自己紹介

名前:滝川 航生さん
年代:20代
属性: 学生
論文式試験の順位:25位

受講されていたカリキュラム

■ 司法試験 論文過去問解析講座
■ 知的財産法 3講座パック
■ 知的財産法 過去問解析講座
■ 予備試験1年合格カリキュラム マネージメントオプション
■ 判例百選スピード攻略講座

合格体験記

【勉強の方針とどのように勉強を進めていたか】

①勉強開始〜1回目の受験

勉強開始当初は翌年度の短答式試験の合格を目標に勉強しました。

半年程度しかなかったため全教科に触れるのは不可能だと思い、上三法と内容の少ない行政法、刑事訴訟法に絞って急ピッチで入門講座を受講し、終わった教科から短答の過去問を解きました。

もっとも、入門講座の受講のみでは法律の全体像が頭に入らず、断片的な知識が問われる短答の過去問を解いても全く身になりませんでした。

結果的には教養が良かったため運良く短答は突破できましたが、論文は2000番台という酷い結果でした。

②1回目の受験〜2回目の受験

1回目の受験後、アガルートに入塾しました。入塾後は①の期間に入門講座を受講した講座以外は入門講座から受講し、それ以外の科目は重要問題集を解くことから始めました。

重問を解き始めた段階では法律の全体像が頭に入っていませんでしたが、問題を解いて出てきた論点の論証を覚えていくことでようやく全体像が見え始めました。

受験年の2月ごろまでに全科目の重問を解き終え、実務基礎のインプットを開始するとともに予備試験の過去問を解き始めました。また、同時に並行して短答の過去問も解きました。

もっとも、短答は過去問を解く以外の勉強をしていなかったため、知識の定着が不十分で、合格こそしたものの法律科目で140点程度という体たらくに終わりました。

短答後は重問と過去問の解き直しをメインに行いましたが、書く練習が不十分であったことや、重問に出てきた論点に限定して論証の暗記を行っていたことが原因で論文は600番前後で不合格でした。

③2回目の受験〜3回目の受験

前年の反省を踏まえ、答練を受講して書く機会を増やすことに努めました。

また、論証も論証集に載っている全ての論点について暗記し直しました。

3月ごろからは短答の勉強に切り替え、前年の反省を踏まえ平成18年以降の全ての問題を解き、出題実績のある条文に色をつけてその内容を暗記する勉強を行いました。

私の場合は問題を何度も解くだけでは知識が定着せず、条文の素読を繰り返す上記の勉強を行って初めて細かな知識を定着させることができました。

結果的に短答は法律科目だけで合格点を超える点数を取ることができ、論文も2桁前半の順位を取ることができました。

【学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか】

大学4年次の予備試験に不合格となった後、再度予備試験を受験するために留年したため、一日中勉強にあてることができました。だいたい1日9時間程度を目安に勉強しました。

【直前期の過ごし方】

直前期も同様に答練で書く練習を積み、論証の暗記の精度を高めるように努めました。

3度目の試験の際はやれるだけのことは尽くしたつもりだったので、これで落ちるようならば仕方がないと思っていました。

もっとも、予備試験のためだけに留年したため、一年の重みを感じ最も緊張しました。

【試験期間中の過ごし方】

基本的には論証を覚えて過ごしました。

【受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち】

全科目ある程度書けたため、おそらく受かっているだろうと思いました。

合格した時は、一年同期から遅れを取っていたこともあってか嬉しいというより安心感が強かったです。

【振り返ってみて合格の決め手は?】

合格の決め手となった講座は論証集の「使い方」だと思います。

出題される論点が漏れなく掲載されており、ここに記載されていない論点は未知の論点として処理することが求められているのであろうと当たりがつけられたことは強烈な安心感につながりました。

【アガルートアカデミーを一言で表すと】

必要十分な講座群

【受験生に対するメッセージ】

私が一年で合格できなかったのは論証の暗記量を削減するなどの楽をしようとしたからに他なりません。

当たり前のことですが、楽をしようなどとは考えず、自分に厳しく勉強してください。