自己紹介

猪俣大輝 東京大学法学部2年

短答281位・論文322位

受験1回目

法曹を目指すきっかけ

大学生になり、種々の社会問題にニュースや記事、授業などで接するにあたって、改めて法律という「文字」が社会を構築・規律しているという事実を認識し、感銘を受けたから。

勉強の方針とどのように勉強を進めていたか

アガルートアカデミーに入ったのが大学1年の6月、本格的に勉強を始めたのは秋ごろで、予備試験まであまり時間的余裕はなかったため、効率の最大化を常に追求して学習を進めた。

具体的には、11月までに総合講義を、12月中に重要問題習得講座および実務基礎科目講義を一通り終わらせた。

論文対策に関して言えば、2月からは予備過去の答案を書き始め、(時間がなかったため「書き方」講座にはほとんど手を付けていない)5月から旧司法試験の答案を書いて添削指導を受けていた。

また短答対策については、2月から短答の過去問を急ピッチで回し始め、2月中に過去問を1周、3月中に2周目、といったペースで進めていた。

短答後はひたすら重要問題取得講座や旧司法試験等で問題の所在を即座に把握する訓練をしつつ、渡辺先生の判例百選スピード講座で答案の「書き方」を徹底的に叩き込み(会社法・民訴法・刑訴法が特に重宝した)、同時に論証集を使用してとにかく論証を暗記していた。
加えて、コスパがいい実務基礎科目を集中的に学習した。

この時期は答案を最低でも週に2~3通書いて添削してもらい、論文の直前まで答案の精度の向上に努めた。
また、論文式試験の一か月ほど前に司法試験の問題を各科目2年分ほど解いて(石橋先生の予備試験直前ゼミの教材を使用)、採点実感を熟読するという作業を行った。

この過程で「どのような答案がどのように評価されるのか」を認識することができ、論文式試験を受けるうえで非常に役立った。

口述対策は論文合格発表後に始め(論文試験後の2か月は全く何もしていない)、刑・民訴・刑訴の短答、要件事実、刑事手続、法曹倫理等を2週間で詰め込んだ。

また、石橋先生・丸野先生(と他塾)に模擬口述をして頂いたほか、一緒に口述を受ける先輩と過去問を使用した模擬口述を毎日して、「聞いて喋る」訓練を徹底的に行った。

アガルートアカデミーを利用しようと思ったきっかけ

法学部の先輩にアガルートを紹介して頂いたのがきっかけ。

受講された講座の良さ、当該講座の学習方法

予備試験1年合格カリキュラム(マネージメントオプション)

論文答案作成においてこまめかつ適切な軌道修正ができたのと、1年という長期戦の中でも膨大学習をペースを崩さずやり続けることができたのは、ひとえにこのカリキュラムの賜物であった。

重要問題習得講座

基本的な論点を完全に網羅しており、このテキストを何度も回すことで、答案の組み立て・論点の所在の把握のスピードおよび精度を高めることができた。

重要問題習得講座

旧司法試験過去問解析講座

大量の過去問と詳細な解説が抄録されており、演習材料として極めて有用であった。

旧司法試験をアレンジした問題が予備試験で出題されることも多いため、論文直前期には何度も復習した。

旧司法試験論文過去問解析講座

判例百選スピード講座

民訴・刑訴・会社・憲・刑の5科目を購入した。

百選掲載判例への理解が深まり、同時にいずれもハイクオリティな答案構成、論証の書き方、あてはめのやり方を徹底的に叩き込むことができた。

この講座なしには一年合格はなかったと思う。

判例百選スピード講座

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

毎日3時間くらい勉強していたと思う。

昼間は大学の授業等があるので、帰宅後に勉強することが多かった。

直前期の過ごし方

コロナの流行もあって基本的に自宅に引きこもっていたので、朝から晩まで毎日5~8時間くらいは勉強していたと思う。

適度な息抜きも意識的に行い、心身ともに健康に試験を受けられるように準備していた。

試験期間中の過ごし方

一緒に受けている先輩たちと休み時間に電話したりしてリラックスしていた。

受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち

短答

一科目目の民事で苦戦し、最後まで受けて落ちるよりは途中放棄して帰ってしまおう、と試験中に画策するほどであったが、残りの科目で何とか持ち直すことができた。

受け終わった後すぐに自己採点を行い、合格を確信した。

論文

刑事と実務はそれなりに満足のいく答案を書くことができたが、民事で大苦戦し(時間も圧倒的になりなかった)、手ごたえとしては五分五分、といった感じであった。

合格発表の時はかなり緊張したが、受かっていてホッとした。

口述

一日目の刑事で若干のミスをしたため、(とはいえさすがに59点ではないだろうと思いつつ)2日目にしっかり勝負を決めようと思っていたところ、二日目の民事はノーミスでクリアすることができたので、合格を確信した。

無事に合格できて、晴れやかな気持ちであった。

アガルートアカデミーを一言で表すと

ぱっと思いつきません笑

受験生に対するメッセージ

アガルートアカデミーのカリキュラムに全幅の信頼を置き、あとはひたすら頭と手を動かせば、確実に合格できます。

頑張ってください!

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