測量士には登録が必要?登録には実務経験が必要?費用やメリットも解説
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測量士は、取得難易度が高い国家資格として知られています。
測量士になるためには、測量士となる資格を得たうえで、登録申請を行わなければなりません。
これから測量士としての登録を考えている方は、登録申請の方法を知りたいと考えているのではないでしょうか。
本コラムでは、測量士の登録申請方法について詳しく解説します。
測量士資格に興味をお持ちの方は、ぜひ参考になさってください。
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測量士になるためには、「測量士となる資格を有する者」の条件を満たしたうえで、登録の申請が必要です。
測量法によって定められた、「測量士となる資格を有する者」の条件は以下の5つ。
- 大学で測量科目を修め、卒業後に1年以上の実務経験を積む
- 短期大学および高等専門学校で測量科目を修め、卒業後に3年以上の実務経験を積む
- 登録養成施設を卒業後、2年以上の実務経験を積む
- 測量士補資格を取得後、登録養成施設を卒業する
- 測量士試験に合格する
※参考:測量法 | e-Gov法令検索
測量士試験に合格すれば、実務経験や学歴にかかわらず、測量士となる資格を得られます。
対して、大学・短期大学・高等専門学校などで測量科目を履修し、卒業した方が測量士になるためには、学歴に応じた実務経験が必要です。
また、測量士補資格を取得後、登録養成施設を卒業すれば、実務経験がなくても測量士として登録できます。
なお、測量士の登録によるメリットは「測量士として働くことができる」こと。登録しない場合、測量士として働くことはできません。
※参考:測量士・測量士補資格取得の流れ
測量士の登録の申請方法について
測量士として登録を行うための申請方法は、測量士となるための資格の種類によって異なります。
ここでは、それぞれの申請方法について詳しく解説します。
- 試験合格による測量士登録
- 大学等卒業による測量士登録
試験合格による測量士登録
測量士登録を行うためには、まず測量士の登録免許税として30,000円を納付する必要があります。
納付方法は収入印紙または現金に限られているため、どちらかを選択しましょう。
収入印紙で納付する場合は、郵便局などで収入印紙を購入します。
現金で納付する場合は、税務署や日本銀行歳入代理店、または郵便局で「国税収納金整理資金納付書」を入手し、必要事項を記入して納付してください。
納付書には、住所・氏名・税額および「納税署の税目番号」として「221」・「税務署名」として「土浦」、「税目」として「登録免許税」と記入します。
続いて、必要書類を提出します。
試験合格による登録を行う場合の必要書類は、測量士登録申請書および登録通知書送付用の返信用封筒です。
測量士登録申請書は、国土地理院のホームページよりダウンロードのうえ、印刷して必要事項を記入しましょう。
また、登録通知書を受け取るための返信用封筒は、23.5cm×12cm以内の定型封筒に84円切手を貼付し、郵便番号・住所・宛名を明記してください。
必要書類を準備したら、角形2号封筒に書類を折らずに封入し、郵便番号・住所・差出人氏名を明記のうえ、以下の宛先まで簡易書留で発送しましょう。
〒305-0811
茨城県つくば市北郷1番
国土交通省国土地理院 総務部総務課 試験登録係
申請書類が受理され、測量士として認定されれば、測量士補名簿に登録されます。
返信用封筒に記載した宛先に「登録通知書」が届くため、受け取りましょう。
申請書類が届いてから、名簿に登録されるまでにかかる期間は、約50日とされています。
ただし、事務処理にかかる期間は時期によって異なるため、あくまで参考としてお考えください。
※参考:試験合格により「測量士・測量士補」を登録される方 | 国土地理院
大学等卒業による測量士登録
測量士登録を行う場合は、現金または収入印紙によって、測量士の登録免許税30,000円を納付する必要があります。
登録免許税を収入印紙で納付する場合は、郵便局や切手販売所などで収入印紙を購入してください。
現金で納付する場合は、税務署・郵便局・日本銀行歳入代理店などで「国税収納金整理資金納付書」を入手のうえ、必要事項を記入し、納付しましょう。
納付書を記入する際は、「納税署の税目番号」欄に「221」・「税務署名」欄に「土浦」・「税目」欄には「登録免許税」と記入してください。
また、住所・氏名・税額を忘れず記入しましょう。
