合格率は例年10%ほどという難関資格のひとつである測量士。

測量士になるためには必ずしも試験に合格する必要はないため、測量士補や土地家屋調査士に比べて受験する人数が少なく、テキストもその分少ないのが現状です。

受験を検討しているものの、試験対策に使えるテキストや問題集が少なく、どのように学習を進めるべきかに悩んでいる方もいるでしょう。

この記事では、測量士試験の試験対策に使えるおすすめのテキストと問題集について詳しく紹介します。

テキストを選ぶ際のポイントについても解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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測量士入門基礎テキスト・参考書おすすめ3選 

ここでは、「測量って何?」という初心者向けの測量の入門書について、以下の3冊を詳しく紹介します。

  • 絵でわかる地図と測量(絵でわかるシリーズ)
  • 測量実習ポケットブック 改訂新版
  • よくわかる測量【マンガと図解で身につく】

絵でわかる地図と測量 (絵でわかるシリーズ)

※出典:Amazon.co.jp

絵でわかる地図と測量』は、アガルートアカデミー「測量士試験講座」で講師を務める中山祐介先生もおすすめする一冊です。

「絵でわかる」というタイトルどおり、解説に豊富なカラー図版が使われている点がポイント。

数式に苦手意識を持っている人でも手に取りやすく、測量や空間情報工学の入門書として最適な一冊となっています。

文字だけの解説書では学習が続けられないという方にもおすすめです。

測量実習ポケットブック 改訂新版

※出典:Amazon.co.jp

測量実習ポケットブック』は、作業ごとの注意点やチェック項目などがわかりやすくまとめられており、実務に携わったことがない人が実際の作業をイメージするために最適の一冊です。

ジャンパーや作業着のポケットに入るハンディサイズであることに加え、各所に表やグラフを書き込めるメモ欄が挿入されているのがポイント。

実習にも実務にも役立てられる実用的なテキストです。

改訂により、近年普及しつつあるドローンを用いた測量方法や法令にも言及されています。

新しい技術についてすぐに確認できる本が手元にほしいという方にもおすすめです。

よくわかる測量【マンガと図解で身につく】

※出典:Amazon.co.jp

よくわかる測量』は、測量の歴史・理論・実務を豊富なマンガと図解でわかりやすく解説してくれる一冊です。

測量に携わる多くの方によく読まれてきたテキストのひとつで、これから測量の世界を志す初心者が最初に手に取る参考書として最適との声も寄せられています。

マンガ形式で学習が深められる点から、固いテキストでは身が入らないという方や、「測量」に興味を持ちはじめた学生の方にもおすすめです。

なお、本文中やマンガにはルビが振られていません。

小学校高学年〜中学生以上の方であれば問題なく学習を進めることができるでしょう。

測量士試験受験対策テキスト・参考書のおすすめ 

ここでは、測量士試験の受験を検討している方向けの、受験対策テキスト・参考書について以下の内容で紹介します。

測量士・測量士補国家試験 受験テキスト

※出典:公益社団法人日本測量協会

測量士・測量士補国家試験 受験テキスト』は、公益社団法人日本測量協会が出版する唯一のテキストです。

測量士試験の受験対策テキストは業界全体を見ても数が少なく、独学で学習する場合は、現状ほかの選択肢はないといっても過言ではありません。

しかし、受験対策テキストとして長年受験者に使用され、多くの合格者を出してきた実力は確かなもの。

初学者にとってはやや難解と感じられる箇所もあるかもしれませんが、測量士協会公式が手がけているだけあって内容の充実度と正確性は非常に高いものです。

プロの測量士となってからも「座右の書」として愛用している方も少なくありません。

本来は協会が受験対策の一環として提供している通信添削講座の教材ですが、税込3,565円で単品購入することもできます。

測量士試験問題集おすすめ2選 

ここでは測量士試験の受験を検討している方のために、以下のおすすめの試験問題集2選を紹介します。

  • 測量士・測量士補国家試験 科目別模範解答集
  • 測量士・測量士補国家試験 問題模範解説集

測量士・測量士補国家試験 科目別模範解答集

※出典:公益社団法人日本測量協会

測量士・測量士補国家試験 科目別模範解答集』は、公益社団法人日本測量協会が出版する測量士試験の「過去問題集」です。

前年から直近5年分の全試験問題を資格別・科目別・年度別に収録しており、実際の試験問題に取り組むことで実践的な試験対策を行うことができます。

現在出版されている最新版は、令和元年〜令和5年に実施された試験の問題を扱っています。

通信添削講座の教材のひとつですが、税込2,800円で単品購入も可能です。

測量士・測量士補国家試験 問題模範解説集

※出典:公益社団法人日本測量協会

測量士・測量士補国家試験 問題模範解説集』は、公益社団法人日本測量協会が出版する測量士試験の受験対策テキストです。

出版年に実施されたばかりの試験の問題と解説がすべて収録されており、最新の試験動向のチェックなどに最適な一冊です。

通信添削講座の教材のひとつですが、税込2,410円で単品購入もできます。

業界の最新情報や試験傾向などを知りたい人は参考にしてみましょう。

測量士のテキストや参考書を選ぶ4つのポイントと注意点

ここでは、測量士のテキストや参考書を選ぶ際のポイントと注意点について、以下の4点を解説します。

  • 目的に合ったテキストを選ぶ
  • 自分がわかりやすいと思うものを選ぶ
  • 合格者から選ばれているテキストを使う
  • 問題集はなるべく新しいものを手に入れる

