自己紹介

名前:H.Sさん
年代:20代
属性: 学生
受験資格:法科大学院卒業

受講されていたカリキュラム

■ 重要問題習得講座

合格体験記

私が司法試験に向けて、本格的に勉強を開始したのは大学3年の冬頃でした。当初は何をしたらいいのか分からず、とにかくネットで調べて良いとされている基本書を読み漁ることから始めました。

難しいながらも必死に読み進めているうちに、なんとなく全体のイメージはつかめてきたような気がしていたのですが、論述ということになると全く何を書けばいいのか分かりませんでした。

論述については独学は厳しいとの声も聞いていましたので、予備校を使うことも考えましたが、やはり費用がかかりすぎるので家庭の経済的事情から断念しました。

大学4年の夏頃にあるロースクール入試には、とりあえず市販の問題集の参考答案を写経し、法的三段論法ってこんな感じ?というような状態のまま突入してしまいました。

結果何とか合格し、ロースクールには入った後は市販の教材を使うようになり、定期試験はそれで乗り切っていましたが、やはり論証の厚みがなく、成績もあまり良くはありませんでした。

そうしているうちに、ロースクールを修了し、いよいよ司法試験まで数ヶ月という段階になり、もう一度問題集を何度も回すことをしてみようと考えました。

しかし、その時点ではライバルの受験生達はより質の良い予備校の問題集を何度も解き終わっているのだろうなと考えると不安が大きかったです。

また、真剣に問題集に取り組むようになると参考答案の中にも記述が不正確な部分や論理が曖昧な部分があるなと思うようになり、その点もこれを使って勉強していて大丈夫なのか?という不安になっていました。

残りの時間でやったのは問題集の中の論証部分をノートに書き出し、それを定期的に見返すことでした。これによりある程度記憶の定着は図れたのかなと思います。

それでも、総勉強量や勉強方法が確立されていないことから、司法試験まで1ヶ月を切ると今年はダメだと思うに至り、短答式だけは通るようにと直前期はほぼ短答式の勉強に時間を当てていました。

当日は来年のための下見という感覚で受けにいきました。案の定、手応えも全くなかったです。

司法試験が終わると、すぐに来年に向けての勉強を開始しました。ただ、勉強するにあたって、自分の中にはずっと市販の問題集に対する不信感が残っていたのでどうしても論文講座を取り、それを1年間回していきたいと思いました。

そこでネットで調べてみると、やはり某超大手の予備校の論文講座は高すぎることから若干諦めモードになっていたのですが、探しているうちにアガルートの論文講座にたどり着き、まずはその値段に衝撃を受けました。

安かろう悪かろうというのではダメなのですが、重要問題習得講座は全ての問題に工藤北斗先生による参考答案がついているので、記述の正確性という自分が一番欲しかったものも担保されているなと思い、受講を決定しました。

いざ受講してみても、問題・参考答案の質共に大変高く、やはり安心して勉強できるというのは重要だなと思うと同時に、ロースクール入試前からこれをやっていたらどれだけ力がついていただろうという後悔も芽生えました。

そうして勉強しているうちに、司法試験の合格発表があり、結果はまさかの合格でした。周りが大緊張の中、力を抜いて受験したのが良かったのかなと思います。

ただ、司法試験受験後の数ヶ月、重要問題習得講座を使い、学習をしたことにより確実に受験時よりも力がついたと実感しています。なるべく早い時期から、そして何回もこの講座を解くのが合格への近道だっただろうなと感じました。