宅建に独学で受かった人は多い?独学の合格率と勉強方法について解説
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宅建試験に独学で受かることができるかについて、ブログやYahoo!知恵袋など様々なサイトで様々な方が様々な意見を述べています。
曰く「独学で受かった人は多い」。曰く「独学で合格するのはきつい」。色々な意見がありますが、では実際のところどうなのでしょうか?
このコラムでは、様々なデータから宅建に独学で受かった人は多いかどうかについて分析しています。
ぜひ参考にしてみてください。
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宅建に独学で受かった人は多い?独学の合格率は?
結論、宅建に独学で合格した人の割合は正確にはわかりませんが、合格者全体の合格率は15~18%で推移しています。
過去5年の宅建試験の合格率を見てみましょう。
| 年度 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 (令和7年度) | 18.7% | 245,462人 | 45,821人 |
| 2024年度 (令和6年度) | 18.6% | 241,436人 | 44,992人 |
| 2023年度 (令和5年度) | 17.2% | 233,276人 | 40,025人 |
| 2022年度 (令和4年度) | 17.0% | 226,048人 | 38,525人 |
| 2021年度 (令和3年度12月実施) | 15.6% | 24,965人 | 3,892人 |
| 2021年度 (令和3年度10月実施) | 17.9% | 209,749人 | 37,579人 |
| 2020年度 (令和2年度12月実施) | 13.1% | 35,261人 | 4,610人 |
| 2020年度 (令和2年度10月実施) | 17.6% | 168,989人 | 29,728人 |
このデータは、あくまで予備校利用者も含めた「全体」の合格率・合格者数です。
その中で、どの程度が独学合格なのかについては、公式には公開されていません。
しかし、推測にはなるのですが、以下で見るように独学合格率は予備校利用者の合格率よりも低いと考えられます。
宅建の独学合格率が低いと思われる理由
先ほど見た通り、宅建試験における独学合格者の割合や合格率は公式にはわかりません。
しかし、以下の理由から、独学で試験に受かった人は多いわけではなく、むしろ少ないのではないかと推察されます。
各予備校の合格率は全国平均よりも高い
| 会社名 | 合格率 |
| フォーサイト | 79.3% |
| LEC | 75.2% |
| TAC | 75.5% |
| アガルート | 66.26% |
| 全国合格率 | 18.6% |
令和6年(2024年)の宅建の全国合格率は18.6%です。すなわち、独学受験者も予備校受験者も含めた全体の合格率が18.6%ということになります。
それに対し、上記の表から分かる通り(少なくとも、合格率の実績を公表している予備校に関しては)全国平均を上回る合格率となっています。
よって、独学よりも予備校利用者の合格率の方が、全体的に高いことが推察されるでしょう。
宅建に独学で合格するための勉強時間は?
一般的に、宅建試験に合格するために必要な勉強時間は、300時間〜400時間と言われています。
ただし、上記の勉強時間は「標準的なカリキュラムを消化するのに必要な時間」であり、独学の場合は教材選びや疑問点の解消に時間を要するため、さらに多くの時間を見積もっておく必要があります。
また、300〜400時間を確保しようとした場合、学習期間から逆算すると1日のノルマは以下のようになります。
| 学習時間 | 1日の勉強時間 |
| 6か月 | 約2時間 |
| 3か月 | 約3.5〜4.5時間 |
| 1か月 | 10時間以上 |
宅建に独学で受かる人の特徴は?
