受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

宅建試験を目指した理由・契機

ごく最近、行政書士試験の受験勉強をしていたことがあります。
その経験を他資格取得に活かせないかと思い、見つけたのが宅建試験でした。

行政書士試験における「民法」は、宅建士試験では(範囲・深度が異なりますが)おおよそ「権利関係」という科目にあたり、宅建試験では合計50問中14問出題され、中には宅建試験受験生にとって得点しづらい問題も出題されうるということは、事前に調べ存じておりました。
過去問も解いてみながら色々と総合的に検討した結果、民法の学習経験は大きなアドバンテージになると考え、宅建試験合格を目指してみました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

なんといっても太っ腹な「合格特典」が一番大きなきっかけです。
今回は「全額返金」をあてにして、チャレンジさせていただきました。

合格したら「全額返金」を宅建士の登録料にまわすこともできますし、他資格取得のために充てることもできます。
宅建士の場合、他資格と併せ、マルチライセンスで大活躍しているというケースも世間にはたくさんあると聞きます。
合格後のキャリア形成を考えても「全額返金」は大変ありがたく、大義のある特典であると存じます。
また、これは二番目のきっかけとはなりますが、私は普段カレンダー通りフルタイムで働いているため、全て(視聴から合格者インタビューまで)がオンラインで完結できるというのがとても便利で素晴らしいと思い、アガルートアカデミーの宅建講座を選びました。

合格体験記・学習上の工夫

私の場合、キーワードは「ノルマ(一定量)」と「ハードル(下げる)」でした。
やる気がない日も多くありましたが、「嫌だな〜」「面倒だな〜」「勉強したって合格できないこともあるしな〜」などの感情はハードルに感じてしまいます。
ですから、少なくとも勉強の時間にはそのような感情は排除し、「ノルマを決め淡々と片付けるだけ」というイメージで日々を過ごしました。
ノルマは毎日一定量を定めましたが、その代わりハードルは下げに下げました。
元気一杯でノルマがこなせる日はいいですが、元気が出ない日もあります。
そういう日も一定量のノルマがこなせるように調整しました。

【元気が出ない日の活動例】

  • 「寝ながらでいいのでテキストを開く…」(OK!ちゃんと座れない日もある!)
  • 「今日は仕事で疲れたから講義の聞き流しだけ…」(OK!聞き流すだけの日もある!)
  • 「Aランクで正解したことがある問題だけさらうね…」(BCランクは気が向いた時でOK!)
  • 「思ってた時間よりノルマ早く終わっちゃった…」(OKハイ次!社会人は他にもやることいっぱいある!)

このように勉強に向かうハードルを下げ、その代わりにとにかくできる範囲で勉強量を稼ぎ、基礎知識から地道に固めていけるよう心がけました。

※もちろん全部やりきれない日もありましたが、やりきれなかった分は決して負債としては考えず、日毎リセットして気負わず翌日分を学習しました。全体の網羅率を意識するためです。

私の場合はやり始めさえすればやる気はそのうち出てくる性格なので、この方法でウォーミングアップしてからなら「難しめの問題もやってみようかな」「あと1ページやってみようかな」などとその気になりやすく、性格に合った良い工夫だったと思います。

入門総合講義のご感想・ご利用方法

入門総合講義は、章ごとのボリュームが大きすぎないので、取り組みやすいという印象が強いです。
フルタイムワーカーの身でもスケジュール管理さえすれば、全体を通して学習してもそれほど負担には感じませんでした。

ですから、勉強時間が限られた受験生でも、効率の良い学習がしやすいです。
倍速再生機能も効果的なので、2回目以降の視聴では特にオススメです。
また、わからないところは何回も視聴しましたが、正直に申し上げてわからないところはわからなかったです(笑)
特に「法令上の制限」ではそういうことがかなりよく起こりました。
最初は確かに結構悩みましたが、そういうチャプターでは先生も、どうしてわからなくなってしまいがちなのか理由を説明しつつ、「ここは確かに難しいよね」「わからないことをあまり深く考えすぎてつまずくよりかは、全体、回数、そして過去問を回すことが大事」のような声がけをしてくださったこともあり、深く気にすることはせずに気楽に次に行くことができました。
要所要所での先生のお声がけで、いい意味で頑張りすぎず、理解できるところとできないところを整理しつつ、全体に気を配りながら学習を進めることができたのだなあと思います。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

宅建試験においては、講座の中で小林美也子先生と林裕太先生がおっしゃっている通り、「過去問!過去問!過去問!」に尽きるとのことでしたので、過去問解説講座は特に丁寧に、毎日一定数の問題を解きながら、2周目以降は必要に応じて受講しました。
ある科目では、入門総合講義で理解できないため、逆に、講義を理解しないうちに「過去問から解いてみる」「過去問解説講座から受講してみる」、というようなこともたくさんあり、科目によってはこのような柔軟な対応が大変役立ちました。
テキストに載っている過去問で理解できない選択肢は、試験当日までたくさん残りましたが、わからないのはそのまま丸呑みする勢いで当日覚えつつ、試験時間ギリギリまで向き合い続けました。
その結果、試験では過去問解説講座でも見覚えのある選択肢、話題、さっき丸呑みした情報が意外にたくさん出てきて、大変心強く、小さなガッツポーズをしてしまいました。
過去問解説講座をよく聞きながら過去問に取り組むことは、即効性があると体感することができました。
特に「法令上の制限」では、都市計画法と建築基準法で結局最後まで強い苦手意識をなくすことができず、取り組み方に悩みました。
一般的に言われている通りなのですが、漢字ばかりでイメージしづらい専門用語が多く、相当手を焼きました。
勉強する中で「自分の住む自治体の用途地域を調べてみる」「建築基準法を勉強しながら自宅や近所の工事現場を眺めてみる」などして自分の生活に引き付け、なるべく親しみやすく感じられるような工夫をしてなんとかやりくりしました。
また、これは林裕太先生が過去問解説講座でオススメされていた方法ですが、「法令上の制限」の中で都市計画法・建築基準法よりも先んじて他の法令関連を仕上げるよう気をつけてみました。
これが精神衛生上とても性に合っていて、実際の点数にも大変良い影響があったと言えます。

