受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

測量士試験を目指した理由・契機

土地家屋調査士事務所への転職を機に測量に関する知識の必要性を感じたため測量士試験を目指しました。

前職は測量とは無縁の仕事をしていました。(余談ですが、初めて山の測量現場で現場車から「脚をだして(TS機器をのせる木脚)」と指示に対して(ヒル、蛇、蜂等の私の知らない安全対策があるのか、と思い作業着から自分の足を出していたほど、測量のことは分からないまま現場に出ていました。)

測量に関する知識がまったくなかったことから測量現場でのなぜ?が多くて、現場作業の理解を深めるために最初に測量士補を受験しました(2019年10月受験・2020年1月測量士補登録済み)

測量士補合格後に測量士試験への挑戦を検討しましたが、勤務先にある分厚い測量士試験対策の参考書(測量協会)を拝読し、自分には覚える量が多く、計算問題などが難しいなと感じ、その当時は測量士試験への挑戦はしませんでした。

しかしながら、勤務先での仕事の範囲が広がっていくと(UAVレーザ測量・3D計測等機材の導入)より深い測量の知識を得たほうがよいと感じて測量士試験の受験を決めました。測量学を理解し、理論付けがあったほうが、現場、地図作製を進める上で理解が深まり作業効率が上がるのではないかと思いました。また、事務所内でも測量士資格を保持することは、会社の信頼度も深まると感じました。

  • 2019年10月 測量士補試験受験 合格
  • 2022年3月~試験日までアガルート合格総合講義・電卓の使い方講座 受講(学習期間 3月~試験日まで 合格講座を聴講のみ)
  • 2022年11月~2023年試験日まで アガルート合格総合カリキュラム定期カウンセリングなし(学習期間 11月~12月動画を全て見ながら学習、1~2月は勤務が多忙で学習できず、3月~試験日まで過去問を解く)
  • 2023年10月~試験日までアガルート合格総合カリキュラムフル

(学習期間 11月~12月合格講座を音声講座で復習【ウォーキング中、現場移動の時間、こどもの送迎時間を使用】1月~2月勤務が多忙で学習できず、3月試験日まで午後の選択問題範囲で自分が選択しない問題を中心に学習、4月~試験日午後の選択問題で自分が選択する問題を中心に学習、3月~試験日までのすきま時間は、過去問午前問題を解く)

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

とにかく時短で学習する方法をさがし、アガルートアカデミー受講が近道ではないかと思い受講を決めました。

アガルートアカデミーの講座は、音声ダウンロードの講座を聞くことができるので、子ども達の送迎時間、仕事中の現場から現場への移動時間、GPS観測の待ち時間に学べることで決めました。

合格体験記・学習上の工夫

現在3人の子育て中であり、自宅周辺の広大な中山間地の畑の管理を一人でおこなっています(勤務前(早朝5時-6時、勤務後17:30-18:30の1時間)勤務先(土地家屋調査士 補助者)では、測量現場、事務仕事、経理をおこなっています。

とにかく学習時間の確保が難しい状態でした。また、転職後であり、仕事を覚えなければならない状況でした。

学習時間の確保は、早朝、すきま時間を活用しました。講座を音声ダウンロードし、耳から覚える学習が中心でした。車での子どもたちの送迎時間の待ち時間、駐車中の車内で5~10分でもiPadで学習していました。2023年からのデジタル教科書が非常に助かりました。(教科書・重い過去問題集を持ち歩かなくてよかったです)

土日のどちらかは、子どもたちと図書館へ行き、子どもが読書をしている間に、iPad(デジタル教科書)を使用して計算問題を解いていました(1~2時間)。また、自宅では料理を作る際には、キッチンにぶら下げたスマートフォンで講座を2倍速で視聴しました。

図形問題、電卓をしようする計算問題等どうしても机上での学習が必要な分野に関しては、就寝前の30分間、翌朝に記憶を確かめるために同じ問題を解く、その分野の音声講座を早朝、夕方の畑管理をしながら音声講座を聴講することを(毎日ではないですが)続けました。

子どもが長期休みのときは、子どもたちと一緒にウォーキングをしながら片耳だけイヤホンを装着し、講座を聞き、それを声に出しながら講座をまるごと覚える作業をしました(周辺は田んぼ、畑だけ、山林原野の地域なので声に出しても不審に思われない地域です)

試験前の一か月は、午前3時に目が覚めてしまう日々だったので(前年に907点で不合格だったことから眠れない日々でした)午前3時から5時の2時間を過去問午後を解くことにしました。測量士試験1回目、2回目の受験とも自分が選んだ選択問題に絞って学習していましたが、2024年対策では、すべての選択科目で地溝できるように学習しました。