目的に合ったテキストを選ぶ

自分の目的や学習段階にきちんと合ったものを選ぶことは、テキスト選びにおいてもっとも重要です。

初心者の方がいきなり専門的なテキストに触れてしまうと理解が難しく、ある程度知識を備えた方が入門書を選んでも内容が物足りないと感じられる可能性が高いでしょう。

まず測量の概要に触れたい初心者であれば「測量の基本テキスト」、具体的に試験対策をしたいなら「測量士試験受験対策テキスト」がおすすめ。

さらに、実際に出題された試験問題を実践的に解きたいようであれば過去問題が掲載されている問題集も出版されています。

自分がわかりやすいと思うものを選ぶ

効率的に知識を身につけるためにも、テキストは自分にとってわかりやすいものを選びましょう。

難易度や内容が適切かどうかだけでなく、章の構成やイラストの量など、読みやすい・理解しやすいと思えるものを吟味することが大切です。

特に、初心者の場合はイラストや図説が理解を助けてくれることも多いもの。

気になるテキストがあれば書店で実物を手に取ってみる・オンラインショップでサンプルを見てみるなど、実際の内容を忘れずに確認してみましょう。

購入者の口コミが公開されている場合、内容や難易度について参考にできることも多いです。

「初心者向けです」「専門的です」「子どもの学習用に購入しました」といったコメントがあれば、目を通してみましょう。

合格者から選ばれているテキストを使う

実際に合格者から選ばれてきた実績のあるテキストを使うことは有効な試験対策です。

測量士向けのテキストは出版されている数自体が少ないのが現状ですが、それでも「どれでも同じ」というわけではありません。

目についたものを「とりあえず」と選んでしまうと、学習の満足度が低くなる可能性大。

特に初心者の場合は、必要な情報を最初にきちんとカバーするという意味でも合格者に選ばれてきたポピュラーなテキストを購入するようにしましょう。

問題集はなるべく新しいものを手に入れる

問題集を購入する場合は、なるべく新しい情報が掲載されているものを選びましょう。

測量士試験は過去に出題された問題が繰り返し出題されやすい傾向がありますが、新しい技術や法令などの業界最新情報については、当然古い問題には反映されていません。

日本測量協会からも、前年からさかのぼって5年分の試験問題を収録した過去問題集と、最新試験問題を収録した問題集がそれぞれ出版されています。

試験自体の出題傾向を分析するとともに、新情報をしっかりチェックしましょう。

参考コラム:測量士の過去問の勉強法を解説!過去問5年分も掲載!過去問解説は?

独学ではなく予備校という手段も 

この記事では、測量士試験の試験対策テキストや参考書について、以下の内容で紹介しました。

  • 入門編としては、『絵でわかる地図と測量(絵でわかるシリーズ)』『測量実習ポケットブック 改訂新版』『よくわかる測量【マンガと図解で身につく】』の3冊がおすすめ
  • 測量士試験の対策テキストとしては、現状では日本測量協会が出版している『測量士・測量士補国家試験 受験テキスト』が唯一の選択肢
  • 測量士試験の問題集がほしい場合は、『測量士・測量士補国家試験 科目別模範解答集』『測量士・測量士補国家試験 問題模範解説集』の2冊がおすすめ。
  • 試験対策テキストを選ぶ際には、目的に合っているか・自分にとってわかりやすいか・合格者から選ばれているか・収録問題は新しいかの4点を確認するとよい。

測量士試験の対策テキストは出版数が少ないだけでなく、日本測量協会から出版されているテキストは初学者には難しい仕上がりとなっています。

試験自体の難易度も非常に高く、合格率は例年10%ほど。

独学で学習を深めることが難しいと感じられるようであれば、高い合格実績を誇るアガルートの「測量士試験講座」がおすすめです。

「読んでわかる」ことを重視して編纂されたテキストでは、従来の難解で敬遠されがちだった理論などについてもわかりやすく解説。

「はじめて測量士の問題が本当に理解できた」という声も寄せられており、アガルート受講生の合格率は例年70%後半という高い水準をキープしています。

効率よく学習を深め、最短で合格を目指したいという方は、ぜひ受講を検討してみましょう。

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この記事の監修者 中山 祐介 講師

中山 祐介 講師 (講師紹介はこちら

独学で土地家屋調査士試験全国総合1位合格の同試験を知り尽くした講師。

「すべての受験生は独学である」の考えのもと、講義外での学習の効率を上げ、サポートするための指導をモットーに、高度な知識だけでなく、自身の代名詞でもある複素数による測量計算([中山式]複素数計算)など、最新テクニックもカバーする講義が特徴。日々、学問と指導の研鑽を積む。

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