましょう。

ステップ3 過去問を繰り返す

「問題集を繰り返すのと過去問を繰り返すのは違うの?」と思うかもしれませんが、全然違います。科目別に進めていた問題集とは違い、過去問は全科目を一度に解きます。

忘れてしまったところが出てくるのでその都度教科書を読んで、知識を定着させましょう。

1度解いた過去問はいつ解いても高得点が取れるように、時間をあけて繰り返し解きましょう。

まとめ

画像引用:Amazon

市販のテキストだけで合格する人もいますが、宅建試験は決して簡単ではありません。

教科書を読み進めて、独学が難しいと感じたら宅建試験講座の活用もおすすめです。

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この記事の監修者 natsu

2021年 宅地建物取引士試験に合格。

現在は、不動産屋のWeb担当/メディアのWebディレクターとして活動をしながら、資格取得の経験を活かしライターとしても活動中。

宅建試験の受験生に向けて役立つ情報を発信している。

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