自己紹介

名前:上原 瑞樹さん
年代:20代
属性:大学生
論文式試験の順位:2位

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版です。
合格者の方の受講年度と異なります。

■ 司法試験インプットカリキュラム
■ 法律実務基礎科目対策講座
■ 予備試験 論文過去問セレクト答練

合格体験記

1 短答対策

短答式試験の過去問を何度も何度も周回して学習していました。

この際に気を付けるべきことは,わからなかった肢は当然のこと,なんとなくで切ったりした肢にも,必ず赤ペンでマーキングをして復習をすることです。

復習の仕方は,判例六法を用いてマーキングした肢に関連する条文・判例にラインを引くというのがオーソドックスだと思います。

この作業で炙り出した自分の弱い分野に関する過去問を何度も何度も学習すれば,特に答練などを受ける必要はないと思います。

なお,短答については一般教養対策をするだけ無駄なので法律の勉強をしていました。

2 論文対策

  1. 私がやっていた基本7科目についての対策は,まず重問の問題を全て確実に潰すことでした(潰す=問題を見て解法がすぐ浮かぶ&関連する論点の問題提起+論証の流れを言える)。そして,重問の問題が全て潰すことさえできれば予備試験はこれで足りると思います。あとは,過去問を何度も解きました。合格者答案と自分の答案を見比べて,足りない部分を補完していくことで合格答案を書きあげる力がつくと思います。
  2. 務基礎科目については,とにかく要件事実と刑事手続を完璧にできれば,あとは過去問を解くだけです。というのも,準備書面や勾留要件の検討など実務基礎の配点が多いところはテキストを読むというよりは過去問に当たって訓練した方が実力が付くためです。基本7科目の対策がきっちりできていれば,あっさりAがくるはずです。
  3. 一般教養科目についてですが,これは短答とは異なり少し力を入れたほうがいいと思います。なんといっても配点が他科目と同じ50点なのでこれでFを取ってしまい不合格だと目も当てられないためです。法律科目以外の科目で落とされるのは流石に理不尽だと思うので,普段から論文やらなんやらの長文を要約する訓練などをしておいた方がいいと思います。ちなみに,ここ2年間は法哲学の正義論分野からの出題が続いています。簡単にまとめている本などもあるので目を通しておくと心理的に良いと思います。ちなみに,サンデルの『これからの「正義」の話をしよう』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)なんかがフランクでとっつきやすいと思います。

3 口述対策

口述の過去問を読み込んで何が問われるかを把握しました。

とにかく,要件事実(抗弁までしっかりと)と構成要件の定義をスラスラと言えるように訓練していました。

あとは模試を受けて試験慣れしておけば,当日パニックにならない限り何とかなると思います。