司法書士試験の対策として、様々なテキストの種類があり、その中に判例集・先例集もあります。

判例集・先例集は皆が必ず使っているわけではありませんが、人によってはこれを活用して効率的な学習が目指せます。

この記事では、司法書士試験対策として判例集・先例集は必要なのかや、その活用方法、おすすめの判例集・先例集について解説します。

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司法書士試験対策に判例集・先例集は必要?

司法書士試験対策に、判例集や先例集は絶対必要かというと、なくてはならないというわけではありません

ただし、判例や先例の知識自体は必ず必要なものなので、判例集・先例集を使わない場合には、基本テキストや六法全書に十分に判例や先例が掲載されているものを使用する必要があります。

基本テキストや六法全書だけでは判例や先例が十分カバーされていない場合や、判例や先例自体は掲載されていても、解説がされていなかったり分かりにくかったりする場合には、判例集・先例集を使うとよいでしょう。

自分が使用する基本テキスト、六法全書の掲載内容によって必要かどうかが分かれると言えます。

そのため、最初から判例集・先例集を買いそろえる必要があるとは言えず、まずは必須となる基本テキストや六法全書が揃ってから購入するかどうか判断をすれば十分です。

関連コラム:司法書士の独学におすすめのテキスト11選!必要な参考書・選び方とは?独学の注意点も解説

【司法書士試験対策】判例集・先例集の使い方・勉強法

判例集・先例集を使う場合の勉強法と、使わない場合どのようにカバーするのかを紹介します。

判例集・先例集を使う場合の勉強法

判例集・先例集には、基本テキストよりも詳しく、省略の少ない形で判例、先例を掲載しており、それについての解説やポイントなども載っています。

正確な判例・先例の知識を身に付けることができる利点がありますが、逆にいきなり判例集・先例集に手を出しても、基本的な条文などの知識がなければ理解は難しく、効率的な学習はできません。

基本テキストでまずは基礎を学び、その基本テキストで出てきた項目に関連する判例や先例を確認するために、判例集・先例集を使いましょう

基本テキストと判例・先例の情報を一本化するために、基本テキストの該当箇所に判例集・先例集の該当ページを記入しておくとよいでしょう。

関連コラム:司法書士試験合格に必要な勉強時間はどれくらい?勉強スケジュールを解説!

判例集・先例集を使わない場合の勉強法

判例や先例の知識は試験対策には必須のため、判例集・先例集を使わない場合には、テキストや六法全書に十分な判例・先例が掲載されているものを選びましょう

この場合も、基本的なテキストの内容、条文知識を身に付けたうえで判例・先例の知識を連動させて学びましょう。

司法書士試験対策におすすめの判例集・先例集4選

司法書士試験対策におすすめの判例集・先例集を4点紹介します。

司法書士 山本浩司のautoma system 必携オートマ先例集 不動産登記 (W(WASEDA)セミナー 司法書士) 

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こちらは、不動産登記法に関する先例・判例を体系的な順番に並べて掲載した判例集・先例集です。

この先例集を単独で使って学習するというよりは、不動産登記法をテキストで学習しているときに、先例・判例がでてきたらその内容を確認するために使用するのがおすすめです。

コメントも付いているため、分かりやすくなっています。

また、インデックスも使いやすいため、先例・判例を探すときにも便利です。

条文や学説も掲載されているため、知識の確認にも役立ちます。

今年こそ司法書士 試験に出る判例&先例

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司法書士試験に頻出の重要な判例964件、先例465件を掲載している判例・先例集です。

掲載科目は、憲法・民法・刑法・商法・会社法・不動産登記法・商業登記法・供託法で、先例・判例の知識が問われる科目をカバーしています。

すべての項目に図解がついているため、視覚的にわかりやすくなっています。また、2色刷りのためどこが重要なのかが一目で分かるようになっています。

詳細 登記六法

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こちらは判例集・先例集ではなく六法ですが、司法書士試験に必要な判例、先例、通達までが過不足なく掲載されており、六法としてだけでなく判例集・先例集としての役割も十分に果たせます

最新の重要通達や判例、先例を毎年追加収録しています。

試験に合格して実務についてからも多くの司法書士が使用している信頼できる六法です。

司法書士 山本浩司のautoma system 必携オートマ先例集 商業登記・供託 (W(WASEDA)セミナー 司法書士) 

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こちらは、商業登記法、供託法の先例・判例を体系的に並べて掲載した先例集です。

Wセミナーの人気講師である山本氏が著者です。

商業登記法や供託法は、判例、先例知識がそのまま問われることも多く、テキストでの学習や問題を解いたときに出てきた判例、先例をこの資料集で再確認するのがおすすめです。

簡潔な解説がついているのでポイントが分かりやすくなっています。

日付や番号をベースとした索引がついているため、必要な先例・判例を見つけやすくなっています。

まとめ

司法書士試験対策として、必ず独立した判例集・先例集が必要というわけではありません。

ただし、判例や先例の知識はとても大切なものなので、判例や先例が十分に掲載されているテキストなどを使い、勉強しながらいつでも判例や先例を確認できる体制を作っておくことが大切です。

予備校や通信講座を利用する場合には、多くの場合には別途判例集・先例集を用意する必要はないようになっています。

自分で一つひとつテキストや教材を選ぶよりも、予備校や通信講座を活用することで効率の良い学習が可能です。

関連コラム:司法書士試験の通信講座・予備校おすすめ10社を比較!費用や特徴は?

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