総まとめ講座のご感想・ご利用方法

全科目のおおよそを確認できる「総まとめ講座」ですが、サイズがちょうど良いので、小さなカバンなどにも入り、どこにでも持っていきつつ重要論点を確認することができます。
個人的には、試験当日までに、内容のほぼほぼ全てを暗記ペンで塗りつぶしてしまいました。

入門総合講義や過去問解説講座を何周かしてできるようになった気になっていても、総まとめ講座と暗記ペンで確認したら、意外にわかっていない部分が発見できたりするもので、私にとって大変貴重な存在でした。
届いたらすぐに開けて学習するべきだったと思うのですが、私は「過去問がまだ全部できていないから」などというつまらない理由により、それがすぐにはできませんでした。
これから受講される方におかれては、ぜひ届いたらすぐに開けて中身を確認していただきたい教材です。
総まとめ講座のおかげで、過去問の理解が捗るみたいな状況も、あると思います。
ただし、総まとめ講座では「全科目のおおよそを網羅できる」のにとどまるとのことですし、過去問と入門総合講義の併用が必須であることは申し上げるまでもありません。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模試は8月、9月で合計2回受験しましたが、大変お恥ずかしいことに2回とも25点以下で、合格点には程遠かったです。
模試以降「とにかくかなりやばい」「全てが全然足りていない」などと、気が気でない焦りの日々が続きました。
確かに色々なものが全然足りていない状況ではありましたが、思えばこの模試の時期の「今までより一層しっかりやらなければ、間に合わない」という心持ちこそが、合否の分け目だった気がします。
模試の成績に引きずられ、試験に不合格となる自分を毎日想像しました。
でもやっぱり合格したかったので、テキストを開く時間にはそういう感情はきっぱり排除し、「模試は模試、本番は本番」と気持ちを切り替えました。
「今はやるべきことを決め淡々と片付けるだけ」という意思を固く持って、勉強を続けました。
具体的には、模試の直後でその日のうちに、出題された論点を科目別に確認し、間違えた問題についてはどのような考え方で選択肢を選んだり切ったりしたかを思い出し、間違えた原因を入門総合講義・過去問解説講座・総まとめ講座で丁寧に確認しました。

二つの模試で共通して間違えてしまった論点がたくさんありましたので、それらは確実に一つずつ潰しました。

自由記載欄

まずは、厚く御礼申し上げたく存じます。
入門総合講義の小林美也子先生
過去問解説講座の林裕太先生
おかげさまで、宅建試験に合格することができました。
本来ならばぜひ直接お伝えしたいところではございますがそれはかなわず、この場をお借りして、御礼申し上げます。
この度は本当に、どうもありがとうございました。
今日まで私には、他人様に自慢できるような学歴や職歴や資格がありませんでした。
ただ生きるために忙殺されるだけの、いわゆるワーキングプアな毎日を過ごしつつ、「人生100年時代」とか叫ばれるこの時代で、今過ごしているような毎日が一体あとどのくらい続くのか、とある日考えました。
何もしなかったら、死ぬまでウン十年このままです。
大変なのに退屈すぎて、耐えられないと感じました。
こういう毎日に、ちょっとでいいから何かしらのさざなみを起こしたくて、その契機に何かしらの資格をとってみようと思い、今回は宅建にチャレンジしてみました。
受講の途中で色々なことがやっぱりキツいし、ワーキングプアな毎日がすぐすぐ変わるわけでもないしで、何度も止めそうになったりしましたが、「わからなかったら後回し」「全体を回すことが大事」「少しずつ続けることが大事」このような考え方を先生方お二人から伝授していただき、私も少しずつですが実践することができました。
受験勉強中は仕事でも、家庭でも、その考え方をお借りして楽になったことが多くあります。
そして、おかげさまで無事合格することができました。
家族や友人から
「よくやったね!頑張っていたのをずっとみていたよ!」
「どこの講座で合格したの?紹介して!」
「不動産取り扱う法人やってるから、一緒にやろう!」
このように言っていただけたのですよ。感無量です。
大変身に余ることですが、ステキすぎるくらいさざなみを起こすことに成功しました。
さざなみついでに、今後はマンション管理士試験・管理業務主任者試験対策講座、賃貸不動産経営管理士試験講座のあたりも学習してみたいと考えています。
お二人から、資格と一緒に大事な考え方をも伝授いただくことができました。

重ねて御礼申し上げます。
この度は、本当にありがとうございました。
そして引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。