「法律家を目指そう!」と決意したら、司法試験という難関試験を突破しなければなりません。

司法試験は予備試験に合格するか法科大学院(ロースクール)に入学し受験資格を得ることによって受験することができます。

司法試験に早く・確実に合格するには、いわゆる上位法科大学院(ロースクール)に入学することが重要です。

そこで、今回は私立上位ロースクールのひとつに数えられる早稲田大学法科大学院(以下、早稲田ロー)の特徴や入試情報をご紹介します。

法律知識がゼロの方でも、1年で難関法科大学院入試突破に必要な学力が身につく!

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【難関ロースクール】早稲田大学法科大学院に合格するための戦略を徹底解説!

早稲田大学法科大学院(ロースクール)の基本情報・特徴

所在地

早稲田ローは早稲田大学早稲田キャンパス(東京都新宿区西早稲田1-6-1)に位置しています。

ロースクール専用棟(27号館)で学修に専念できる環境が整えられています。

施設・設備

早稲田ローでは、学びやすい学修環境が整えられています。

自習室・ロッカー、個別相談ブース、ラウンジなどが設置。
試験前など自習室に籠って集中して勉強することができます。

先輩によるサポート

早稲田ローでは、以下のような若手弁護士による学習支援制度が充実しています。

(1)アカデミック・アドバイザー

早稲田ロー出身の若手弁護士70名以上がアカデミック・アドバイザー(AA)として、個別の学修相談に応じたり、ゼミや答練の実施をしたりなど、様々なサポートを行っています。

講座の種類は様々であり、学生は各自のレベルや目的に応じて全て無料で受講することが出来ます。

(2)チューター

早稲田ローの修了生が、学修の仕方や初歩的な質問などについて個別に対応するチューター制度が設けられています。

(3)JDメンター

早稲田ローでは在学生だけではなく、修了生に対してもサポートを行っています。

早稲田ロー出身の若手弁護士がJDメンターとして、修了生向けの答練を実施して、修了生の学修をサポートします。
また、修了生個々人の学修計画をサポートするため、定期的にマンツーマンのコミットメントゼミを行っています。

募集人数

既修者一般選抜約80名
未修者一般選抜約40名
特別選抜(5年一貫型)40名
特別選抜(開放型)40名

早稲田大学法科大学院の入試倍率と難易度

早稲田大学法科大学院の2023年度入試は全体で受験者数798人、合格者数が352人となっており、実質倍率は2.27倍でした。

早稲田大学法科大学院の倍率で見た難易度は、全34法科大学院中28番目となっています。

早稲田大学法科大学院の入試難易度は、倍率だけで見ると中程度と言えるでしょう。

関連コラム:法科大学院(ロースクール)入試の難易度を倍率と合格率から分析!

志願者数合格者数倍率
2023既修8883072.89倍
2023未修217454.8倍
2022既修7443282.27倍
2022未修252455.60倍
2021既修5813201.82倍
2021未修238494.86倍

※参考:過去の入試データ・試験問題

学費

学費は以下の通りです。

第1年度
・入学金 300,000円
・授業料 1,143,000円
・実験演習料 120,000円
・諸会費 10,000円
・合計 1,573,000円

第2・3年度
・授業料 1,443,000円
・実験演習料 120,000円
・諸会費 5,000円
・合計 1,568,000円

※参考:Admissions Procedures & Materials

司法試験合格実績

【令和6年度司法試験】
・受験者数:330名
・合格者:139名
・合格率:42.12%
※参考:司法試験の結果について

早稲田大学法科大学院の令和6年度司法試験は、受験者数330名、合格者139名、合格率42.12%という結果でした。

早稲田大学法科大学院の入試情報

法学既修者コース(一般選抜)の試験内容

既修者コースに入学する者を選抜する入試です。

既修者コースは、書類審査と憲法・民法・刑法・民事訴訟法・刑事訴訟法、商法の6科目入試です。

論述試験の試験時間、配点は以下の通りです。

◎1日目
・民法 120分 180点
・刑法 90分 120点
・憲法 60分 100点

◎2日目
・民事訴訟法・刑事訴訟法 120分 各80点

・商法 60分 80点

時間や配点を見て分かる通り、早稲田ローは民法が重要です。

分量も大問が2つに分かれていて、他の科目の2倍くらいのボリュームがあります。
早稲田ローを本命に据えるのであれば、民法の学習が要になるといえるでしょう。

法学未修者コースの試験内容

未修者コースに入学する者を選抜する入試です。

未修者コースの試験は、書類審査と小論文です。

小問が2つに分かれていて、第1問が要約問題、第2問が私見を述べる問題です。
具体的な字数指定はありませんが、各問1ページ以内に収めることが指定されています。

小論文入試の問題文の題材は、直近では法律に関するものが多く出題されています。
もちろん法律的な知識が問われているわけではありませんが、知っていた方が解きやすいこともあるかもしれません。

5年一貫型(特別選抜)の試験内容

早稲田ローと法曹連携協定を締結した学部の「法曹コース」に登録している者を対象とした入試です。

書類審査により合格者を決定します。

開放型(特別選抜)の試験内容

法曹コースに登録している者を対象とした入試です。

書類審査と、憲法・民法・刑法の論述試験の成績を総合的に判断し、合格者を決定します。

論述試験の試験時間、配点は以下の通りです。

・民法 120分 180点
・刑法 90分 120点
・憲法 60分 100点

※関連コラム:早稲田大学法科大学院(ロースクール)入試過去問の出題傾向と対策

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