宅建試験の合格者の統計に関して、独学合格者と予備校利用の合格者を明確に分けたものは存在しません。
そのため、あくまで一般論といて考えられる「宅建に独学で受かる人」の特徴について見ていきます。
- 不動産業界など、関連業界で働いている
- 自分で学習する習慣が身についている
不動産業界など関連業界で働いている
あくまで推測になりますが不動産業界など元々宅建試験の内容と関わりのある業界にいる人の方が独学で合格できる可能性は高いと考えられます。
令和7年度宅地建物取引士資格試験結果の概要によると、宅建試験合格者の割合で最も多い職業は「不動産業」です。
| 合格者の職業 | 割合 |
| 不動産業 | 33.2% |
| 金融業 | 8.1% |
| 建設業 | 8.7% |
| 他業種 | 27.9% |
| 学生 | 10.9% |
| その他 | 11.3% |
これは独学限定ではなくあくまで「全体合格者の中の職業割合」であることに留意は必要です。
しかし、全体として不動産業界の合格者の割合がこれだけ高い中、独学合格者に限定した場合の合格率が極めて低いとは考えにくいでしょう。
現職で全く宅建と関わりがないなど知識面で不安がある場合は、予備校を利用するのも一つの手でしょう。
自分で学習する習慣が身についている
自分で学習する習慣が身についている人は、宅建を独学で合格できる可能性があるでしょう。
独学で勉強する場合、いつどのタイミングで勉強するか、どこで勉強するかなども自分で決定する必要があります。
例えば「仕事で疲れているから今日は勉強やめておこう」「見たいドラマがあるから今日は勉強やめておこう」など、様々な誘惑に独力で打ち勝つ必要があります。
そのため、宅建試験に独学で合格できる人は自分で学習する習慣がしっかりと身についていると考えられます。
一方予備校を利用した場合、何れにせよ様々な誘惑に打ち勝って勉強する必要はありますが、予備校講師や専門スタッフなどが声をかけてくれたり、あるいはそもそもうまくメリハリをつけられる勉強計画を立ててくれたりする場合も。
自分で学習する習慣がどうしても身に付かない場合は予備校を利用するのも一つの手でしょう。
宅建に独学で合格する方法は?
宅建試験の独学での合格を目指す場合、まずは勉強計画を立てることが欠かせません。
結論から言うと、宅建に合格できる時間は300~400時間と言われており、1日2時間勉強した場合約6ヵ月かかります。
独学の場合は、学習時間を十分に確保できるかがカギとなるでしょう。
また、過去問集の利用も効果的です。問題集を選ぶ際は、テキストとセットになっているものを選ぶことをおすすめします。
宅建に独学で合格するためのおすすめテキストは?
どのテキストが良いかは人によって異なるため一律でこのテキストさえ利用していればOKということはありません。
しかし、資格試験予備校アガルートアカデミーの林講師は宅建テキスト・参考書・教科書おすすめ!独学の勉強で重宝する10選など!というコラムで以下の10個を提示しています。
- ①この1冊で合格!水野健の宅建士神テキスト(KADOKAWA)
- ②どこでも!学ぶ宅建士基本テキスト(建築資料研究社)
- ③パーフェクト宅建士基本書(住宅新報出版)
- ④さくさくわかる!やさしい宅建士のテキスト(TAC出版)
- ⑤スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト(TAC出版)
- ⑥みんなが欲しかった!宅建士の教科書(TAC出版)
- ⑦わかって合格る宅建士基本テキスト(TAC出版)
- ⑧宅建士合格のトリセツ基本テキスト(東京リーガルマインド)
- ⑨出る順宅建士合格テキスト(東京リーガルマインド)
- ⑩どこでも宅建士とらの巻(東京リーガルマインド)
まずはこの10個を書店などで見て、その中で自分に合いそうなテキストを選んでみるのも良いでしょう。
宅建を独学で合格した人の体験談
ここではアガルートのアンケートで宅建を独学で合格した人の体験談を紹介します。
私は、入社した不動産会社で宅建取得を推奨されていたため、宅建試験を受験しました。
1回目は落ちてしまいましたが、2回目の受験で合格しました。
1回目と2回目の受験で明らかに変わったのは、勉強に対するモチベーションと勉強時間です。
1回目の受験では「やらされている」という感覚が大きかったため、勉強に対するモチベーションが上がりませんでした。
