宅建は大学生におすすめ?新卒の就職で有利?就活で無双できる?など解説
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宅建は大学生にもおすすめできる資格なのでしょうか?
そもそも難易度的に在学中に取得できるか?また、取得できたとして新卒の就職で有利なのか?また、就活で無双できるという噂もあるが本当なのか?
そこで、大学生に宅建の取得がおすすめの理由や就活、就職後に役立つのか等を解説します。
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大学生にも宅建の取得はおすすめ
結論から申し上げますと、大学生にも宅建士の取得はおすすめです。
その理由は4つあります。
- (新卒の)就職活動で有利になる
- 就職後のキャリアにも活かせる
- 実践的な法律知識を身に着けることができる
- 短期間での取得を目指せるので在学中に合格しやすい
以下で詳しく見ていきます。
(新卒の)就職活動で有利になる
宅建の資格は、金融・保険業界のほか、特に不動産業界への就職に強みとなります。
金融・保険業界では、ローンに際して抵当権を取り扱うなど、仕事において不動産関連の知識が必須となっています。
そのため、新入社員に不動産関連知識の教育を欠かすことができず、どうしても社員教育に大きなリソースを割かざるを得ません。
宅建の取得は、不動産に関する知識を備えていることを証明します。
不動産関連の知識を持っている人材であるということで、社員教育に割くリソースも必要最小限度になります。
このことから、社員教育を素早く終えて会社に貢献できる人材と評価される可能性があります。
また、宅建士の仕事は不動産取引における説明や契約書等への記名押印といった宅建士しかできない独占業務があります。
これらの仕事は、不動産取引において重要であるため、宅建士の存在は不動産業に欠かせません。
そのため、宅建資格を持っていると就職で、特に不動産業界において有利となりえます。
また、宅建を取得したということは勉強を続けてきた証です。
そのため、金融業など以外の業界でも、向学心のある人材と評価されることになり、採用されやすくなる可能性があるといえます。
もちろん、宅建資格を持っていればなんら努力せずとも就活で無双できる、ということはないでしょう。
しかし、少なくとも保有していないよりは保有している方が、特に不動産業界などでの就職活動で有利になると言えるでしょう。
就職後のキャリアにも活かせる
宅建は人気の高い資格であり、独占業務もあるので、就職後にも役立ちます。
例えば、キャリアアップを目指しての転職や独立開業をする場合、出産・育児を終えての仕事復帰にもこの資格を役立てることができます。
このように宅建の資格を取得することで、若いうちから生涯有効な切り札を手にすることができるようになります。
様々な場面で宅建は活用できる資格であることが分かります。
実践的な法律知識を身に着けることができる
宅建試験対策の学習では権利関係科目から民法や借地借家法といったものを学びます。
社会では民法に基づく契約が多くかわされており、宅建から契約の仕組みなど実践的な法律知識を身に着ける事ができます。
また、法令上の制限科目では建築基準法や都市計画法といった行政と社会との規律を定めた法律も学びます。
法律の意義や趣旨といったものを考えるきっかけになり、幅広い視点から物事をみることができるようになります。
宅建では、こういった様々な法律知識を学ぶので、社会人として必要な素養を養成でき、就職後に役立てることができます。
短期間での取得を目指せるので在学中に合格しやすい
宅建試験の合格に必要な勉強時間は、300~400時間ほどです。
他の法律を勉強する資格試験と比較すると、行政書士が800~1,000時間、司法書士が3,000時間といわれており、宅建士はこれらの資格より短い勉強時間で合格が目指せる資格であることが分かります。
比較的短期間で取得を目指せるため、大学在学中に合格しやすい資格といえるでしょう。
宅建は大学生が合格できる?大学生の合格率について!大学別の合格率は?
令和 5 年度宅地建物取引士資格試験結果の概要によると、令和5年宅建試験の合格者の職業別の構成比は以下の通りです。
不動産業 | 32.50% |
金融業 | 8.20% |
建設業 | 8.80% |
他業種 | 25.00% |
学生 | 10.90% |
主婦 | 4.00% |
その他 | 7.90% |
要するに宅建の全合格者の内、10%程度が学生であったということです。
確かに不動産業よりは値が小さいですが、金融業や建設業、主婦などと比べると値は大きいです。
また、不動産業の場合、そもそも受験者の絶対数が多いため、その結果合格者の構成比も大きくなっている可能性が考えられます。
そうした意味において、大学生の宅建合格率はある程度高いと言えるのではないでしょうか?
なお、学生の合格について見つけられる公式の情報はここまでで、例えば大学別の合格率などについて見つけることはできませんでした。
【参考データ】アガルート受講者の内、合格者の職業別構成比について
資格試験予備校アガルートアカデミーでは、受講者に対してアンケートを実施しています。
その結果、令和5年度試験の内6.3%が学生であるという結果になりました。
※令和5年度宅建士試験合格者向けアンケート結果の宅建士試験合格者の職業別構成比から引用
大学生はいつまでに宅建を取得すべき?いつから勉強を始めるべき?
