不動産系の国家資格として需要が高い宅地建物取引士（以下、宅建）。

「せっかく有資格者になるのなら資格手当がほしい」「相場はどのくらい？」など、気になっている方もいるでしょう。

当コラムでは宅建資格に対する資格手当について、支給の有無や相場などを詳しく解説します。

受験を検討している方・資格保有者として就職や転職を考えている方はぜひ参考にしてください。

宅建に資格手当は出る？

宅建の資格手当は、会社によっては出る場合があります。

中でも、不動産系の会社においては資格保有者に対して資格手当の支給を謳っていることも多くあります。

宅建士の独占業務は

• 不動産取引時の重要事項の説明
• 重要事項説明書（35条書面）への記名
• 37条書面への記名

などいずれも不動産売買に関わるものであるため、不動産を扱う事業所にとっては欠かせない資格です。

人材確保の観点から資格手当をはじめとするサポート制度を設けている会社は少なくありません。

例えば、以下の会社・職種の求人では、公式サイト内で資格手当を支給する旨が明記されています。

• 大東建託グループ ルームアドバイザー職
• 積水ハウス不動産東京

不動産業界以外では、銀行をはじめとする金融業界や、宅建資格講座を開講している資格試験予備校などの求人で資格手当が出ることがあります。

詳しくは各社の求人ページや福利厚生ページなどを参考にしてください。

宅建の資格手当の相場は？5万円が出る？

宅建の資格手当の相場は、一般的に月に1〜2万円ほどの企業が多いとされます。

そもそも、宅建に限らず資格手当の具体的な金額や待遇については明確に公表していない企業がほとんど。

一方で、求人の段階で月に5万円の資格手当を出すと明記している企業も実在します。

資格保有者に対する需要や考え方は各企業によるため、一般論で正確な相場を割り出すことは難しいでしょう。

該当の会社に直接確認を取ることが一番の早道といえます。

一口に資格手当といっても支給内容や方法は企業によって異なるため、「どのような待遇制度なのか」は問い合わせておいて損はありません。

自社の場合はもちろん、資格手当を転職の目的としているといった場合には特にしっかり確認しましょう。

会社によっては宅建取得のサポートをする場合も！　

会社によっては、「資格取得支援」などの名称で宅建取得をサポートしてくれることもあります。

学習段階から支援を得られるため、モチベーションの維持には非常に効果的。「資格手当」と併用されることもあります。

以下は、宅建の資格取得支援を行っている企業の一例です。

• オープンハウス
• 一条工務店
• 東急リバブル
• 住友不動産販売
• 野村不動産ソリューションズ

中には、支援金の給付を行うだけでなく、資格学校と提携するなど従業員が学びやすい環境を積極的に整える企業もあります。

「取得前から支援」「合格後に手当」など、資格取得に関する福利厚生は会社によって異なります。

会社の制度を利用して宅建合格を目指す場合は事前にどのような制度かを問い合わせてみましょう。

宅建の資格手当はパートやアルバイトにも出る？

会社や求人によっては、パートやアルバイトスタッフにも宅建の資格手当が出る可能性があります。

中には、宅建資格必須の業務への求人で「資格手当支給」の記載があることも。

詳細が知りたい場合は、面接などの機会に「どのような制度で手当が出るか」を確認するとよいでしょう。

資格手当が欲しい場合は予備校を利用して宅建取得を目指そう！

当コラムでは、宅建の資格手当について以下の内容で解説しました。

• 企業や求人によっては、宅建の資格手当が出ることがある。特に、不動産業界や金融業界などの求人に多い。
• 宅建の資格手当の相場は、月1〜2万円ほどが一般的とされる。月に5万円支給する企業もある。
• 資格保有者への手当支給ではなく、取得前に補助金などを出して支援する企業もある。
• パート・アルバイトの求人でも宅建の資格手当が出されることがある。
• 資格関連の制度や待遇は企業によって異なるため、制度を利用したい場合は内容などを直接確認するとよい。

「自社に在籍している従業員に受験を促す」「人材を確保する」などの目的で導入されることが多い資格手当。

しかし、中には最初から「宅建資格必須」の求人もあります。

資格手当の観点だけでなく、就業先の選択肢が広がるという意味でも宅建資格取得には大きなメリットがあるといえるでしょう。

就職・転職前に宅建資格取得を目指すなら、アガルートの「宅地建物取引士資格試験講座」がおすすめです。

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