司法書士試験に一年で合格できるのはどんな人?最短合格するためのポイント&平均受験回数とは
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受験資格がなく、受験回数にも制限がない司法書士試験。
合格を目指している人は、合格者は一体何回目の受験で合格したのか、どんな人が一発合格できるのか、気になることがあるのではないでしょうか。
このコラムでは、アガルートの司法書士講座受講生を対象としたアンケート結果から、合格者の平均受験回数や平均勉強時間、一発合格できる人の特徴などについてご紹介します。また、短期合格するために知っておきたいことについて講師がQ&Aで回答します。
司法書士試験受験を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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司法書士試験の平均受験回数は?アンケート結果
ここでは、アガルートの司法書士講座受講生を対象としたアンケート結果をもとに、合格者の平均受験回数やアガルートの講座受講以降の平均受験回数などについて解説します。
【アンケート結果】合格者の平均受験回数は3.3回
アガルートの司法書士講座受講生を対象としたアンケート結果によると、令和4年度の司法書士試験に合格した人の平均受験回数は3.3回で、最も多かったのは5回目以上で合格した人でした。
出典:アガルートの司法書士試験講座受講生を対象としたアンケート
調査期間:2023年11月10日~12月3日
調査機関:アガルートアカデミー
調査対象:アガルートの司法書士試験講座を利用し司法書士試験に合格した受講生
有効回答数:52(合格者アンケートの有効回答数)
調査方法:アガルートアカデミー内でのアンケート調査(自社調査)
調査対象地域:日本国内
上のグラフを見ると、合格した人のうち、約4割の人の受験回数が「5回目以上」となっています。
5回以上受ける人も少なくない
上記の通り、司法書士試験の合格者の受験回数で最も多いのは、「5回目以上」という回答になっています。
司法書士試験の合格率は例年4~5%です。令和6年度の合格率は、5.3%でした。
合格率5%程度である司法書士試験は、数ある国家試験の中でもかなりの難関試験であるといえるでしょう。
5回以上受けても合格できないことも、決して珍しいことではありません。
関連コラム:司法書士の難易度とは?合格率・偏差値・試験内容を他資格と比べてわかる司法書士試験の難しさ
アガルート受講以降は「1回目で合格」が6割
なお、「アガルート受講以降で今回の試験は何回目の受験ですか?」という質問に対する回答は、「1回目」が約6割、「2回目」が約4割という結果になっています。
令和5年度の司法書士試験合格率が5.2%であったのに対して、アガルート受講生の司法書士試験合格率は15.4%です。アガルートの司法書士講座を受講した方が合格率が上がり、短期で合格できる可能性が高いといえそうです。
司法書士試験に最短合格したい!ポイントをQ&Aで講師が解説
司法書士試験には短期で、なるべくなら最短で合格を目指したいですよね。
ここからは、司法書士試験合格を目指す人によくある疑問や合格のポイントなどについて、Q&A方式で講師が解説いたします。
Q.司法書士試験合格するまでの受験回数は、何回くらいがである場合が多いのでしょうか?
「A.公式データはありませんが、およそ「3回から5回」の受験で合格されている人が多いでしょうか。」
実は、受験回数について法務省や司法書士会から発表されている公式データはありません。
したがって、私が講師を22年やってきた経験則上で申し上げると、およそ「3回から5回」の受験で合格されている人が多いでしょうか。
これはあくまで「資格予備校を利用して」合格されている人なので、独学受験生を含めると、合格までの平均受験回数は、5回を超えるのではないかと推察しています。
Q.司法書士試験に1年で合格(一発合格)できるのはどんな人ですか?
A.次のような人は、一発合格できる可能性が高いです。
- 気分にムラがなく、コツコツ続けられる人
- 素直な人
- 未来の自分をイメージできる人
1.気分にムラがなく、コツコツ続けられる人
司法書士試験は、法律科目11科目で構成されており、学習すべき範囲も分量も多く、一般的には1年から1年半の受験準備期間が必要です。このような長丁場の受験勉強では「継続は力なり」がとても大切になります。
「日曜日はヤル気が出て10時間勉強したけれど、月曜日と火曜日は気分が乗らずにサボってしまった。」という人より、「日、月、火と毎日コンスタントに3時間ずつ勉強できた。」という人の方が遥かに学習効果が高いです。
したがって、目標へ向かって冷静に日々コツコツと勉強を進めることができる人は、一発合格できる可能性が高いです。
2.素直な人
ここでいう「素直」とは、「目的達成のためになすべき作業についてあれこれ言わずにストレートに取り組むことができる」という意味です。
プロ講師を20年以上やっていると、「受験に向かない人」にお目にかかることもあります。司法書士試験に限ったことではありません。
「受験に向かない人」とは、知識量や記憶力がない人ではありません。資格スクールなどから合格への最短ルートを提示されているのに、いろいろと理屈をつけて回り道の勉強を始めてしまう人です。
いくら知識量があっても「制限時間内で設問に答えるために使いこなし答案に落とし込む」ことができないと、試験に合格はできません。
これに対して、教材やスクールから提供される情報やノウハウを素直に受け取ってシンプルに勉強に励むことができる人は、一発合格しているなと感じます。
3.未来の自分をイメージできる人
司法書士試験の受験勉強は、一般的に長丁場です。中だるみするのは普通のことです。途中で一旦ペースダウンしてしまっても「司法書士としての私」がイメージできている人は、リカバリが早いです。
司法書士は従来からの登記業務だけでなく、訴訟関係、後見業務、資産承継業務と、職域を拡大しています。したがって、受験勉強をしながら「この知識は司法書士のこの業務に役立つ」「こんな業務をやってみたいのでこの科目は特に頑張る」など、「受験」と「合格後」を上手に繋げられる人は楽しく勉強できますし、もちろん習得した知識の定着も早いです。
つまり、受験勉強を「やらされている」のでなく、「自分ごと」として捉えることができている人は、一発合格できる可能性が高いといえます。
Q.司法書士試験に最短合格する方法を教えてください。
A.上手に資格スクールを利用するのが短期合格の秘訣であると考えます。
司法書士試験は、その歴史は長く、短期合格のノウハウが確立されています。独学で受験する方が初期コストがかからず一見お得にも感じます。しかし、5年以上かけて合格するよりも、アガルートアカデミーを始めとする資格スクールを利用して、いち早く実務家として活躍できる環境を整えた方が遥かに前向きな人生を送れるのではないでしょうか。
頑張るのは受験生、その頑張りを最大化・最有効化するのが資格スクールです。それぞれの役割分担を意識して、上手に資格スクールを利用するのが短期合格の秘訣であると考えます。
司法書士試験の一発合格・短期合格について動画で解説
司法書士試験講座担当、三枝講師が動画でも短期合格について解説しています。こちらもあわせて参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。このコラムでは、司法書士試験合格者の受験回数について、そして短期・一発合格できる人の特徴などについてご紹介しました。
司法書士試験は非常に難しい試験ですが、何度でもチャレンジできます。
5回以上受験することも珍しくない試験ですが、上手に予備校・通信講座・資格スクールを利用すれば、短期合格も夢ではないかもしれません。
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関連コラム:司法書士試験の日程は?試験概要とスケジュールを解説
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