【中小企業診断士 実務家インタビュー】株式会社クリエイション岡本 一幸様~経営者と現場をつなぐ「橋渡し役」として~
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株式会社クリエイション代表取締役の岡本 一幸様にインタビューを行いました。
業務の内容やスケジュール、今後の展望など詳しくご回答いただいています。
これから中小企業診断士の資格取得を目指す方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
なぜ資格を取得しようと思ったのですか?
前職では、医療サービス業で店舗運営や販売促進、人材育成など幅広い業務に携わってきました。
現場で頑張るスタッフの姿を見て、「もっと報われる仕組みを作りたい」と思うようになり、経営の視点や知識が必要だと痛感しました。
そんなときに出会ったのが中小企業診断士という資格でした。経営者と現場をつなぎ、企業を支える存在になれる。そう確信して、資格取得を決意しました。
主にどのような業務をされているのですか?
経営改善支援を中心に活動しています。
具体的には、目標管理制度の導入支援や評価賃金制度の構築、事業計画書作成の支援などを行っています。
また、会社の状態を調査するモチベーション調査・賃金診断や組織の役割を理解し行動を促すリーダー研修なども手がけており、企業が「仕組み」によって成長できるよう、経営者と一緒に伴走するスタイルを大切にしています。
1日の簡単なスケジュールを教えて下さい
9:00 メール・スケジュール確認
9:30 訪問準備・資料作成
13:00 クライアント企業訪問・ヒアリング
17:00 報告書作成や社内打ち合わせ
17:30 翌日の準備
18:00 退社
仕事の魅力ややりがいを感じる時を教えて下さい
企業の課題を明らかにし、経営者や現場と一緒に具体的な対策を考え、それが成果につながったとき――その瞬間が一番うれしいです。
一緒に考えた施策で業績や組織が変わっていく。その変化に立ち会えることこそが、この仕事のやりがいだと感じています。
印象に残っている仕事・案件のエピソードがあれば教えて下さい
ある会社で、長年当然のように行われていた業務について、「それはなぜ必要なんですか?」と何気なく質問したところ、実はあまり意味がないことが判明し、その業務が見直されるきっかけになりました。
第三者だからこそ気づける視点があり、そこから無駄を省くことで業務効率の改善にもつながりました。外部支援者としての意義を強く感じた出来事でした。
なぜ独立開業(当事務所所属)をしようと考えたのですか?

2019年に社員として株式会社クリエイションに入社し、多くの企業支援に携わってきました。そして、2022年に当時の社長から事業承継の打診を受けました。
「こんな機会はなかなかない」と感じたこと、そして何より前社長への感謝の気持ちから、2024年4月に代表取締役に就任しました。
これまでの理念を引き継ぎながらも、自分らしい新しい価値を提供していけるよう、挑戦を続けています。
職務開始後、最も苦労されたのはどのような部分ですか?
支援する会社が製造業・建設業・サービス業など多種多様でわからないことが多かったことです。
自分の業務を覚えながら、相手のビジネスや業界構造を理解するのは本当に大変でしたが、それだけに今では多角的な視点からアドバイスができるようになり、良い経験だったと感じています。
今後の展望等がありましたら教えて下さい
今後も、経営者と現場をつなぐ「橋渡し役」として、組織の一体化を図っていきたいと考えています。
企業の「想い」が現場に伝わり、従業員がそれを自分ごととして動ける――そんな強い組織づくりに、これからも尽力していきます。
これから資格取得を目指している方へメッセージをお願いします
資格取得はゴールではなくスタートですが、それを目指すプロセス自体が、人生においてとても貴重な時間だと思います。
私自身、勉強中は「この勉強が本当に意味あるのか?」「資格を取っても仕事につながるのか?」と、たくさんの不安と葛藤を抱えていました。メンタル的にもつらい時期が多かったです。
でも、勉強を続けたことで得た知識や経験、人との出会いは、確実に今の自分を支えてくれています。
ですので、無理のないペースで少しずつ前に進んでください。努力は決して裏切りません。あなたの挑戦を、心から応援しています。

この記事の著者 株式会社クリエイション代表取締役 岡本 一幸
医療サービス業での接客・店舗運営・人材育成の経験を活かし、経営支援の世界へ。
株式会社クリエイション代表取締役として、目標管理による経営改善や評価制度構築、補助金申請支援など、現場と経営をつなぐ仕組みづくりに尽力している。企業の「思い」を共有し、組織力を高める伴走型コンサルティングを実践中。