令和3年 予備試験合格者 合格者の声|予備試験という目標に向けてどのように努力するか 伊藤 公洋さん
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目次
自己紹介
名前:伊藤 公洋さん
年代:20代
属性:学生
受講されていたカリキュラム
■ 司法試験答練
■ 倒産法 3講座パック
■ 予備試験1年合格カリキュラム マネージメントオプション
■ 判例百選スピード攻略講座
■ 「判例から考える憲法」解析講座
■ 「事例問題から考える憲法」解析講座
■ 「事例演習民事訴訟法」解析講座
合格体験記
【勉強の方針とどのように勉強を進めていたか】
とにかく合格に最低限必要な知識を深く理解し、それを武器にすることを重視していました。
その基本さえも甘く見積もって努力を怠った結果失敗を重ねましたが、この方針自体は間違っていないと思います。
【学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか】
1年生からゼミには入っていたものの、部活やサークルはしていなかったので、時間的余裕はあった。
平日は主に授業の後の午後(アガルートのラウンジに行く前など)に勉強し、休日もぼちぼち勉強していた。
時間があるほど怠けてしまうタイプなので、1日でやることとしてあえて過大な目標を立て、それを達成できずとも、結果的に最低限すべきことはできるようにした。
とりわけコロナ禍になってからは家で一人で勉強することが多かったので、煮詰まってきたら散歩したり喫茶店に行ったりしていた。
【直前期の過ごし方】
短答式
まずはとにかく過去問を解き続け、よく迷うところや間違えるところをワードファイルにメモしつつ、問題となる条文を開いて素読し、ついでにその周りの条文をパッと読む、といったことを基本的にやっていた。
試験が本当に迫ってくるとそこまでの余裕はないため、ファイルを見つつ、過去問を手早くたくさん確認するようにしていた。
論文式
マネオプでの蓄積から法的な答案の書き方はしっかりと身に着けていたつもりだったので、重問や予備試験・司法試験の過去問を見て、適切に論点を抽出し、どのような構成(事実の使い方、評価の仕方も含む)で書くかを確認する作業、それからとりわけ重要な論点についての暗記を延々とやっていた。
誰もが書けることを確実に、丁寧にわかりやすく書くことが最も大事なので、その点を常に頭に置いていた。
口述式
ひたすら暗記を続け、刑訴法・民訴法・両訴訟法の規則・刑法などはよく素読しておくようにした。
何より大事なのが実際に喋る練習で、自分も模試だけでなく、アガルートでの友人や先輩との過去問を使った練習を何回か行った。
試験委員としても「受からせたい試験」であるため、とにかく落ち着いて、論旨不明なことを口走らないように心がけた。
【試験期間中の過ごし方】
短答式
とにかくマークミスなどの致命的な失敗をしないように気をつけながら、確実にわかる問題を素早く処理していくことを考えた。
短期記憶の詰め込みで脳が疲れているので、休み時間中はそこまで勉強せずリラックスするように心がけた。
論文式
あまり書くのが早い方ではないため、基本的には紙にではなく頭の中で答案構成をしつつ、問題文の事実に「これはこう使う」といった趣旨の簡単なメモをし、答案を書いていった。
不合格の年も含め、ほとんどの科目は時間内に書き終わったが、やはり主観的に難しい科目は足が出ることもあった。
そういう時でも焦らず、法的三段論法を意識し、最低限書くべきことを書く、と腹を括ってペンを動かし続けた。
口述式
たとえ呼び出しが1番目だったとしても待ち時間が1時間ほどはあるため、試験前は要件事実や刑法各論を必死に復習していた。
両日午前が試験だったため、2日目の試験後の待ち時間用に小説を持っていき、不安を打ち消すように(しかし周りからは堂々としていると見えるように)読書に耽っていた。
【受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち】
(主に論文式試験について書いています)令和3年度は、今までの年よりも下らないミスが少なかったように思い、少なくともギリギリでは合格しているのではないかと感じていた(実際ギリギリだとは正直思っていなかったが)。
口述については、誘導もありながら適切な答えに辿り着いた感触はあったので、118点以下はないだろうとポジティブに考えていた。
結果120点で無事合格することができたが、遠回りしてきた分か、喜びよりも安堵の方が大きかった。何より、両親や友人、熱心に指導いただいたアガルートの先生方にやっといい報告ができることにほっとした。
不合格だった年度についても触れておくと、令和2年度については、正直全く士気が上がらず勉強も疎かだったので、手応えとしてもイマイチな中、また一桁点差で落ちたことに空しい気持ちになった。
令和元年度は、大して勉強もしていないのに無駄に自信があったが、基礎を疎かにしていたために民事系(具体的には商法・民訴)で失敗し、結果も一桁点差で落ちるという悔しい思いをした。
【振り返ってみて合格の決め手は?】
最終的には、自分の気合の問題だった。
いい講師と、教材がありながら、試験を甘く見ていたり、本腰を入れて勉強できなかったり、といったことが不合格の究極的な原因であった。
就活を経て社会に出んとする同期や、予備試験を先に突破していった同期や後輩を見て、このまま一つの試験さえまともに向き合わずにいてはいけないと焚きつけられたことでモチベーションが生まれた。
勉強時間の少なさから基本的なところでボロが出ているのは、今までの試験で嫌というほど身に染みていたため、3回目の受験になる今年は、その基本をしっかりと立て直すことに注力した。
そこで、改めて重問の復習やマネオプで教えていただいた書き方の基本等を一から復習し、なんとか合格を勝ち取ることができた。
怠惰な自分が合格にこぎつけられたのは、効率的な復習ができる教材があってこそのことだと思う。
【アガルートアカデミーを一言で表すと】
最短ルート。
【受験生に対するメッセージ】
「やればできる、必ずできる」という有名な言葉がありますが、この予備試験に関しては本当にその通りだと思います。
大事なのは、まず「できる」までやり切る強い気持ちを持って勉強に臨むことです。
自戒を込めて言えば、やる気が出る出ないではなく、どうしてもやらなければならないという確固たる意志を持つことが最も必要なことです。
その上で、目標に向けてどのように努力するか、ということが大事になります。
怠惰によって活かしきれなかった者が言っても説得力がないかもしれませんが、アガルートのマネージメントオプションは、その最適解の一つであることは間違いありません。
他塾よりも簡潔な、それでいて必要十分な知識を詰め込んだ教材と、熟練の講師による個別指導や勉強スケジュールの管理の組み合わせは、予備試験の合格という目標に対して、たいへんに効率的な方法であると思います。
再三になりますが、これを活かす気概さえあれば、自ずと成果は得られるはずです。
これから勉強を始められる方は、私を他山の石として、強い気持ちを持って頑張ってください!応援しています!