大学・短期大学・高等専門学校などを卒業した方が測量士の登録申請を行う際は、資格種別によって必要書類が異なる点に注意が必要です。
資格種別ごとの必要書類は、以下の通り。
必要書類/資格種別 | 測量士登録申請書 | 測量に関する実務の経歴証明書 | 卒業証明書 | 修了証明書 | 成績証明書または単位修得証明書 | 登録通知書送付用封筒 | |
第1号 | 大卒+実務経験1年 | ○ | ○ | ○ | – | ○ | ○ |
第2号 | 短大・高専卒+実務経験3年 | ○ | ○ | ○ | – | ○ | ○ |
第3号 | 測量に関する専門の養成施設+実務経験2年 | ○ | ○ | – | ○ | – | ○ |
第4号 | 専門養成施設+測量士補資格 | ○ | – | – | – | – | ○ |
各資格種別における実務経験の要件は、以下をご確認ください。
実務経歴 | 従事期間および従事日数 | 教員等の場合 |
---|---|---|
実務1年 | 従事期間1年以上かつ従事日数が225日以上 | 教職1,800時間以上 |
実務2年 | 従事期間2年以上かつ従事日数が450日以上 | 教職3,600時間以上 |
実務3年 | 従事期間3年以上かつ従事日数が675日以上 | 教職5,400時間以上 |
測量士登録申請書は、国土地理院のホームページよりダウンロード可能です。
印刷のうえ、必要事項を記入しましょう。
登録通知書送付用の封筒は、23.5cm×12cm以内の定型封筒を使用し、84円切手を貼付のうえ、郵便番号・住所・宛名を明記してください。
学歴による測量士登録を行う場合は、測量士補資格の有無や、測量士補資格登録を行った際の資格種別によって、必要な添付書類の内容が変わります。
すでに測量士補の登録が完了していて、なおかつ測量士補の登録時と同一の資格種別によって測量士の登録を行う方は、卒業証明書・修了証明書・成績証明書または単位修得証明書の提出が不要です。
対して、測量士補に未登録の方や、測量士補の登録時と異なる資格種別で登録を行う際は、必要書類を添付しましょう。
登録養成施設を卒業された方のうち、平成16年3月以前の卒業者が登録申請を行う場合は、卒業証明書の添付が必要です。
また、すべての資格種別に共通する注意事項として、成績証明書等は学校等の所定の様式のものに限られており、卒業(修了)見込の証明書は認められません。
加えて、成績証明書等を提出する際は、学科・専攻・コースなどの証明が必要です。
学科等による成績証明書の条件は、以下をご確認ください。
学科名等 | 成績証明書または単位修得証明書の内容 |
---|---|
土木工学科(土木科)・農業土木工学科(農業土木科)・林学科(林科)・採鉱学科(採鉱科) | 測量学および測量学実習の単位数・合否の別が証明されている成績証明書、または単位修得証明書 |
天文学科・地球物理学科・物理学科・数学科・地理学科または地質学科 | 全科目名・単位数・単位修得の合否の別が証明されている成績証明書 |
国土地理院長が認定した学科(測量法施行令第14条に規定する学科に相当する学科等) | 全科目名単位数・単位修得の合否の別が証明されている成績証明書 |
すべての必要書類が揃ったら、書類を折らずに角形2号封筒に封入し、郵便番号・住所・差出人氏名を明記のうえ、以下の宛先まで簡易書留で発送しましょう。
〒305-0811
茨城県つくば市北郷1番
国土交通省国土地理院 総務部総務課 試験登録係
なお、申請書類に不備があった場合や、記載内容に確認が必要な場合は、確認の連絡が入ります。
申請書の備考欄に連絡先を記載し、必要に応じて対応を行いましょう。
申請書類が受理され、測量士となる資格が認められれば、測量士補名簿に登録されます。
登録が完了すれば、「登録通知書」を受け取ることができます。
測量士名簿の登録までにかかる期間は、約50日とされています。
しかし、内容確認があった場合や、事務処理期間が延長された場合は、それ以上の日数がかかる可能性があります。
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本コラムでは、測量士になるための登録申請方法について解説しました。
本コラムのまとめは、以下の通り。
- 測量士になるためには、登録の申請が必要
- 測量士としての登録を行うための資格種別は、5パターン存在する
- 資格種別によって登録申請時の必要書類が異なる
測量士としての専門知識は、ほかの資格を取得する際にも役立ちます。
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