千瑞穂法律事務所 加藤 健一郎弁護士 特別インタビュー!~顧問弁護士のやりがいとは?~
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千瑞穂法律事務所の共同代表弁護士 加藤 健一郎様にインタビューを行いました。
資格を取得しようと思ったきっかけから、実際の業務内容やスケジュール、今後の展望などを詳しくお答えいただいています。
これから弁護士を目指す方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
なぜ資格を取得しようと思ったのですか?
大学卒業後、公務員として勤務していた時期があったのですが、手に職をつけて、直接困っている方のお手伝いをしたいと思ったからです。
また、高校や大学の同級生でも、何らか資格を持っている人は比較的自由に生活しているように見えました。そういった意味でも資格を取得したいと思いました。
主にどのような業務をされているのですか?
事務所には弁護士が6名在籍しており(2024年11月現在)、各弁護士が企業法務や相続、不動産、男女問題、破産、交通事故といった分野ごとに専門性をもって対応しています。
私自身は、行政機関や企業の顧問弁護士として、企業にまつわる相談業務や訴訟対応を行っています。特に人事労務問題のご相談を受けることが多いです。
その他には、社外取締役として取締役会に出席したり、講演や研修の講師を務めるといったこともあります。
1日の簡単なスケジュールを教えて下さい
日によってスケジュールは大きく異なりますが、一例としては以下のような流れで過ごしています。
10時頃 | 出勤 クライアントとの打合せ |
11時 | 裁判所へ提出する書面作成やメール相談への回答 |
12時 | ランチを取りながら所内ミーティング |
13時 | 裁判期日への出廷(オンライン) |
14時 | クライアントとの打合せ |
15時 | クライアントとの打合せ |
16時 | 裁判所へ提出する書面作成やメール相談への回答 |
18時頃 | 帰宅 |
19時 | 食事や家族団らん |
20時頃 | 裁判所へ提出する書面作成やメール相談への回答 |
仕事の魅力ややりがいを感じる時を教えて下さい
顧問弁護士として会社から相談を受けた場合、労働者と会社が決定的に対立してしまう前に円満な解決ができることがあります。
訴訟になってしまうと会社にとってはコストや労力がかかることが多く、一方で労働者にとっても会社を離れざるをえないといった状況になってしまうことが多いです。
そのため、訴訟などになる前に迅速に円満な解決ができると、会社にとっても労働者にとっても良い解決ができたのではないかとやりがいを感じます。
印象に残っている仕事・案件のエピソードがあれば教えて下さい
ある企業でハラスメントの申立てがあったため、当事務所が調査を行うことになりました。
ところが調査を進めてみると、ハラスメントの問題というより部門間での仕事の押し付け合いが問題となっていることがわかりました。
そこで、会社と相談してその点の解消を試みたところ、円満な解決が図れたことがあります。
問題の核心部分を見つけていくことの大切さを感じた事件でした。
今後の展望等がありましたら教えて下さい
事務所内でよく話しているのですが、地域の中核病院のような法律事務所になりたいと思っています。
どれだけ優秀な弁護士であってもすべての分野に精通することはできないところ、当事務所では各弁護士がそれぞれ専門分野を持ち、その分野での知識・経験を積むことで企業や個人の方のお役に立っていきたいと考えています。
また、所属している各弁護士が自由にやりたいことを追求できる場所でもありたいと思っています。
各弁護士が生き生きと輝くことで初めてクライアントのために全力で仕事ができるからです。
これから資格取得を目指している方へメッセージをお願いします
資格があれば、学歴も関係なく、定年もなく、どこでどのように働くのかも選ぶことができるようになると思います。
受験は大変ですが、自由な働き方ができることは大きな魅力の一つですので、是非頑張ってみてください。
同じ法曹としてお会いできる日を楽しみにしています。
この記事の著者 加藤 健一郎弁護士
行政機関や大企業、中小企業約80社の顧問弁護士として、企業法務案件を多数取り扱っているほか、社外取締役などとして活動している。
セミナー・研修には、今まで延べ3,000名以上の方に参加いただいている(2024年11月現在)。