中小企業診断士の勉強を始める際に、どのように勉強を進めていけばいいか悩まれる方も多いのではないでしょうか。

1次試験7科目、2次試験4科目と科目数も多いため、効率よく勉強していくことが合格への近道になります。

そこでこの記事では、中小企業診断士の1次試験と2次試験の各科目について、どのような順番で勉強を進めていけば良いのか、理由も交えてお伝えできればと思います。

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中小企業診断士試験を勉強する順番は?1次試験と2次試験は同時並行で学習する?

1次試験と2次試験については、基本的に同時並行で学習するのではなく、まずは1次試験の勉強に注力することが重要です。

例年8月に1次試験、10月に2次試験がありますが、前提として1次試験に合格しないと2次試験には進めません。

また8月に1次試験が終了してから、2次試験の勉強を開始し合格する方も毎年多数おられます。

そのため時間的な余裕がある方や実力的に1次試験の合格が余裕な方以外は、まずは1次試験に集中することが得策だと言えるでしょう。

そうは言っても8月から10月までの期間で本当に2次試験の勉強が間に合うのか不安な方も多いでしょう。

中小企業診断士試験の場合は1次試験の勉強、2次試験の勉強といっても、完全に勉強する内容が分かれているわけではなく、1次試験の内容が2次試験に役立つことも多いです。

1次試験のために勉強していることが自然に2次試験の勉強にもなっているため、特に意識しなくても、自然に同時並行のような形になっているとも言えます。

【1次試験】独学で効率よく学ぶためのおすすめ科目順は?

1次試験の学習を効率的に進めるために、以下の順番で学習を進めることがおすすめです。

  1. 財務会計、企業経営理論、運営管理
  2. 経済学、経営法務
  3. 経営情報システム、中小企業経営・政策

①は2次試験と関連性の深い科目、②は理論よりの科目、③は暗記よりの科目になります。

まず2次試験と関連性の深い財務会計、企業経営理論、運営管理の3科目を学習しましょう。

これらの科目は分量も多く、合格点に達するまで時間がかかります。

また2次試験との関連も深いため、早くから学習を始めることで学習内容を深くまで理解しましょう。

そうすれば2次試験の勉強の際に知識不足で困ることもなくなります。

次に理論よりの科目である経済学、経営法務の2科目を学習しましょう。

これらの科目は暗記も必要ですが、どちらかと言うと理論の理解が問われるので丸暗記では対応できません。

早めに学習しじっくりと取り組むことが合格点に達するためには重要です。

また理論が多いということは一度理解してしまえば、比較的忘れにくいのも特徴的です。

最後に経営情報システム、中小企業経営・政策の2科目を学習しましょう。

これらの科目は暗記よりの科目であるため、試験直前の学習でも十分間に合います。

逆に早めに勉強しても忘れてしまうため、一番最後に回しましょう。

【2次試験】独学で効率よく学ぶためのおすすめ科目順は?

2次試験の学習を効率的に進めるためには、以下の順番で学習を進めることがおすすめです。

  1. 事例Ⅳ
  2. 事例Ⅰ~Ⅲ

①事例Ⅳはいわゆる財務会計と関連の深い科目になります。

計算問題が中心であるため、毎年苦手とする受験生が多く、足切りになることが一番多いのも事例Ⅳです。

逆に計算問題が中心にあるため、事例Ⅳが得意な受験生は毎年安定して高得点を取ることができるのも事例Ⅳの特徴になります。

そのため最初に学習することで財務会計が苦手な場合は足切りにならないように、逆に得意な場合は得点源になるようにすることが、2次試験合格のための戦略になります。

その他の事例Ⅰ~Ⅲについては、特にどの順番で学習すれば良いというものはありません。

それぞれの得意・不得意に合わせて勉強すれば良いでしょう。

勉強順以外で意識したい勉強法のポイント

勉強順以外で意識したい勉強法のポイントは、以下の2点です。

  • 得意科目・好きな科目ばかりやらない
  • 完璧主義を捨てる

得意科目・好きな科目ばかりやらない

特に1次試験に関して、陥りやすい罠として得意科目、好きな科目ばかり勉強してしまうという点が挙げられます。

中小企業診断士の1次試験では7科目で合計420点(足切りは各科目40点)取れば良いため、100点を目指す必要はありません。

同じ10点を上げるにも、80点を90点に上げるよりも、40点を50点に上げる方が勉強時間も少なく済みます。

目標はあくまで資格試験に合格することであるため、満遍なく勉強することを心がけましょう。

完璧主義を捨てる

完璧主義を捨てることも重要です。

1次試験に関して言えば、各科目100点を取る必要はなく、60点を取れれば合格できます。逆に言うと100点中40点は落とせるとも言えるわけです。

完璧主義を捨てきれず細かい点にこだわるあまり学習が進まず、試験までに全ての範囲が終わらなければ元も子もありません。

勉強は試験のどれくらい前から始めるべき?

毎日どのくらい勉強に時間を割けるかにもよりますが、一般的には試験の1年前から始められれば十分合格できると思います。

中小企業診断士試験の合格には目安として約1,000時間必要だと言われています。

毎日3時間勉強する場合は、約1年で1000時間程になります。仮に半年で合格を目指す場合は、毎日5,6時間の勉強が必要になります。

まとめ

この記事では、中小企業診断士の1次試験及び2次試験の勉強順序について解説してきました。

一般的に合格まで約1,000時間必要だと言われる試験ですが、どのように勉強するかによって必要な勉強時間は大きく変わってきます。

効率的に勉強してなるべく少ない労力で合格を勝ち取ってください。

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この記事の執筆者:三戸部裕司 講師

三戸部 裕司

2015年 国家総合職試験合格
2016年 東京大学 教育学部卒業
2022年 中小企業診断士試験合格
自身も働きながら中小企業診断士試験に合格。
その経験を元に社会人でも合格可能な、効率的で無駄のない講座を実施している。

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