今回は、宅建試験の合格を独学で目指そうという方向けにスケジュールを解説するコラムになります。

独学で勉強をスタートさせると言っても、やはり「何を」「どのくらいの時期までに」完了させるべきか等の“勉強の目安”のようなものは当然必要です。

それがないと、無計画に・やみくもに勉強をスタートさせることになってしまい、10月の本番に間に合わせることができなくなるからです。

本コラムが、そのような独学で合格を目指そうという方の“羅針盤”のような役割を果たせば幸いです。

では、始めましょう!

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宅建試験の独学合格に必要な時間と期間

時間配分

まず宅建試験の合格に必要となる以下の要素の確認をしておきましょう。

・勉強時間は?→だいたい300~400時間くらいです

・勉強する期間は?→5~6か月程度が標準的な勉強期間です

・1日どのくらい勉強すればいいの?1日最大2時間くらいが標準的ですが、初めは30分くらいからスタートさせましょう

上記の要素をまとめると、宅建試験の独学合格に必要な期間等はこういった具合になりますね。

つまり……

勉強期間は「4月中旬くらいから10月第三日曜日まで」(約6か月間)で、

その間「1日最大2時間くらいを目安に勉強していく」ことになり、

合計300~400時間くらいの勉強時間になります。

このくらい具体化すると、これから勉強をスタートさせようという方にも、宅建試験の勉強がどういったものになるかがイメージしやすくなるかと思います。

※独学で合格するのに必要な勉強時間に関する詳しいコラム記事は、以下のURL先にあります。

本コラムと併せて、こちらもご参照ください。

関連コラム:宅建は独学で合格できる?勉強時間は?難しい?おすすめの勉強法も解説

独学で勉強のスケジュールを立てる際のポイント

「勉強期間・勉強時間・総勉強時間がわかったぞ!よ~し!!」というわけで早速スケジュールを立てようと思った方、ちょっと待って!

