受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

宅建試験を目指した理由・契機

学生時代に不動産関連のバイトをしていた経験があり、少なからず宅建試験には興味があったこと、現在の業務(公務)において不動産に関わる内容を取り扱うことがあり、先方と電話で会話した際においても意外に専門用語が不明なことが多く、知識がないことの未熟さを痛感したこと、業務をするうえで法令等の根拠を確認することも多かったことから、自分の見識を高めるためにもこの機会に宅建受験をしようと決意しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

独学である程度内容を理解し問題も解答できていましたが、毎回ケアレスミス・読み取りミスを含め痛い失点が多く、過去2回は1点差で不合格でした。
今回は、仮にミスが出てしまっても、ゆとりをもった合格を果たせるよう万全の態勢を整えるために、CMの影響もあり合格実績の高いアガルートの受講を決意しました。

合格体験記・学習上の工夫

過去問は何度か回しましたが、直前期に多くの方が実施しているような何周も何周もやるというようなことは時間の都合上できませんでした。
しかしながら、過去問に出てきて、間違ったところや未記載な事項等は、テキストに書き込んでいたため、テキストを見返す度に、過去問で間違いやすい部分を毎回確認できており、ひっかけポイントを少しずつ減らせていけたのかなと思います。
権利関係では、整理が必要な分野(制限行為能力者、意思表示、時効、借地借家法、区分所有法)は、テキスト等のまとめてある資料を活用しつつ自分なりに整理して、暗記しやすいように表を作成し工夫しました。
法令上の制限は、宅建業法のように個数問題がないため、正確な知識があれば正解を導きやすいことから、割と重点的に勉強しました。
税その他では税金は一覧表にして暗記、所得税は内容が豊富なので個別に整理し、その他は過去問の周辺知識を拡充した勉強をしました。
宅建業法は、模擬試験において、特に個数問題で1問不正解が多く最後まで不安定な分野でありましたが、34条書面、35条及び37条書面は語呂合わせを活用して主要な部分を暗記し、過去問でひっかかりやすい細かい部分はテキストに書き込んだりして、集中的に暗記しました。
免除科目は特に景品表示法の部分は細かい部分を含め暗記する比重が多いため、定期的に広く浅く復習を継続しました。
5月に受講を開始し、机に向かって勉強する時間が1週間に2~3時間程度しかとれなかったため、講義は主に隙間時間を使って耳で聞くようにしており、隙間時間で暗記しにくい事項を一覧表で暗記したり、健康維持のため運動(走りながら)をしながら耳で学習をしたりと工夫しました。

演習総合講義のご感想・ご利用方法

基本的な内容が丁寧に記載されていました。
本当はじっくり視聴したかったのですが、5月から受講し勉強に費やせる時間の都合上、1回しか動画は見られませんでした。
私からすると、基本的な内容が意外に多かったのではないかと思っております。
そのため、演習総合講義は、学習の進捗によって必要な人、必要でない人がいるのかなと思います。
私は一通り流して学習しましたが、不得意な部分に特化して聞いてもよかったのかなと感じています。各章ごとにまとめ講義があるので、時間が無い人は知識の総点検という観点では、まとめ講義だけでも複数回見てもいいのかなとは思います。
あわせて、工藤先生が記載する板書は、要点がコンパクトにまとめられており、知識の整理がしやすい内容になっていますので、確実にテキストに書き込んでおくことをお勧めします。

アガルートのテキストについては、必要な事項が過不足なく網羅されています。
独学の時に使用していた市販の予備校のテキストも長年使用していたため、アガルートのテキストと併用しました。
アガルートのテキストは、整理された表や図も要所要所に記載されているので、テキストの表を活用して、自分なりに加工して暗記に役立てられると思います。

総まとめ講座のご感想・ご利用方法

各重要論点の総復習ということで、特に直前期は重要な部分の知識の思い起こしに役立ちました。
総合講義は見返す時間がありませんでしたが、総まとめ講座は1つ1つがコンパクトに収録されているので、時間がある時に複数回再生して復習できる内容であると感じました。
見開き左側の過去問も10年以上前の問題も掲載されており、初見の過去問を解くいい機会でした。
講義の内容においては、林先生が具体的な例を用いて面白おかしく説明している部分もあり、記憶の定着、理解の促進につながったと思います。
工藤先生のように丁寧な説明もありがたいですが、時としてざっくばらんに話す林先生の講義も心地よく感じました。
テキストは、重要ポイントを集約しているため、本試験前や模擬試験前に見返すのに適したものだと思います。

直前答練のご感想・ご利用方法

試験1か月前に実施して2回とも43点であり、市販の模擬試験と比較しても基本的な問題で構成されていたと感じました。
ちなみに、本試験において出題されていた「抵当権の順位の放棄」に関して、マイナーな分野であったものの、直前答練で出題・解説されていたおかげで数秒で解け、本番では面食らうことなく自信をもって解けたことは大きな心のゆとりをもたらしてくれました。
さらに、法改正内容に対応された問題も多く出題されており、改正情報に抜け漏れなく本試験に臨めたものと感じます。
直前答練を数回解く時間はなかったため、1日数分見返す時間を作って、特に誤った選択肢を中心に復習しました。
また、ケアレスミスやイージーミスには、その旨の表記をして、ミスの再発防止を意識づけました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

試験1週間前に実施し、得点は41点でしたが、間違ったものはほとんどが比較的定番のひっかけ部分(「かつ」の部分を「または」、「免許取消処分」のところを「業務停止処分」等)であり、基礎的な部分を見返すいい機会となりました。
試験は、時間を計測して解答しましたが、1時間30分ぐらいで解き終わっていたと思います。
私は、解答がしやすい免除科目5問を先に解いて、次に法令上の制限及び税その他、個数問題の多い宅建業法、そして権利関係の順番で解くようにしていました。
権利関係は、解答がしやすい区分所有法や借地借家法を先に解いた後、その他の民法等に手をつけました。
多くの予備校が宅建業法の26番から解くやり方を進めていますが、最近の宅建業法は個数問題も多く、ひっかけ等で難化しつつあるため、私は、自分が解きやすく解答を出しやすい科目から解いていくことが最適と感じています。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

宅建業法に全努力を傾注し、権利関係やマイナーなCランク問題は力を入れない方がいいと言われますが、初学者や短期間の勉強しかできない人以外は、一概にそうとは言えないというのが率直な感想です。
近年、宅建業法は、個数問題を増やし、かつ、問題内容も複雑化し、長年勉強している者にとっても失点しやすく満点も取りにくい問題形式である一方、そこを補完するのが意外に知っているだけで簡単に正誤を判定できる個数問題ではない権利関係やB・Cランク問題であったりします。
確かに枝葉末節に力を注ぎすぎてはいけませんが、Cランク問題といえども完全には捨てずに少なくとも概要だけでも学習しておき、あわよくば直前に復習し少しでも解答できるように若干なりとも演練しておくことが自己防衛の一つだと感じています。
ちなみに、今回の本試験において、私はAランク問題を2問落としておりますが、Cランク問題は6問中5問正解しており、長年勉強をしていてもAランク問題はやはり落としてしまう(細かい部分は忘却する)のが現状で、Cランク問題に助けられました。
模試は、アガルート以外では、受験の雰囲気と時間の感覚を掴むため、それぞれ別の3校で会場模試を受験しました。
いずれも40点前後の点数でしたが、難問で失点というより簡単なひっかけ問題で失点しているということが多く見受けられ、基本的な部分の定着の難しさを痛感しました。

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