自己紹介

名前:H.Mさん
年代:20代
属性:学生
受験資格:法科大学院卒業,予備試験合格者
総合:75位

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版です。

合格者の方の受講年度と異なります。

■ 知的財産法 過去問解析講座
■ 司法試験型答練

合格体験記

旧司法試験の過去問や合格論証集を覚えることで対応できるのはロースクール入試と運が良ければ予備試験という限度で、司法試験には太刀打ちできないなと感じました。司法試験対策に必要となる勉強とは、全ての事実を適切に評価しつくすことは前提として、理論面でも法的な感覚を自らの言葉で表現できるようになることだと思います。究極のところ、論証を忘れてしまっても、問題文の事実関係やその他の知識から、自己流の現場思考をした結果、判例と同じだったというようなことができる能力が大事だと考えます。そのような能力を身に着けるためには、過去問演習はもちろん、ペースメーカーの論文答練などを受講するとともに、自主ゼミ等で他人の答案を読み分析しあう経験を重ねることが大事だと考えます。

また、法科大学院での学習は、司法試験科目のみならず多くの選択科目や実務科目、教養科目などから構成されています。これらの授業での経験は、就職活動に向けては将来の業務分野のイメージが持てる点で有効だとしても、司法試験にとっては足かせになるのではないか懸念していました。しかし、法科大学院での学習は、一見関係ないように見えても、全く知らない法律の枠組み等を瞬間的かつ短期的に考えてつかむという思考経験をすることが、司法試験における現場思考につながる法的思考力を鍛える良い経験となりました。