合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

予備試験を目指した理由・契機

プロフェッションへの強い憧れからです。

昔は医師でしたが、今は法曹です。かかる身分を得るためにはとりあえず資格試験に合格しなければならないということで、善は急げと試験勉強に取り掛かりました。

学習を進める中では、法律とは先人たちが心血を注いで編み上げてきた手織り布であり、その中で遠い過去の判例も一本一本の糸として生命を保っている。

このような実感を得て素朴な感動を覚えました。そして、その知の体系に自らも織り手として関与したいそう強く思うようになりました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

中高同期の友人にマネージメントオプション生がおり、彼の紹介で知りました。

駒場近くのカフェで促されるままに受講相談の申込みを入れ、ラウンジに伺うことに。

予備試験について本当に右も左も分からず、通された面談室に並べられたテキスト類の分厚さには圧倒されるばかり。

しかし、担当してくださった先生はとても丁寧な方で受験業界のさまざまな情報を教えてくださ李、ここなら安心してお願いできると感じました。

合格体験記・学習上の工夫

マネオプで用意されたカリキュラムをこなしました。

今振り返ると、インプットとアウトプットを並行して行う勉強方法はとても効率的・効果的だったと強く感じます。

また、対面での指導では,例えば解釈は文言と趣旨から導くといった本当の基礎から丁寧に教えていただき、正しい学習の姿勢を自然に身につけられました。

予備試験までの道のりは長く、息切れすることもありました。

復習のたびに定着していない重要な知識を発見して、こんなことで大丈夫なのだろうかと不安を覚える日々。それと同時に、新たな発見に触れられる喜びもありました。

ラウンジの先生方は、そんな僕にとって本当に心強い存在でした。先生方の支えがあったからこそ、諦めずに頂上まで辿りつけたのだと心から思います。

勉強時間の確保について

計画が苦手という試験勉強向きではない性格なので、週1で設定されたラウンジ指導が2本の論文を起案するノルマの締め切りとして機能して助かりました。

恵まれたことにアルバイトをしなくても衣食住が足りる生活ができていたので、勉強時間の捻出に大きく困ることはありませんでした。

ということもあり、時間という尺度で勉強量を測ることはせずマネージメントオプションで組まれたノルマ+αを淡々とこなすという姿勢で学習を進めました。

直前期の過ごし方

短答。自作のメモを繰り返し見返しました。民法があまりに膨大で地獄を見ました。

論文。友人と一緒に論証集を読み込み、重要なフレーズや指導で教わったポイントを確認しあいました。

口述。こちらも友人と過去問を出しあって十回分ほどの練習を積みました。

特に民事に関して、訴訟物と要件事実を正確に素早く引き出すことを意識しました。

試験期間中の過ごし方

指導が入っていない日にもラウンジに伺い、自習をしつつ先生が手の空く時間を見つけては質問対応をお願いするという日々でした。

「業務しながらでも大丈夫?」と、マルチタスクで応じてくださる先生もいらっしゃいました。

試験対策においては細かすぎるようにも思える質問に対しても、ひとつひとつ丁寧な回答をいただくことができ致命的な勘違いが解消できたことも幾度となくありました。

試験の手応え・合格した時の気持ち

短答。一発目の民事系が難しくてパニックに陥りましたが、公法系・刑事系がすらすら解けたので全体としては大丈夫かなという手応え。自己採点からは逃避し続けました。

論文。刑事系で高得点を狙い、民事系で堅実に合格点を狙い、公法系がどのような結果であっても合格するという得点方針を立てていたところ、ほとんどその通りになりました。

筆をおいたときに、自画自賛込みで満点を確信したのは刑法と一般教養だけでした。

そもそも満点でなくて良いというのは普段の指導を通じて重々承知していたことなので、特に不安に思うことはありませんでした。

口述。1日目は緊張で足元がふらつき、細かい言い間違いを連発。心神耗弱による責任減少が認められないものかとボヤきながら試験会場を後にしました。

結果的に悪くない成績だったので、2日目の刑事系で評価が高かったのだと思います。切り替えが大切だと実感しました。

その他のメッセージ

合格につなががる全ては、アガルートから得たものです。

決め手をひとつ挙げるとするならば、「アガルートでお世話になることを決断したこと」になると思います。

受講されていたカリキュラム