実は、宅建試験に独学で合格するための勉強のスケジュールを立てるうえで必要なことは他にもあります。

スケジュールを立てるうえで、以下のこともセットで考慮していただきたいのです。

①最初の1か月間は「ウォーミングアップの期間」です

宅建試験の合格を目指す方には、少し前まで大学入試に向けて勉強していたという方もいらっしゃれば、「勉強する」ことがずいぶんと久しぶりという方もいらっしゃいます。

①は、どちらかと言えば後者(久しぶりという方)を想定した話になります。

久しぶりに勉強するぞという方は、これまでの生活スタイルの中に、「Youtube」という時間はあっても「勉強」という時間はなかったはずです。

そこで、まずは生活スタイルの中に「勉強」を取り入れる必要があります。

例えば、「Youtube」の時間を少し減らし、そこに「勉強」の時間を入れるといった具合です。

生活スタイルのなかに「勉強」を取り入れ、宅建試験の合格に向けて勉強することを、ある種“当たり前””の状態にしていただきたいんですね。

勉強を開始して最初の1か月程度を、私は「ウォーミングアップの期間」だと考えています。

昨日まで習慣でなかったことを、いちにぃ~の~さん!で、今この瞬間から生活スタイルの一部にするなんて、なかなかできることではありません。

初めのうちは、きっと……少し勉強したら、ついYoutube見始めてしまうとか。

もう少ししたら、友だちとLINEでメッセージのやり取りを始めてしまうとか。

そんなもんだと思います。

なので、初めのうちは5分とか10分とかで構いませんから、まずは「勉強」を生活スタイルのなかに取り入れるところから始めてください。

毎日5分とか10分とかできるようになったら、そこから少しずつ勉強時間を20分とか30分、1時間とかいうように、徐々に伸ばしていきましょう。

そういったことを、最初の1か月間じっくりと取り組んでみて、ご自身に勉強する“習慣”を定着させていきましょう。

②勉強するときは、2種類の教材を操るのが基本スタイルになります

以前、別のコラム記事で、宅建試験の過去問だけで合格することが可能か?という話題を取り上げたことがあります。

関連コラム:宅建士試験の過去問一覧!過去問だけで受かるのかを解説

ここでも少し触れましたが、宅建試験の勉強をする場合、「テキスト(教科書)」と「過去問集」を1セットにして利用することとなります。

「テキスト(教科書)」で学んだことを問題にチャレンジすることによって、その定着度を確認するべく「過去問集」を利用する。

「過去問集」を解いてみたものの、よく分からないところがあれば、それを調べる・確認するために「テキスト(教科書)」を利用する。

このような関係です。

このように、宅建試験の勉強は、基本的に「テキスト(教科書)」「過去問集」という2種類の教材を利用するのが基本スタイルになります。

勉強する際は、原則として、2種類の教材を準備して行うようにしましょう。

ただし、例えば通勤・通学の電車の中など勉強するための空間が狭いという場合や、外出先で勉強するため持ち歩く教材が限られてしまうという場合には、どちらか片方の教材に絞ってしまっても構いません。

もっともそのような場合であっても、例えば昼間はテキストを用いて勉強したのなら、同じ日の夜には過去問集を使って昼間勉強した範囲の問題にチャレンジしてみる等のように、同じ日のなかで「『テキスト』に触れる時間」と「『問題集』に触れる時間」を設けるようにしましょう。

関連コラム:宅建試験の独学におすすめの問題集・過去問題集

関連コラム:宅建テキストのおすすめは?独学の勉強で重宝する4選を紹介!

③細切れ時間は、教材があって初めて活用できます

「資格試験の合格は、『細切れ時間の活用』がカギだ!」みたいな話を、よく目にします。

確かにそれはおっしゃる通りなのですが、このセリフには肝心なことが1つ抜けています。

抜けていることを入れると、「資格試験の合格は、『細切れ時間の活用』がカギだ(から、勉強道具は常に持ち歩け)!」となります。

そうです、細切れ時間を活用するには、勉強道具を常に持ち歩く・用意しておく必要があるのです。

細切れ時間には、2種類あります。

「あらかじめ予定されているもの」「突発的に発生するもの」の2種類です。

「あらかじめ予定されているもの」とは、例えば「電車の待ち時間」が代表例です。

つまり、発生することをあらかじめ予測できる細切れ時間のことです。

これに対して、「突発的に発生するもの」とは、例えば「信号機故障などが原因で、乗るはずだった電車が駅のホームにやってこない時間」が代表例です。

つまり、発生することが予測できない細切れ時間のことです。

発生することをあらかじめ予測できるのであれば、事前に教材を用意しておき備えておくことができますね。

でも、予測できないものに関しては、予測してないので教材を用意して備えておかない限り、もったいない過ごし方をすることでしょう。

こういったことから、教材は常に用意して備えておくことが肝心です。

テキスト等を持っていけないときには、代わりにスマートフォン(スマホ)のなかにデータを入れておく等しておくといいでしょう。

データを入れておくことができないにしても、例えばオンライン講義を視聴できるようにブックマークを登録する等しておけば、突発的に細切れ時間が発生したとしても、すぐに利用できますよ。

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宅建に独学で合格するためのおすすめのスケジュール

以上の話を前提として、本題に入ることとしましょう。

私なりの「宅建試験に独学で合格するためのおすすめのスケジュール」をご紹介していきます。

今回は、新生活が始まる4月スタートでスケジュールを組んでみますね。

①4~6月:ウォーミングアップの期間『「権利関係」「宅建業法」を進めましょう』

初めの3か月間は、最初の1か月はウォーミングアップの期間ということで、「勉強」することを生活サイクルのなかに取り入れることから行います。

そして、次の2か月目・3か月目には、徐々に「勉強」の時間を増やしていきつつ、「権利関係」「宅建業法」の2科目を制覇することを目指します。

この期間に「勉強」が生活サイクルに取り入れられると、この後の期間が非常に過ごしやすくなりますし、有利な形のまま勉強を進めることができます。

②7~8月:ペースアップの期間『「法令上の制限」「税その他」「5問免除科目」を進めましょう』

4か月目に相当する7月は、受験申込みをする月でもあります。

早めに受験申込みを済ませてしまい、一回“気合い”を入れなおしておきましょう。

さて、4か月目・5か月目は、後半2科目の勉強を進めていきます。

①の時期で「勉強」の習慣化はある程度達成できるかと思いますので、1日・1週間の勉強時間を少しずつ長くしつつ、後半2科目の勉強を完了させます。

なお、「法令上の制限」「税その他」は、とても“クセ”のある2科目です。

科目の特徴等を紹介したコラム記事がありますので、よろしければこちらもご参照ください。

関連コラム:宅建試験の問題構成は?各科目の目標点も解説!

