受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

司法書士試験を目指した理由・契機

私は新卒で入社以来、同一の会社でサラリーマン生活を送ってきましたが50代をすぎた時、市役所で司法書士、土地家屋調査士、行政書士の相談会のポスターを見て、自分もこれらの資格があれば今後の人生で人の相談にのって役立つことができるかもしれないと思い、行政書士、土地家屋調査士、司法書士の三つの資格取得を目指すこととしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

4回目の受験を目指すにあたり、それまで使ってきたテキストもあったので独学も考えましたが、土地家屋調査士試験会場で配られたパンフによりアガルートの存在を知っていたので紹介動画をみたところ、三枝先生から受験経験者向けの講座が心の支えになった旨の話をきき、自分にも必要だと思いすぐ申し込みました。

合格体験記・学習上の工夫

最初の受験は記述に手が回らない状態で受験し、午前択一のみ基準点に達しました。2回目は午前択一午後択一記述とも基準点には達しましたがいわゆる総合落ちでした。3回目は午前択一午後択一が基準点に達しましたが、商業登記記述で解答用紙の表裏を逆にして0点となり記述落ちしました。私はフルタイムでの仕事を抱えながらの受験勉強であることから2回目の受験以降は自分での計画は立てず、通信講座のカリキュラムに従って学習を進めることとしました。

ほとんどの通信講座は、年内はテキストと講義そして択一過去問、記述ではひな形学習が中心となり、年明け以降は演習中心で、直前期は本試験類似の答練とするやり方なので私もこれに従いました。アガルートのカリキュラムもこの形であり過去2年間と同じスケジュールで違和感なく行えました。他の予備校を使っている方でも利用しやすいと思います。

司法書士試験は11科目と科目数が多いことに加えて午前午後二つの択一の双方で一定の点をとる必要があるうえ、記述式試験においても上位半数程度の点数を必要とするバランスのとれた実力の養成が必要となります。この点、適切かわからない自己分析によるスケジュールを立てるより、受験に精通した通信講座のカリキュラムを利用した方が安定した成績につながり、また精神的にも安心できると思います。

演習総合講義のご感想・ご利用方法

私が受けたのはいろいろな司法書士受験指導校でプロ講師として長くご活躍されている三枝りょう先生の講義でした。講義はほとんどが30分以内で終了するようになされているので無理やり延長してあせって内容を詰め込むようなことがないため、聴く側もいらつくことなく落ち着いて視聴できるものでした。倍速モードで早聴きする機能も備わっていますが、私はテキストを広げながらじっくり聴くスタイルが自分にあっているので1倍速で視聴した代わりに2度聴きは行いませんでした。

講義を聞くうえで一番心がけたことはアガルートの「ホームルーム」で浅野講師が言われていた年内に視聴し終えることでした。カリキュラム上12月にくる憲法刑法以外を年内に終了させるためには毎日複数の講義を視聴しないと貯めて1日に長時間視聴することとなってしまい学習効率があがらないこととなります。毎日視聴することは気乗りのしない年内学習のペースづくりにとても効果がありました。また、講義の視聴と併せて過去問を解くことが推奨されますが、私は付属の肢別過去問集は演習総合講義とは独立した別のサイクルで回しました。こちらは学習できる時間の長短にあわせて時間調整できるので講義より短いサイクルで何周も回すことにより常に二つの科目を学習することになります。記憶の忘却を防ぐのに役立ったと思います。

演習総合講義のテキストについて、私は当初今まで使っていた某有名予備校のテキストを併用するつもりでしたが、不動産登記法と商業登記法のテキストを使ってみて過去のテキストは廃棄しました。受験には三枝先生の講義とテキストを中心にした方が効率的と判断したからです。

記述解法マスター講座のご感想・ご利用方法

記述解法マスター講座を私が受講したのは10月及び11月でした。この時期記述式の学習としてはひな形の記憶を確認し、書くことができるよう反復練習をしていました。2024年度から配点が高くなった記述式の点数を上げるためにフルサイズの問題を解くことが必要になりますが例年1月から始まる答練で7月頭までは練習するもののそれから12月末までの半年間は記憶が薄れる一方です。この点記述解法マスター講座はその隙間の時期に行われ、しかも連件申請の確認程度の簡単な問題とたかをくくっていたところ、名変等陥りやすい点をついた解きごたえのある問題であり、本格的答練の始まる前に足らざる点を意識できました。また、不動産登記法や商業登記法の演習総合講義を視聴するときにも記述を意識することができ有意義でした。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述式過去問については、恥ずかしながら過去3回の受験のうち2回目と3回目の2回を受験会場で解いたことを除いて見たたことはありませんでした。それでも不動産登記法記述では2回とも7割以上の得点であったので過去問学習を怠っていた面がありました。また、どうせ同じ問題はでないだろうと思っていた面もありました。本講座で浅野講師の懇切丁寧な解法実演を拝見し、改めて過去問で問われた論点が再度問われることがあり、押さえておくことの重要性を理解しました。近年過去問の論点が繰り返されて出されているという情報を聞いたとしてもこの講座がなかったら記述式の過去問を学習することはなかったと思います。また、本講座で直接役立った点としては今まで3本のマーカーを持ち込んでいましたが浅野講師の提案通り4色ボールペンの活用で本試験現場での効率化が図れました。

実力確認答練のご感想・ご利用方法

実力確認答練が提供されるのは年明けから直前期にかけての時期で、この時期私は問題演習を中心に学習に取り組んでいました。受験経験者の学習の取り組み方としてテキスト中心という形と演習中心という形がありますが、この時期の私は年数を重ねるほど演習に比重を置いていましたので実力確認答練のような新作問題が得られることはとても貴重でした。答練自体は8回ありますが、問題数が択一30問、記述1問とライトなので土日の比較的時間のあるときに思い立ったらできるという良さがありました。問題自体は本格的で抜け落ちていた知識の補充に役立ちました。特に良かったのは答練の解説集で、他の答練にはないコンパクトかつ複数回分を収録した製本であることから気軽に持ち歩いて復習することができました。

司法書士試験合格を目指す方へのメッセージ

司法書士試験は受験勉強期間が長期にわたることが多く、特にフルタイムで仕事をかかえている人は長期化が避けがたい面があります。私は三枝先生がガイダンスでおっしゃたようにアガルートの通信講座に学習面のみでなく精神面でも助けられました。受験経験者の方でアガルートを受講される方は、アガルートを一つの支えとして合格されることを願っています。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

ホームルームで3人の講師の方のご意見を視聴できたのはとてもよかったです。他の受講生の悩みもわかってとても参考になりました。

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