受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

宅建試験を目指した理由・契機

2022年に行政書士試験に合格し、23年は行政書士として登録する前の準備期間の1年と位置付けて、資格勉強の1年としました。
具体的には、FP2級、簿記2級、宅建の取得を目標としました。
また、宅建取得の準備を進めていく中、現職で社内ベンチャーとして事業を立ち上げ、その事業の展開をしていく上で、宅建取得が必要となりました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

2022年に豊村先生の行政書士試験/入門総合講義を受講しておりました。
そこで、合格の経験をさせていただきましたので、宅建を目指すことを決めた際に、アガルートを検討させていただきました。
アウトプットを重要視されている小林先生の考え方が自分に合っていましたので、いい結果が出ると感じ、受講しようと思いました。

合格体験記・学習上の工夫

3点あります。

1点目:インプットとアウトプットを短縮化

学習初期段階では、章ごとにインプットを終えると、すぐに問題を解きました。
その際に、各肢に関連する記載のあるテキストのページ番号を記載し、再度問題を解いた際に、振り返るべきテキストにすぐに飛べるようにテキストと問題集をリンクさせていました。

また、テキストも、記載されている内容の横に、問題の番号と肢を記載しました。
そうすることで、テキスト→問題集、問題集→テキストへと、該当ページを探す時間短縮を行いました。

2点目:学習範囲に濃淡をつけること

目標得点は、41点に設定しました。
内訳は、権利関係と宅建業法で30点、法令上の制限6点、税その他1点、免除科目4点です。
私は4ヶ月程度の期間、学習しておりました。
学習開始後、1.5ヶ月で全てを1周し、1ヶ月で2周し、1.5ヶ月は宅建業法、借地借家法、区分所有法、不動産登記法、法令上の制限に集中して学習し、0.5ヶ月で得点しきれない分野と全体の復習を行いました。
得点目標と現状とのギャップを分析しながら、学習期間ごとに目標を設定し、取り組んでいました。
目標設定では、どの科目のどの分野を解くか問題数を設定し、解いた後には、肢ごとにどこが間違っているのかを問題文を見て答えられるように、テキストを振り返って確認を行いました。
また、テキストを振り返った際は、周辺の知識も確認し、知識の抜け漏れの確認を同時に行いました。
現状の確認としては、模擬試験を活用し、点数と目標とのギャップや、正解しているが試験時間中に自信を持って選択できなかった分野を明確化しました。
得点できていない分野や理解が浅い分野は、試験当日に得点できるように、学習時間に取り込みました。

3点目:一度に全てを覚えることはできないという考え方で学習すること

ペンキ塗りのイメージで学習をしておりました。
外壁のペンキ塗りは一度で完成するわけではなく、何度も重ね塗りをすることで綺麗になります。
学習もこのイメージをしており、一度で学習した分野を全て理解、記憶することは困難だと認識しておりました。
そのため、何度も振り返ること、復習することで、理解を深め、記憶できるようにしておりました。

問題で間違えてしまっても、「本番じゃなくてよかった。試験で正解できるようにしよう」というような気持ちで学習をしていたことで、継続できたと思います。
この考え方は、2022年にペンキ塗りのイメージを豊村先生から伺い、参考にさせていただきました。

入門総合講義のご感想・ご利用方法

まず、初めに各科目での目標点数を示していただけます。
その目標に達成するために、必要な講義をしていただけますので、非常に学習をしやすかったです。

例えば、権利関係では7/14程度でも合格できるので、過去10年間でほとんど出ていない分野を追いかけなくてもよいと伺いました。
そのおかげで、頻出の分野に絞って学習を進めることができました。
また、宅建業法では18/20以上が目標でしたので、テキストの端に記載されている内容も理解できるように隅々までインプットしました。
これは、初めに目標点数を設定したので、その点数を獲得できる学習にできたと思います。
また、テキストは4冊(権利関係、宅建業法、法令上の制限、税その他/免除科目)ありましたが、講義内容はコンパクトでありながら、内容の密度は高いので、メリハリがついているように感じ、効率よく学習を進められたと思います。
また、私は、ノートを別で作る気はなく、テキストと問題集で完結させたいと考えておりました。
テキストは、メモ書きができるように左端や右端にスペースがありましたので、追記がしやすいことがよかったです。
講義時間は、1回あたり30分を超える動画はほとんどありませんでしたので、視聴しやすかったです。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

丁寧に解説していただきましたので、わかりやすかったです。
問題を解く上で、どのように知識を使って解答を導くのか、また、どの点がひっかけているのかなどをご教示いただきましたので、参考になりました。
学習初期の段階では、報酬の計算がなかなか正解できず苦労しました。
テキストでは理解していると感じていた分、どこで間違ったのかを把握するのに苦労しましたが、林先生が丁寧に解説してくださり、当日では無事に得点することができました。

また、林先生が宅建試験にチャレンジされた頃に苦労されていた分野についてもお話をされていて、躓いているのは、私だけではなく、皆さんが通ってきた道で、反復して学習することで乗り越えられるものだとわかりましたので、とても励みになりました。

総まとめ講座のご感想・ご利用方法

講義時間が短時間でしたので、利用しやすかったです。
問題も1問1答になっており、解くのに時間をそこまで要しませんでした。

総まとめ講座は、入門総合講義と過去問のインプットとアウトプットを行った結果、理解をしているかどうかの指標に使用していました。
また、コンパクトにまとまっておりますが、入門総合講義で触れていない内容もわずかではありますが一部ありましたので、その点はとても勉強になりました。
総まとめ講座を1周することで、理解が進んでいる分野とそうでない分野を明らかにできましたので、合格するためにどの分野に注力するべきかが明確になり、その後の学習内容の修正に役立ちました。
利用方法としては、1周目は入門総合講義の理解の進捗確認、2周目は理解が進んでいない分野の理解度の確認として使用しました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験は8月下旬ごろに受けました。
目的は、学習の進捗確認です。
点数としては36点でしたが、業法の点数が14/20で目標に届かなかったことを、喫緊の課題として認識しました。
権利関係は14/14でしたが、当日満点を取れる可能性が高くないと判断しました。
仮に権利関係で10/14であった場合、総得点は32点になるので、業法を18点以上獲得する必要があると判断しました。
そこから、業法で得点できない分野のインプットとアウトプットの復習を強化し、試験日当日にいかに得点できるかを意識して学習に生かしました。
試験日当日は、権利関係は11/14でしたので、模擬試験で宅建業法の復習に注力しなければ合格はなかったと思います。
現状を把握するために、模擬試験を活用できますので、模擬試験を受ける意義はとても大きかったと感じます。また、模擬試験後に、目標とのギャップを埋めるためにどのような学習をするかが重要と思います。

自由記載欄

小林先生

わかりやすい講義をしてくださり、ありがとうございました。
単なる暗記ではなく、理解して記憶できる講義でしたので、とても楽しかったです!

林先生

過去問解説、ありがとうございました。
行政書士試験でもお世話になり、今回、宅建でもお世話になり、とても感謝しております!