受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

測量士試験を目指した理由・契機

令和4年度土地家屋調査士試験に合格し、次に取得を目指すのは土地家屋調査士と相性の良い資格を考えました。調べたところ、行政書士と測量士が候補に挙がりました。その時点で11月に行われる行政書士試験までは8ヶ月程ありましたが、5月に行われる測量士試験までは殆ど時間がなく、令和5年度は行政書士試験を受験しました。解答速報をもとにした自己採点で合格ラインは超えることができたと確信しましたので、その週から年明け5月に実施される測量士試験に向けて学習を開始しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

独学ははじめから念頭になく、また、土地家屋調査士試験も行政書士試験もアガルートアカデミーの講座を受講して良い結果に結び付いていましたので、アガルートには全幅の信頼を寄せていました。そして、何より測量士試験講座の講師は、以前、土地家屋調査士試験講座でお世話になった中山講師ですので、アガルートアカデミーの講座以外の選択肢はありませんでした。

合格体験記・学習上の工夫

講義を受講し始めたのが11月下旬だったため、本試験が行われる5月下旬までの学習期間としては6ヶ月でした。短期合格のためにはスケジュール管理が重要であることは、これまでの経験から分かっていましたので、まず初めに6ヶ月間の学習で測量士試験に一発合格された方の学習スケジュールを参考にして、1ヶ月単位でのスケジュールを作成し、その時々の進捗状況から何をすべきかを常に意識して、軌道修正しながら学習を進めました。

また、私が一日のうち学習にあてた時間ですが、平日は2時間前後、土日祝は朝から晩までという感じで、試験本番まで続けました。総合講義は、1ヶ月で終えることを目標にし、ほぼ目標どおりの期間で終えました。年末からは、午前試験の過去問に着手しました。

これまで受験した資格試験における学習スタイルとして、暗記カードアプリを活用することが定着していましたので、測量士試験においても、計算問題以外は通勤時間中に暗記カードアプリを使用して行い、1月中は往復の通勤時間の中で午前試験の過去問(計算問題を除く)を4ヶ年分と、自宅では計算問題に取り組みました。2月に入ると、午後試験の必須問題に取り組み始め、2月下旬からは選択問題にも着手しました。

なお、選択問題に着手するまでに、合格者のブログを幾つか拝読して、午後試験ではNo.3(測図測量)とNo.4(地図編集)を選択することにしましたので、No.2(測地測量)とNo.5(応用測量)の問題は一切手をつけませんでした。そして、測量士試験は、過去問を見渡すと、繰り返し出題されている問題も多く、そのような問題はそれら類似の問題群の中から代表的なものを一題だけピックアップし、それ以外の類似問題は排除して重複した問題が無い過去問集を自分で用意し、反復して解いていました。

合格総合講義のご感想・ご利用方法

測量士補試験のテキストと比べると厚みが約2倍位はありますが、それでもこの1冊だけで合格に必要な内容が網羅されていると思えばとても安心できました。また、このテキストのすごいところは、テキスト自体が過去問の塊だという点です。過去問をやりながら、過去問の解答と解説部分が載っているテキストの該当箇所に印を付けていったのですが、すべての過去問をやり終えたときにテキスト全体がほぼ印で埋め尽くされました。過去問が解けるようになれば、この試験には合格できるため、講義はできるだけ早く視聴し終えて過去問に着手するのが得策と考え、計算問題の解説箇所以外は再生倍速1.5で視聴しました。

デジタルブックはよく活用していました。かさばるテキストを持ち歩かなくて済むのが助かりましたし、出先で過去問をやっていた際に、テキストに立ち戻って確認したいことがあったときなどは、スマートフォンで直ぐに確認できるというのは非常に有難かったです。

月に一度ホームルームがありますが、これも大変良かったです。他の受講生の進捗状況が分かったので、自分自身の学習の進み具合と比較ができましたし、私は質問したことは無かったのですが、ホームルームでは中山講師が受講生からの質問に答えて下さるので、参考になるお話なども聞くことができました。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

総合講義をすべて聴き終えると、過去問に着手しました。進める手順は皆さん同じだと思いますが、まずは午前試験の過去問、次いで午後試験の必須、最後に選択問題の順に取り組みました。

一周目については、問題を解いた後、全ての解説講義を聴きました。特に計算問題については、過去問集の解説部分を自分で読んだだけでは理解が進まないところもありますので、そういう意味では、全問講師に解説頂けるというのは非常に有難かったです。

また、午後試験の選択問題の過去問には、同じ内容の出題なのに、出題年度によって模範解答が異なる場合があり、仮に試験本番でこうした問題が出題された場合にどちらの模範解答で答えて良いのか分かりませんでしたので、オンライン質問サービスのKIKERUKUNを利用して中山講師に質問させて頂きました。毎回迅速に質問に答えて頂けるのでとても助かりました。

電卓の使い方講座のご感想・ご利用方法

土地家屋調査士試験において、関数電卓を使い複素数計算ができるかできないかは合否を左右するものでした。測量士試験では、試験会場で貸与されるCASIO社製の電卓しか使用できないため、その電卓の操作に慣れておく必要があります。また、合否を左右するとまでは言わないまでも、この電卓ならではの機能を使いこなせれば、試験には相当有利に働くはずです。

講座では、電卓の使い方のテキストが用意され、使えると便利な機能や電卓の癖を教えてもらえます。この講座のおかげで、計算途中にメモをする機会が明らかに減りましたし、計算ミスをすることも少なくなったと思います。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

中山講師の講座を受講したのは、測量士補試験、土地家屋調査士試験に続き、今回の測量士試験で3回目でしたが、すべて初回の挑戦で合格することができ、感謝しかありません。ありがとうございました。