目的にもよりますが、宅建の取得を検討する大学生の多くは就活でのアピール材料の一つとして宅建合格を示したいと考えているでしょう。
ここでは、就活の際に「宅建試験合格済みである」ことを示すことを目標とした場合にいつまでに宅建を取得すべきか、いつから勉強を始めるべきかについて見ていきます。
まず最初に宅建の試験日を確認しましょう。宅建試験は例年10月に実施されます。令和6年度試験(2024)は10月20日(日)です。ちなみに、申し込みは例年7月ごろから可能となります。
次に、合格発表日を確認しましょう。仮に試験で合格点を取ることができていたとしても、合格発表日までは公式には自分が合格していたかどうかわかりません。すなわち、発表前の時点では履歴書に「宅建試験合格」と書くことはできないのです。
宅建試験の合格発表日は例年11月です。令和6年度試験(2024)は11月26日(火)です。
続いて、宅建の合格までに必要とされる勉強時間についてですが、一般的には300~400時間は必要とされています。
※参考:宅建の勉強時間は?合格に必要な勉強時間や勉強開始時期など解説
次に、就活のスケジュールについて検討します。リクルートの就職・転職・派遣の求人情報サイトリクナビによると、(2025年卒に関しては)卒業の2年前の6月ごろ(4年生大学、留年なしと考えると大学3年生時の6月)から広い意味での「就職活動」が行われるようです。
この時期に間に合うようにするには、大学2年生の時の10月の宅建試験に合格するのが良いと考えられます。この場合、1ヶ月で捻出することのできる勉強時間を60時間と仮定すると、概ね5ヶ月~7ヶ月の勉強が必要と考えられるため、大学1年生の3月ごろから勉強を始めるべきと考えられます。
一方、就職活動の中でも「企業説明会」など、より本格的な活動に関しては上述のリクナビのサイトによると卒業の1年前の2月(4年生大学、留年なしと考えると大学3年生時の2月)からスタートするとされています。
この時期に間に合うようにするには、大学3年生の10月の宅建試験に合格するのが良いと考えられます。この場合、1ヶ月で捻出することのできる勉強時間を60時間と仮定すると、概ね5ヶ月~7ヶ月の勉強が必要と考えられるため、大学2年生の3月ごろから勉強を始めるべきと考えられます。
なお、上記の勉強開始時期は結局のところ、1ヶ月でどれくらいの勉強時間が必要になってくるかなどによっても異なってきます。また、そもそも企業によってはもっと早くから選考を開始しているところもあります。
自分の場合どうなのかについて一人では答えを導き出すことができない場合、まずプロに相談してみるのも一つの手。
資格試験予備校アガルートアカデミーでは無料の受講相談を実施しています。そこで、ご自身の状況について述べた上で学習開始時期などを聞いてみると良いでしょう。
大学生が宅建に合格するには?
以上見てきた通り、宅建は大学生も十分合格可能な資格試験であると言えるでしょう。
しかしそれは、何ら対策無しに受験して楽に受かることを意味するわけではありません。
事前にしっかりとした戦略や、当たり前ですがしっかりとした勉強が必要になってくるでしょう。
なお、資格試験予備校アガルートアカデミーでは宅建講座を提供しており、この講座を利用して合格した(当時)大学生の人も多くいます。
嶋田晴彦さんは現入門総合カリキュラムを受講し、1日4時間の勉強で大学2年生の時に合格しました。
※参考:合格者の声|大学生が就職のために受験を決意! 嶋田 晴彦さん
また、國見惇樹さんは現演習総合カリキュラムを受講し、テキスト・過去問を合計で7周して合格しました。
※参考:合格者の声|就活や仕事に役立つと考え、在学中に取得を決意 國見 惇樹さん
また、藤本昭成さんは建築学科の大学生として、現入門総合カリキュラムを受講し、賃貸不動産経営管理士試験との併願で初受験して見事合格しました。
※参考:合格者の声|建築学科の大学生が初受験で見事合格 藤本 昭成さん
このように、アガルートアカデミーは大学生の合格に関しても一定の実績を有しています。
現在大学生である中宅建試験に合格したいと考える場合、まずはアガルートアカデミーで無料の受講相談をしてみるのはいかがでしょうか?
まとめ
宅建試験は大学生にもおすすめの資格であることをお伝えしました。
とはいえ、宅建試験は簡単な試験ではないため、予備校の講座を活用し、効率的に資格を取得することがおすすめです。
アガルートでは、宅建試験に精通する講師による講義が開設されており、分かりやすい講義で効率的に学習を進めていくことができます。
資料請求により講座を一部無料視聴できるので、まずは無料で講義を体験してみてはいかがでしょうか?
【令和5年】宅建士試験に合格した人のアンケート調査概要
アンケート概要 | 宅建士試験合格者のアンケート |
---|---|
調査方法 | アガルートアカデミー内でのアンケート調査 |
調査対象 | アガルートの講座を利用して令和5年度宅建士試験に合格したユーザー |
調査対象地域 | 日本国内 |
アンケート回答者の属性
年代 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代以上 |
---|---|---|---|---|---|---|
割合 | 0.7% | 26.8% | 25.4% | 26.8% | 15.5% | 4.9% |
宅建士試験合格者の職業別構成比
ご職業 | 割合 |
---|---|
アルバイト・パート | 9.1% |
会社員 | 61.3% |
会社役員 | 5.6% |
学生 | 6.3% |
公務員 | 3.5% |
自営業 | 6.3% |
主夫/主婦 | 3.5% |
その他 | 3.5% |
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▶資料請求して特典を受け取るこの記事の監修者 林 裕太講師
初学者向けの入門講座から、受験経験者を対象とした上級講座まで幅広く講座を担当。
本試験の出題傾向を緻密に分析した上で、初学者・受験経験者問わず、少しでもわかりやすく、点をとりやすくなるような講義とテキスト作りに心血を注ぐ。
また、様々な資格試験に精通する「資格マニア」でもある。
アガルートアカデミーでは、行政書士試験だけでなく、公務員試験(法律系科目,社会科学等)、
宅地建物取引士試験、司法試験(一般教養科目対策)、ビジネス実務法務検定®試験の指導も行う。
林 裕太講師の紹介はこちら