自己紹介

名前:R.Gさん
年代:20代
属性:学生
受験資格:法科大学院卒業

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版です。

合格者の方の受講年度と異なります。

■ 総合講義300
■ 法律実務基礎科目対策講座
■ 国際私法 論証集の「使い方」
■ 重要問題習得講座
■ 司法試験 論文過去問解析講座

合格体験記

私は平成30年の司法試験に不合格となり、同年の10月から勉強を再開して令和元年の司法試験に無事合格することができました。ここでは、それぞれの時期に行っていた勉強の内容を書いていきます。

1.10月~12月

(1) 基礎固め

1回目の司法試験を受験した後、合格発表までほとんど勉強をしておらず、2度目の司法試験に臨むにあたり基礎力に不安がありました。そのため、以前受講していた「総合講義100」を聴きなおすとともに、テキストを繰り返し復習して基礎的な知識の習得に努めました。

(2) 問題演習

「総合講義100」の復習を終えた範囲から順に、「重要問題習得講座」に取り組み始めました。この講座のテキストは問題数が非常に多いため、確実にテキストを「回す」ことを重視し、「問題文を読む→10分ほどで簡単に答案構成→解答を読み講義を聴く」という形で講義を利用していました。

(3) 答練

本番に近い環境で答案を書くことに慣れておきたかったため、会場受験ができる他校の答練を受講していました。この時期は上記の「総合講義100」と「重要問題習得講座」の消化で手いっぱいだったため、返却された答案を十分に復習することができていませんでした。

2.1月~3月

(1) 答練

1月ごろには「総合講義100」及び「重要問題習得講座」を一通り回し、基礎固めができてきたと感じたため、答練の復習をより丁寧に行うようになりました。具体的には、添削コメントを熟読して自分が犯しやすいミスや知識が不足している分野を洗い出し、ノートにまとめるとともに「総合講義」や「重要問題習得講座」のテキストを見直して知識や当てはめ方を確認していました。

(2) 過去問演習

「司法試験論文過去問解析講座」を利用し、過去7年分の論文過去問に取り組みました。この時期には、答練や模試がない日は毎日必ず1回は時間を計って過去問の答案を実際に書いていました。この習慣のおかげで答案を書くことに慣れることができ、答案構成や答案用紙に文字を書く速さを大きく上げることができました。

過去問研究は出題の傾向や考査委員による評価のポイントを学ぶために行うものです。そのため、いたずらに量を追い求めるよりも質を重視する必要があります。無理に全ての過去問を解こうとせず、自分が十分に消化できる分量に絞って丁寧な勉強をする必要があると思います。

(3) 短答対策

この時期は、1日30問ほど短答過去問を解いていました。10月から12月ごろにかけて総合講義テキストを十分に復習していたことから、短答プロパーの分野の問題以外はあまり間違えることなく順調に学習を進めることができていました。

3.4月~試験直前期

(1) 知識の総復習

総合講義テキスト及び論証集を何度も見直し、基礎的な知識の確認を行いました。

(2) 答練・模試の総復習

それまでに受験した答練や模試の全ての答案を読み直し、自分の弱点になっている分野をひとつひとつ潰していったほか、思うように点が取れなかった部分の記述を模範解答や優秀答案と見比べ、どのように改善すればいいかを考えていきました。

(3) 短答対策

1月から3月ごろにかけて解いてきた短答過去問のうち、間違えたことがあるものを繰り返し説きなおして知識を定着させていきました。

また、5月の直前期になってからは、市販の参考書(憲法は「択一六法」、民法及び刑法は「逐条テキスト」)を利用して短答プロパーの知識を頭に詰め込んでいきました。

4.まとめ

以上を読んでいただければお分かりのように、私は何も特別な勉強はしていません。

①基本知識の習得
②答案を書く練習
③模試や答練を通じてわかった自分の弱点の補強

というプロセスを地道に積み重ねていけば、司法試験は必ず合格することができる試験だと思います。皆様の合格を心より祈念しております。頑張ってください!