自己紹介

名前:齋木 進太朗さん
年代:20代
属性:学生
受験資格:法科大学院卒業

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版です。

合格者の方の受講年度と異なります。

■ 総合講義100

合格体験記

私は、他学部未修という立場から1回目の司法試験で合格することができました。

1年次から共通していたのは学習の基本方針は答案を書くこと、そして覚えるべきことを理解しておくことです。

具体的には、演習書の問題を、自主ゼミも利用しつつ、解説や教科書の記載、場合によっては調査官解説等も参照しながらほぼ全て答案化しました。その際、意識していたことは解説等を参照していいからとにかく法的三段論法で整え、かつ深く調べた内容を答案の形で書き起こすことでした。

こうした勉強を、法科大学院の授業をペースメーカーに主に1年次~3年次前期まで続けました。

以上の勉強方法の目的はとにかく法的三段論法の文章を作れるようになること、それに加えてインプットと理解の手助けをすることでした。

次に「覚えるべきことを理解しておく」ことの意味ですが、私は基本的に普段から多くのことを暗記しておくために論証を回すというようなことはしませんでした。主に定期テスト、答練、模試に合わせて一通り論証を総ざらいし、硬く覚えるのではなく、ある程度覚えておいていざ現場で使うときに柔軟に使えるようにしていました。なお要件などはきっちり覚えるようにしていました。

以上の2つのやり方は司法試験の対策をした3年間に基本的に共通したものです。

また、過去問については、3年次の9月から4人の自主ゼミで18~30年まで全て書き、検討しました。「過去問で問われている」ということから、全て検討するに値すると考えたためです。これは直前期の4月までかかりましたが、詰めて議論するという機会を直前まで持っていたことは思考力を鍛えるという面で非常に良かったと思います。

3年間を振り返ると、答案を書く、調べる、議論する、という時間が非常に多かったと思います。

暗記というものは最低限は必要ですが、暗記にリソースを割き、現場で頭を働かすことができないということがないようにするのが肝要だと思います。