令和3年 司法試験 合格者の声|自己分析で自分に合う勉強法を確立 川滿 健太郎さん
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目次
自己紹介
名前:川滿 健太郎さん
年代:20代
属性: 学生
受験資格:法科大学院卒業
受講されていたカリキュラム
合格体験記
私は法科大学院を卒業した後、2回目の受験で合格しました。
私が合格を掴む事ができた要因は、5つあります。
①ゼミの仲間と共に高め合えたこと
まず、①は私にとって必要条件だったと思います。
司法試験の勉強は自分自身や基本書等の教材との対話をする時間が長く、やはり辛い作業をすることが多いです。
そのような時に目標を同じくする仲間と期限を決めて共に取り組む事により、モチベーションの維持や、辛さの軽減に繋がりました。
また、自分では気付かなかった観点からの疑問を投げかけられる事も多く、その疑問に向かい合う事はとても勉強になったと感じています。
②情報収集の感度を高めたこと
次に②ですが、私のいた法科大学院は、若干のんびりした雰囲気が流れているのも相まって、中々最新の情報が当たり前の様に出回っている状況ではありませんでした。
そこで、Twitter等のSNSで合格者や弁護士の発言、同じく司法試験の勉強をしている他の受験生の発言等に目を配り、自分にとってより良いと感じた情報は取り入れていきました。
③自己分析を徹底し自分に合う勉強法・試験対策を確立したこと
次に③ですが、これが1番大切だと思います。
私は、丸暗記といった作業は得意ではなく、記憶量も他の受験生よりも少ないと自己分析をしていました。
そこで、暗記量を少なくし、思い出しやすくするために、試験当日に見ることができる条文の文言を見て、趣旨や規範を導けるよう心掛けて勉強していました。
④常にこの知識を答案のどこに落とし込むかを意識し学習したこと
次に④ですが、いくら基本書を読んでも、有名な教授や講師の講義を受けても、それが明示的または黙示的に答案に生きなければ意味がないと考えていました。
そこで、常にこの知識は答案作成のどのレベルで役に立つのかを考えながら勉強をしていました。
⑤問題文や設問に向かい合う意識を持ったこと
最後に⑤です。
これは、1回目の不合格時に学び、2回目での合格に繋がった要素だと思っています。
司法試験では、受験生レベルではあまり検討のしたことないような問題が多く出題されます。
そうであるにも関わらず、1回目までの私は、自分の学習から外れた部分の出題について真正面に向き合えず、既存知識に引っ張って解こうとするきらいがありました。
その結果、司法試験委員が検討して欲しい事項との乖離が生じ、点数が伸び悩んでしまったのだと思います。
このような経験から、わからない問題でも、わからないなりに条文の趣旨から検討を落として行くことの大切さを改めて自覚し、合格に繋げることができたのだと思います。