受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

測量士試験を目指した理由・契機

予てから定年退職のない業務独占資格に関心がありました。

また妻の実家が測量に関係のある業務を行っていることから測量系の資格に興味を持っており、過去に測量士補試験に合格していたので、そこからのステップアップとして測量士を目指すことにしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

アガルートアカデミーで他資格の中山先生の講座の受講経験があり、理路整然とした説明でありながらも、時にはユーモアもあり、苦に感じることがなく学習できたため、測量士試験においても中山先生から指導いただきたく選びました。

またちょっとしたことかもしれませんが、テキストはフルカラーであることから、イメージの助けとなり、理解し易さを感じていたことも理由の一つでした。

合格体験記・学習上の工夫

資格試験においては、合格者に求める水準は例年ある程度均質を保つようにしているはずであり、過去問試験官が求める水準を推測するための有用な情報と考えます。よって学習の中心は、出題実績のある論点について理解を深めることを目的に、以下の様に過去問を繰り返すことを行いました。

①合格総合講義1周
②過去問択一1周目
③過去問択一2,3周目
④過去問記述(必須・選択)
⑤総復習

①まずは合格総合講義を受講しました。測量士補の試験から期間が開いており、まったく知識が抜け落ちた状態から始めております。そこから択一の過去問の学習を始める取っ掛かりとするため、理解できなくとも見返すことなくとにかく進めること意識しました。

択一過去問は、まず令和4年度を解いてみましたが、正答率は3割も怪しかったです。そこで各年度28問を解答し、間違えた肢や曖昧だった肢について過去問解説講座とテキストを見返し、それでもわからなければ合格総合講座に戻り、理解に落とし込む作業を行いました。全体の学習を通しても、この段階に時間をかけ丁寧に行いました。

③②の後は、各年度ともに類似した問題が出題されていることを実感しました。以降は1日1年度ペースで解答、復習を計3周行い、概ね8割以上解けるようになってから記述の学習に入りました。また比較的難なく解ける問題、暗記が必要となってくる問題等の区別がつくようになり、記述の学習に入ってからは択一は全問解答せず、苦手意識のある問題だけを隙間時間に繰り返すようにしました。

④記述式の学習は必須問題から始めましたが、択一の知識で解答できる問題と、公共測量の手続きの流れなど新しく覚える必要がある問題があります。1周目は、全問解答し解けない問題の抽出を行い、以降はその問題を中心に過去問解説講座とテキストで復習を繰り返す方法で8割以上解けるようにしました。選択問題においても、予めNo.3地形・写真測量、No.4地図編集に絞り、選択問題同様に解けない問題の抽出と、講座・テキストを用いた復習を繰り返しました。併せて、製品仕様書の記載事項やメタデータの項目などどうしても暗記が必要なものは、紙に書き出し、部屋とトイレに貼り付け繰り返し目に入るようにしました。

⑤試験1週間前より、飛ばしていた問題も含めて全問通して解き、未だ曖昧な論点に関しては試験前に確認できるようテキスト、過去問にマークをつけ本番に臨みました。

試験本番においては独特の雰囲気による緊張と択一の見慣れない問題で焦りを感じましたが、繰り返した過去問から得た知識や、そこから類推できることを確実に置いてくることを意識しました。

合格総合講義のご感想・ご利用方法

学習開始から試験まで3か月ほどしかなく、先ずは日本測量協会の受験テキストを入手してみたのですが、ページ数は多く分厚く、また文字は小さく、試験まで読み切れる気がしませんでした。

一方でアガルートアカデミーの教材を受け取った際は、テキストはコンパクトで薄く、文字も大きいため、内容が本当に足りているのか不安になるほどでした。しかしながら過去問を用いた学習を始めると、すぐに杞憂であったことに気づきます。アガルートアカデミーの合格総合講義・テキストの内容は、徹底的に過去問の出題論点の理解に焦点を当てているため必要十分な分量で効率的に学習ができ、「合格総合講義・テキスト」⇔「過去問」の繰り返しがスムーズに行え、自然と理解が深まるようにできていると感じております。

また実際の講義においては、私は測量に関する知識がない状態で受講を始めましたが、トータルステーションや地球儀を使った説明があったりと実務経験がなくともイメージをし易く理解を助ける工夫が随所にされていると感じました。

また測量士試験の特徴の一つに計算問題がありますが、合格総合講義の第一章で必要とされる内容は深い理解を必要としないレベルまで簡潔にまとめられており、あとはツールとしての利用のし方を慣れるだけ(過去問を解くだけ)の状態までまとめられていると感じました。

総じて、試験合格するにおいて徹底的に効率化された講義・テキストと感じております。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

先ずは過去に問われた内容は全問解けるような状態になっていないと合格は難しいと思っておりました。その点、過去問解説講座では全肢の説明があるので、疑問を残すことなく学習することができました。

また解説の内容は、テキストや合格総合講義と同じ表現をされており、より理解を深めたい点や苦手論点はテキストや合格総合講義も併せて活用することで理解が深まったと感じます。

記述試験の解説においては、国土地理院の模範回答のみならず他の正解例の紹介もあることで、問いに対する回答の厳格さの程度まで知ることができました。

また講義音声がダウンロードできることから、必須科目の測量士法や、文章記述の書き回し方、暗記内容の学習のために通勤の時間を利用し聞き流しを行うことで自然と覚えることができました。

電卓の使い方講座のご感想・ご利用方法

電卓の使い方講座を一周聴講しましたが、正直なところ残念ながらマスター仕切れませんでした。(言い訳ですが、期間的に余裕がありませんでした。)

しかしながら本試験後に感じたこととして、しっかり会得できていれば計算時間の大幅な短縮が期待できることから、他の問題に費やす時間、見直しの時間に余裕ができ、より冷静に問題に向かうことができたのにと感じています。

電卓については、本番の緊張した環境でも入力ミスを防げるよう、試験で貸与されるものと同機種を用意し普段から慣れておいたほうが良いです。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

この度は中山先生の講座により合格することができました。これはひとえに受講生の合格を目的として、徹底的に効率化され、戦略化されたカリキュラムに乗ることができたおかげです。他の資格におきましても、中山先生の教えを礎とし、合格を勝ち取りたく存じます。