③9月:全科目の復習の期間『模擬試験にチャレンジしましょう』

ここまで来た方は、宅建試験の全科目について、ひと通り勉強を行ってきたかと思います。

あとは、これまでやってきたことを総復習・総おさらいしていきます。

苦手なところ・できないところ・まだ理解してないところを中心に、しつこく何度も繰り返しながら勉強し続けましょう。

また全科目の勉強をひと通り行いましたので、「模擬試験の受験」が解禁となります。

模擬試験はいいです、とてもいいものです。

普段の勉強ではなかなか気が付けない部分に気が付くことのできる機会です。

とても貴重な機会ですから、ぜひ模擬試験を積極的に活用していくようにしましょう。

なお、模擬試験の受験に関するアドバイスをまとめたコラム記事もありますので、受験される際はぜひご一読ください。

関連コラム:宅建試験の前に模試を受けた方がいい?理由と活用のポイント

④10月:仕上げの期間『苦手科目・よく間違える論点をクリアしていきましょう』

模擬試験のシーズンが終わる頃には、9月も終わり、いよいよ宅建試験本番まであと2週間……といったところでしょうか。

あと2週間となると、さすがにそろそろ「できること」が限られてくるはずです。

ここまで来ると、貴重だった勉強時間が、ますます貴重なものとなるはず。

ここは、やはり弱点の克服を優先して行うこととしましょう。

模擬試験の結果なども手元にあるでしょうから、そういったものを手掛かりに、試験本番までの間、徹底的に弱点克服に努めることとしましょう!

あと少し!

オンライン講座の活用もおすすめ

以上が、宅建に独学で合格するためのスケジュール・期間に関する解説です。

スケジュールと、それぞれの期間内でやるべきこと・やっていただきたいことを、できる限り具体的に書かせていただきました。


何を、いつまでに、どのようなことを意識しつつ、進めていくのか等についても書かせていただいたので、様々な方の参考にしていただけるのではないかと思います。

ただ、その内容をご覧いただいた方のなかには、「細切れ時間をうまく使っていかないと、10月の試験には間に合わないかも……」なんていう風にお感じになった方もいらっしゃるかもしれませんね。

そういった方は、アガルートアカデミー等のオンラインの受験指導校を思い切って利用することも検討してみてください。


オンラインの受験指導校の提供する映像講義などであれば、細切れ時間に勉強を進めることを前提とした設計(例:チャプターごとの講義時間が短く区切られている)になっているかと思います。

細切れ時間の活用との相性は、かなり良いと思いますので、うまく活用していただくことにより、今年の試験の合格をより確実にすることが期待できます。

今回のコラム記事を参考に、10月の本番に向けた、あなたなりの最強の合格プランを立ててみてください。


そして、今年の試験に、絶対に合格してくださいね!

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この記事の著者 林 裕太講師

2007年に行政書士試験に合格し、大手資格予備校で長年行政書士試験の受験指導を行う。

初学者向けの入門講座から、受験経験者を対象とした上級講座まで幅広く講座を担当。

本試験の出題傾向を緻密に分析した上で、初学者・受験経験者問わず、少しでもわかりやすく、点をとりやすくなるような講義とテキスト作りに心血を注ぐ。

また、様々な資格試験に精通する「資格マニア」でもある。

アガルートアカデミーでは、行政書士試験だけでなく、公務員試験(法律系科目,社会科学等)、

宅地建物取引士試験、司法試験(一般教養科目対策)、ビジネス実務法務検定®試験の指導も行う。

林 裕太講師の紹介はこちら

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