自己紹介

名前:水野 直さん
受験資格:予備試験合格

受講されていた講座

※現在販売している講座と名称が異なる、また講座が販売終了している場合がございます。

アガルートアカデミーを選んだ理由

1回目と2回目の司法試験の論文式試験に不合格となり、これまでの勉強を続けたのでは合格は難しいと考えた私は、予備校を利用しようと思いました。

そこで、某大手の予備校の講座内容を見ました。そうすると、学説の色合い(特に刑事系科目)が強く、やや旧司法試験対策から抜け出せずにいるように思われました。それと、基礎講座の講義時間が長く、怠けがちな私にはとても消化し切れそうにありませんでした。さらに、値段が高額だったことから、利用するかどうか足踏みしていました。

その頃、当時LECの専任講師だった工藤先生の講義と答練を受けて司法試験に合格した友人から、3倍速を紹介してもらいました。試しに、その講義レジュメを見せてもらったところ、法律学習経験者を対象として、重要項目は厚く、それ以外はあっさりと解説されていて、メリハリがあるとの印象を受けました。また、3倍速がリメイクされた総合講義100 は、司法試験・予備試験過去問を踏まえ、3倍速をさらに充実させたものとなっており、学習の効率化に役立つと考えました。

そこで、私は、某大手予備校の講義ではなく、アガルートの総合講義100を受講することにしました。 以上が、私がアガルートアカデミーを選んだ理由です。

合格体験記

1不合格体験記

合格体験記の前に、私が令和5年の本試験で一発合格できなかった経緯を書きます。

令和4年の予備試験に最終合格して以来、私は、どこかフワフワとした心地で地に足がついていないような、そんな不思議な感覚になりました。予備の論文式試験で割と良い順位をマークしたことや、令和3年の予備試験ルートからの令和4年本試験合格率が97.5%であることもあってか「このまま本試験を受ければ合格するだろう」という気分になりました。もちろん、答練には欠かさず出席し、毎回起案もしていましたが、どこか気持ちが乗らずに上滑りで、本気で取り組めませんでした。試験当日も「このくらい書けていれば受かるだろう」という気持ちで答案を書いていました。そして11月の合格発表当日、法務省前の掲示板を見ると、自分の番号がありませんでした。受かって当然と高をくくっていた自分にとっては大変ショックで、ひどく落ち込みました。後日届いた成績通知書を見ると、約2000番でした。いずれの科目も45%前後の得点率で、相対的に沈んだ結果でした。

そもそも、本試験との関係で、予備試験合格は受験資格を獲得する1ルートに過ぎません。あくまで、法科大学院修了生「と同等の学識及びその応用能力並びに法律に関する実務の基礎的素養を有する」ものとみなされただけなのです(司法試験法5条1項)。それなのに、私はそれを到達点と誤解し、最難関の本試験さえ、消化試合程度に捉えるようになっていました。こうした慢心が、私を実質的な学習から遠ざけ、いつしか本試験に必死に取り組んだ他の受験生に大きく水をあけられるに至っていました。私は、完全に舞い上がってしまっていたのです。

2反省と再起

本試験に合格できなかったことは、非常に悔しく、周囲に顔向けできないくらい恥ずかしいことでした。そうはいっても、次の本試験まで残り8か月しかありませんから、本試験合格に向け、早く体勢を立て直す必要がありました。

まず、令和4年の予備試験合格は、直前の追い込みが奇跡的にうまくいった結果に過ぎず、実力を超えた望外の結果と整理しました。

次に、実力が低下した原因を探りました。私は、予備試験合格後、新しいことに手を出さず、上滑りな答練しかしていませんでした。そうすると、不合格の原因は、司法試験に取り組まないことで精度が下がったことにありそうです。これは、砥がれて鋭さを取り戻した包丁でも、1年間一度も砥がずに使っていれば徐々に切れなくなるのと同じです。そして、精度を上げるには、令和4年に精度が上がった方法、具体的には、本試験・予備試験の過去問答練と出題趣旨・採点実感の読み込みを再びやるのが確実です。やり方は予備試験の時と同じで、本試験の過去問を30分で答案構成し、30分で見直すのを各科目で行うというものでした。処方薬の効き目が穏やかになったこともあり、予備試験の時ほどの勢いはありませんでしたが、各科目3~4年分は行いました(特に、演習不足だった商法と行政法は7年分、国際私法は全年度分行いました)。

3試験当日

全科目ほぼ満遍なく解答できましたが、憲法は規制①②のうち②が時間切れでほぼ白紙、刑法は試験終了5分前に終了時間を30分勘違いしていたことに気付き、設問2の(2)がほぼ白紙になりました。結果、刑法はD評価と順当でしたが、憲法はA評価でした。憲法は、薬事法事件の判断枠組みを丁寧に説明したのが評価されたようです。

4最後に

本試験合格により、私は、12年に及ぶ戦いからやっと解放されました。順位はボーダー付近かなと思っていましたが、実際は合格者全体の中央付近の800番台後半で、意外でした。民訴と刑訴で上位のAを頂けたことが良かったようです。

この試験は、必死に試験勉強に取り組んだ者の中から合格者が決まります。私が合格した令和4年(予備)と令和6年(本試験)も、試験勉強に必死に取り組んだ年でした。色々なものを犠牲にし、それぞれの不安や葛藤を抱えながら、今日も必死に勉強されている受験生が合格されることを心より祈る次第です。

受講された講座の良さ、当該講座の学習方法(使い方)

【基本7科目】総合講義100

司法試験合格に必要な知識が、メリハリを付けてきれいに整理されています。余白が広いので、レジュメのようにメモを書き込んで、自分だけのオリジナル教材として使っていました。なお、周りの早期合格者の中には、基本書選びに頭を悩ます前に、まずはこの教材で土台を作ってしまったという人が複数いました。

【基本7科目】重要問題習得講座

各科目の頻出論点が小問形式(旧試やロー過去問含む)で網羅的に掲載されており、各科目を一気に復習するときに役に立ちました。答案例は形式にばらつきがあるように感じましたが、自分にとって違和感のある構成や表現は「自分ならどう書くか」「どう書けばわかりやすくなるか」という視点で答案例を修正して使っていました。

予備試験 論文過去問解析講座

平成23年から令和3年分まで取りました。予備試験の問題はどれも一筋縄ではいかない考えさせるものばかりです。出題趣旨は公開されているものの、内容が簡潔なこともあり、どれくらいの記述が求められているのかが把握しにくいです。その点、本講座では、工藤先生が、難解な予備試験の過去問をテンポよく明快に解説してくださっているため、勉強がはかどりました。特に、受験生全体のレベルに照らして、何をどこまで書けばどれくらいの評価を受けられるかといった相場観を適宜示してくださる点が、深入りを避けるのに役立ちました。

司法試験 論文過去問解析講座

平成18年から令和3年分まで取りました。本試験の問題はどれも一筋縄ではいかない考えさせるものばかりです(中には疑義問も含まれます)。出題趣旨・採点実感は公開されているものの、これらを全て自力で解き進めるのは大変です。その点、本講座では、工藤先生が、難解な本試験の過去問をテンポよく明快に解説してくださっているため、勉強がはかどりました。特に、受験生全体のレベルに照らして、何をどこまで書けばどれくらいの評価を受けられるかといった相場観を適宜示してくださる点が、深入りを避けるのに役立ちました。

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