大学生にも中小企業診断士の取得はおすすめ?就活や就職に有利なのか解説
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大学在学中に資格を取ろうと思ったら、就活に活かせるのか、就職に有利になるのか、気になりますよね。
当コラムでは、大学生が中小企業診断士資格を取得する5つのメリットについて解説しています。
就活や就職に有利になるのかも、お伝えしますので、中小企業診断士の取得を検討している大学生の方は、ぜひご覧ください。
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大学生に中小企業診断士の取得がおすすめの5つの理由
まず、結論から申しますと、大学生はぜひとも中小企業診断士資格取得を目指すべきだといえます。
以下でその理由について解説していきます。
①就活で有利になる
中小企業診断士は国内唯一の国家資格としての経営コンサルタントです。
そのため、中小企業診断士という資格を大学在学中に取得しているというだけで、客観的に優秀、有能な人材であるとの推定が働き、就活で有利になりやすいです。
企業の採用担当にとって、履歴書、エントリーシートの資格欄に「中小企業診断士」との記載があることで光るものを感じるといえます。
加えて、中小企業診断士という難関国家資格を取得していることで真面目に学習などに取り組むことができる素地があるということが保証されますので、より魅力的な人材であると捉えてもらいやすくなります。
中小企業診断士取得により、有利に就活を乗り越えやすくなるといえます。
②就職後のキャリアアップにつながる
中小企業診断士とは中小企業の経営上の課題や問題点について助言・指導を行う国家資格の専門家です。
具体的には、中小企業の経営方針の策定・助言や経営上のトラブルの相談などを行い、中小企業にとってのまるで医者のようなサポートを行っていく職業です。
このように、就職先が中小企業であれば当該企業に対し様々な策定・助言を行うことで貢献できます。
さらに、かりに就職先が大企業であったとしても、取引先相手を対象として、経営状況の分析も可能となり、中小企業診断士で培われた考え方やノウハウを有効活用できます。
以上より、会社に大きく貢献できる可能性があるため、就職後のキャリアアップにも繋がります。
③企業への就職だけでなく独立・開業も目指せる
大学生にとって、企業に就職することが一般的な進路と思われているかもしれません。
もっとも、中小企業診断士という国家資格をもっていれば、企業に就職する以外にも士業の強みを活かして、独立・開業することで自由に働くという選択肢も生まれます。
「自分には企業勤めは向かなそう・・・」、「私はもっと自分なりのスタイルで働きたい!」とお考えの方には、中小企業診断士資格を取得することで独立・開業するという進路も魅力的なのではないでしょうか。
④様々な人脈を得られる
中小企業診断士取得者の多くが30代~50代の方々です。
そして、その方々は大企業の重役や他士業兼業の方であることが少なくありません。
そのため、大学生のうちから早期に中小企業診断士資格を取得し、中小企業診断士つながりで様々な研修や講演に参加することで、このような幅広い、人生経験豊かな方々と交流を深めることができます。
このように、広い人脈を獲得できることはそれだけで大きな強みとなりますし、様々な自分よりも年上の、経験豊かな方々からお話を伺うことができるのは大きな成長の機会にもなります。
⑤中小企業診断士の学習が大学での勉強にも活かせる
中小企業診断士の試験科目は7科目です。
具体的には、「経済学・経済政策」、「財務・会計」、「企業経営理論」、「運営管理」、「経営法務」、「経営情報システム」、「中小企業経営・政策」です。
このうち、「経済学・経済政策」、「財務・会計」、「企業経営理論」「運営理論」の4科目は商学部や経済学部・経営学部の授業とも重なります。
また、「経営法務」は法学部の民法などの授業科目と被ります。
さらに、文系学部だけでなく、「経営情報システム」は工学部や理工学部でも一部授業科目が重なります。
このように、学部の授業科目と中小企業診断士の試験科目の一部に重なりあいがあります。
仮に中小企業診断士に合格できなかったとしても、無駄になることはありません。
むしろ大学の成績も高くなりやすいといえるでしょう。まさに一石二鳥です。
以上の5つの理由から、大学生は中小企業診断士取得を目指すべきといえます。
関連コラム:中小企業診断士とは?仕事内容や取得のメリット・なるまでの流れを詳しく解説
大学生が中小企業診断士試験に合格する難しさ
次に大学生の中小企業診断士取得の難易度ですが、率直に申して、かなり高いといえます。
令和6年(2024年)の中小企業診断士試験一次試験合格者は学生での区分ですと82人、令和5 年(2023年)の二次試験合格者は28人でした。
一次試験合格者の全体数は5,007人でしたので、学生の一次試験合格者占有率は約1.6%、二次試験合格者の全体数は1,555人でしたので、二次試験合格者占有率も2%弱で極めて少ないです。
もっとも、そもそも受験者が少ないのも要因といえます。
そこで、今度は学生の受験者数を母数とした学生合格率を計算してみますと、以下のようになります。
学生の受験者数 | 学生の合格者数 | 学生を母数とした合格率 | |
令和6年1次試験 | 640 | 82 | 約12.8% |
令和5年2次試験 | 149 | 28 | 約18.7% |
令和5年1次試験 | 639 | 106 | 約16.6% |
令和4年2次試験 | 166 | 27 | 約16.3% |
令和4年1次試験 | 684 | 115 | 約16.8% |
令和3年2次試験 | 169 | 36 | 約21.3% |
令和3年1次試験 | 759 | 140 | 約18.4% |
https://www.j-smeca.jp/contents/007_shiken.html
学生の身分での受験者数を母数とすると、少し高い確率で合格できているといえます。
さらに、中小企業診断士試験には特定の受験資格がないために学生でも誰でも受験できます。
その中でこの結果であることを併せて考えれば、記念受験ではなく本気で合格を目指されている方はより高い可能性で合格できるといえます。
以上のように、確かに中小企業診断士試験は国家試験ですし、とても難易度は高いです。
しかし、大学生が中小企業診断士試験合格を目指すことは十分可能であるといえますし、仮に合格できなかったとしても、前述の通り大学の授業の対策にもなるうえ、一次試験さえ突破できれば、就活のアピール要素にもなります。
このように、学生の中小企業診断士試験合格は非常に高い壁ではありますが、チャレンジしてみる価値はあるといえます。
講座を活用して効率的に資格を取得
このように、取得すると大きなメリットばかりの中小企業診断士資格ですが、取得するための中小企業診断士試験が高難易度であることがネックです。
そして、早期に合格するためには、「より効率的に」、「より正確な方向性で」「継続して」学習していく必要があります。
アガルートの講座は合格に必須の要素である、「効率的な学習」、「正確な方向性の学習」ができる内容となっています。
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関連コラム:中小企業診断士の合格に必要な勉強時間の目安は?科目別の時間配分も解説
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