自己紹介

名前:N.Nさん
年代:20代
属性:学生
受験資格:法科大学院卒業
民事系:92位

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版です。

合格者の方の受講年度と異なります。

■ 論証集の「使い方」
■ 旧司法試験・予備試験型答練

合格体験記

法科大学院入学当初は、授業がとても高度(複雑な学説を整理させる、修習でやるような主張整理を求められるなど)なもので、衝撃を受けました。

工藤先生が講義で「受験生は司法試験に合格することだけを考えてください」と仰っていたことから、司法試験合格に向けて教材・勉強内容を絞り込むことにし、ロー入試に向けて受講していた工藤先生の入門講座テキストを辞書的に使いつつ、過去問(司法試験、予備試験)、自分で各科目から1冊選んだ論文の問題集、論証集を完璧に自分のものにすることを法科大学院での第1目標としました。

普段は授業の予習復習は殆ど行わず、期末試験2週間前から一気に復習をし過去問を解き、なんとか試験を乗り越えました。ただ、授業で指定された文献などを読み漁っている友人が多く、自分も読んだほうがいいのではないか、応用的な部分も学習しないと司法試験には対応できないのではないかと不安になることもありました。しかし、既修1年目の期末試験が終わった夏から司法試験の過去問を解き始めたところ、問題は難しいものの採点実感を読むと応用的な部分はみんなできていない、基本さえ確実にすれば合格ラインは越えられると感じました。

既習1年目の夏から司法試験直前期まで論文問題集と過去問を何度も解き直し、採点実感・出題趣旨を何度も読みこんだことで、試験委員の求める書き方や各科目の基本知識、処理手順は盤石なものとなりました。その際、工藤先生の入門講座テキストを何度も参照しましたし、内容の量・質ともに十分なものなので基本書などを参照せずに済みました。

また、それらに並行してアガルートの論証集を、各科目60周以上回しました。論証集を完璧に理解し暗記することで、思考にロスが生じずらくなりますし、基本問題で書き負けることがなくなります。また、きちんと理解した上で暗記しているので、応用的な問題が出ても「あの問題点と根底は似ているのではないか」と類推し、食らいつくことができました。ぼんやりと覚えたではダメです。本番では異様な緊張感にのまれることも想定されるので、どんな状況になっても正確に書ける状態にした方が良いと思います。苦しいけどここは逃げずに。

このように、過去問、各科目1冊の問題集、論証集を完璧にすることで司法試験に合格することができました。
今振り返ってみて、アガルートの教材は本当に秀逸なものだったと感じています。内容が正確な上にコンパクトで、でも情報量は十分という、司法試験との関係では最強の教材でした。自分は過去問分析で市販本の再現答案を使いましたが、+αでアガルートの過去問分析講座を使っていればもっと勉強時間を短縮できたなと少し後悔しています。

法科大学院に入学し、司法試験に向けて色々な教材を使うか、応用的な内容に踏み込むか最初はとても悩みましたが、アガルートを信じてよかったです。