宅建試験のことを詳しく知らなかったため、何から始めたらいいのかも、どんなテキストがいいのかもわからず、6月頃からやっと勉強を始めました。
しかし、まだ不動産の知識がなかったため、一つ一つのインプットに時間がかかり、結局中途半端のまま試験日を迎えてしまいました。
初心者、未経験者はそれなりの勉強時間が必要だと思います。
仕事に慣れてきた頃、宅建を持っていないことを不便に感じることが多くなりました。
物件を契約するためには、「重要事項説明」(以下、重説)という業務を行う必要がありますが、重説は宅建資格を持っていないと行うことができません。
そのため、重説業務だけ宅建士に依頼しなければならず、円滑に業務を進めるために宅建を取得したいと思いました。
また、社内で何年も受験している人を見て、自分は何年も同じ苦労をしたくないから絶対に次で受かりたいという気持ちもありました。
2回目の試験勉強は4月から始め、出勤1時間前と仕事終わりに2時間ほどと、休日は8~10時間ほど勉強しました。
宅建の必要性や合格へのモチベーションが、試験勉強の量と質を底上げした結果、2回目で合格できたのだと思います。
宅建試験日までの勉強スケジュールと勉強方法
4月から8月頃まではインプットとアウトプットを交互に行いました。
科目ごとに、テキストでインプット→過去問・問題集を解く→間違えた問題をテキストで再インプットを繰り返しました。
学習科目は、民法>法令>業法>税その他の順番で進めました。
免除科目は、5点免除を受けていたため勉強していません。
私の場合、業法は業務知識がそのまま活かせたので後回しにしましたが、初心者の方は配点が高いので業法の優先度を高めた方がいいと思います。
9~10月は、過去問を使ってアウトプットを重点的に行いました。
2時間以上のまとまった時間が取れるときは、本番の試験と同じように時間を計り、過去問を解きました。
急いで解くと、ケアレスミスしやすい箇所や暗記が曖昧なところに気付けるので、改善するべき点が明確になります。
また、苦手科目の民法は得点が不安定だったので、試験直前まで復習を繰り返しました。
理解できたつもりでも問われ方が変わると間違えてしまうことが多かったので、他の問題集なども使って、様々な出題形式の問題を解いて対策しました。
問題文の理解に時間がかかったり図を書いたり、解答に時間がかかる科目なので解くスピードも意識しました。
宅建取得後の変化
宅建を取得したことによる変化は多数あります。
- 業務がスムーズになった
- 年収が上がった
- 周りからの評価が変わった
- 権威性や信頼性が向上した
宅建取得は業務効率が上がるだけでなく、お客様に対応できる時間ができたことで、成約件数の増加にも繋がりました。
また、私の会社では宅建取得による昇給制度があったため、年収が上がりました。キャリアアップと同時に生活面が充実したことも大きな変化です。
さらに、難しい交渉事も資格があることで説得力が増し、信頼して仕事を任せていただけることもありました。
お客様の中には、名刺の肩書きを見て明らかに態度が変わる人もいます。
不動産業界にいると宅建はめずらしい資格ではないと感じてしまいますが、一般的には「難易度の高い国家資格」という認識を持っている人が多いと思います。
周囲から評価していただく機会が多く、改めて宅建の知名度の高さを実感しました。
宅建に合格したことや周りからの評価が上がったことが自信になり、実務以外でも自己アピールのひとつとして役立っています。
宅建取得は仕事と生活の両面で多くのメリットをもたらし、取得して本当に良かったと感じています。
独学が難しいと感じたら予備校の検討を
以上見てきた通り、独学での合格率は予備校利用の合格率よりも低いと推察されます。
すなわち、合格の確率を高めるために宅建の予備校を利用することは一つの合理的な手であると考えられます。
予備校の中でも特におすすめなのが、オンライン予備校です。オンライン予備校なら、いつでも好きな時間に学習を進めることができます。
また、アガルートでは資料請求も無料で行えます。あくまで選択肢の一つとして予備校を考えるきっかけになるかと思いますので、ぜひこちらも活用してみてください。
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