また、2023年測量士午前問題では、測量士補でよく出題される問題も出たことから、測量士補の過去問も一通り解きました(2023年11月~12月)

中山先生がおっしゃていた「苦手をつくらないこと」ができなかったことで2023年は残念な結果だったと思われます。(四則計算・行列・観測方程式が苦手でした)

合格総合講義のご感想・ご利用方法

合格講座は2022年、2023年、2024年の3回受講しました。

2022年のときは、ほぼ学習時間が確保できず、測量士合格講座を聴くだけで受験日となり、準備不足で受験し不合格でしたが、合格講座を聴いただけで、午前500点をとれたことには驚きました。きちんと学習すれば、私でも合格ラインに近づけるかもと感じました。

  • 2023年(2回目)合格総合カリキュラム定期カウンセリングなしを受講
  • 2024年(3回目)合格総合カリキュラムフルを受講

2023年の結果が3点不足で不合格だったので、独学でもよかったのかもしれませが、講座以外のホームルームでのアドバイスがよかったこと。自分のモチベーションを下げないようにするためにも受講しました(お金をかけて学習すると緊張感がちがいます)

また、試験直前の中山先生の試験へのアドバイスは、心が落ち着きました。(試験当日に分らない問題がでたら困るから、対策をしなければならない、とのあせりがありました)

4月~午後の過去問題をこなす時期に質問事項が結構出てきたので、カウンセリング等を申込しておけばよかったな、と感じました。

2022年は合格講座の音声ダウンロードを聴講のみ

2023年は合格講座を1.5-2倍速で動画を机上でしっかりと学習しました。

2024年は過去問でスムーズに解答がでなかったときに合格講座で復習しました。

デジタル教科書の検索機能は、調べやすく非常に便利でした。午後の解答の文章を組み立てるときに使いました。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

この過去問講座がなかったら、私は合格していなかったと思います。過去問を繰り返し解くことが大切といわれている試験であるため、過去問を練習するにあたり、解説講座があることに非常に助かりました。

無料動画サイト等で解法を知ることができますが、私の場合は、様々な解法をためすことによりかえって混乱したので、アガルート講座のみの視聴をすすめます。

測量士の問題は、数学的に解答までの考え方がいくつか存在すると思いますが(偏心距離の問題など)、アガルート講座は、時短でわかりやすく解答まで導ける方法を教えていただけると感じました。

午後の試験時間、2回目の受験時は、時間が足りず手を付けない問題がありました。3回目の受験では、ぎりぎり時間内で解き切った状態だったので、問題を解く上で時短が重要だと思います(計算、数学が得意ではないので)

電卓の使い方講座のご感想・ご利用方法

合格講座を視聴する前に最初に講座を視聴しました。学習を進めるときに必ず電卓を使うので講座のとおりに電卓をしようすることでかなり時間短縮につながりました。当初は電卓の使用が不安で途中の式をメモ書きして、計算を確認していました。電卓の使い方講座のとおりん電卓を使用し、慣れることで途中のメモ書きは不要になりました。

私の場合は、午後の試験時間がたりず、1回目、2回目受験時は、最後まで解答することができませんでした。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

2023年の3点不足で不合格の時は、次回の試験への挑戦はあきらめようと思いました。なぜなら、測量士試験前日が子どもの運動会の日であり、天候次第では(運動会の延期日と試験日が同日となる可能性がありました)試験日と重なってしまうので、2024年で小学校の運動会が最後となる息子の姿を見ることができない可能性があったからです。

「報われない努力もあるから…次回の受験をあきらめる」と弱気な私の発言に、息子が「ママの頑張りはわかっている上で話すよ。ママの努力は、オレがいっぱい見ている。(息子は、朝4時起床で私が勉強する姿を見ていました)オレが最近読んだプロサッカー選手リオネル・メッシについての本に書いてあったんだけど、努力すれば報われるんじゃなくて、報われるまで努力するんだって、だからきっとプロでいられるんだよね。もし、オレの最後の運動会をママが見られなかったら、そのことに関しては残念だけれど、オレはそれでもいいよ。ママは現場もこなしている、測量のプロになれるだろうから。」と言われ受験を決めました。3人の子たち、家族の協力と応援があり、アガルート講座をしっかりとこなし、アドバイス通りにすることで合格することができました。ありがとうございました。(今年の運動会は、天気に恵まれ見ることができました。)