自己紹介

名前:福田創太さん
年代:20代後半
属性:社会人
論文式試験順位:52位

受講されていた講座

法曹を目指すきっかけ

会社員として勤務する中で、自分もなにか専門性がほしいと思うようになりました。そこで、資格を取ろうと考えたのですが、やるからには一番を目指したいと考えたこと、これまでの業務の中で法律の面白さを感じていたこと、自分の得意な文系科目であることから、予備試験の受験を決意しました。

アガルートアカデミーを知ったきっかけや選んだ理由

フルタイムで働きながらの勉強だったので、必然的に対面ではなく通信制の予備校にしようと考えておりました。そこで、資格試験情報について書いたブログや各種予備校のHPなどを調べたところ、テキストの品質がとても高いと書かれていたこと、また、費用としても他の予備校と比べて安かったことからアガルートアカデミーに決めました。

勉強の方針とどのように勉強を進めていたか

勉強の方針としては、私はそもそも法学部ですらない初学者だったので、我流でやるのは危険だと考え、カリキュラムに付属していたガイドラインを素直に守って勉強していました。また、これは総合講義などで散々言われることですが、一回で理解することは特に私の場合不可能だったので、わからない部分はとりあえず飛ばして、問題演習の段階になってから基礎に戻ってくるという方法を取っていました。ガイドラインに素直に従っていたおかげか、あまり失敗や挫折というものはありませんでした。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

私はフルタイムで勤務する社会人だったので、基本的には業務前・業務後と休日を使って学習するようにしました。また、スキマ時間には論証を聞いて、とにかく早く覚えるようにしました。

とはいえ、絶対的に見て時間が足りないことは確かなので、GI値の低い食品を摂って食後の眠気を防止する、SNSのアカウントを削除する、娯楽品を売る、スマホに使いすぎ防止のアプリを入れるなどして、少ない時間にできるだけ集中して勉強できるように工夫しました。

直前期の過ごし方

直前期は、短答・論文ともに過去問と答練を中心に、本番同様の問題を解く勉強していました。とはいえ、直前になってじたばたしたところでもはや合否は決まっているだろう、無理をして体を壊したら本末転倒だろうと思っていたことから、あまり無理はしないでほどほどに勉強するようにしました。実際、短答も論文も口述も日数的には少ないとはいえ本当に疲れるので、早め早めに体力を温存しておくことは重要だと思います。私の場合、試験前日は銭湯に行ってサウナに入り、体を休めるようにしました。

試験期間中の過ごし方

試験期間中も同様に、勉強をするというよりは試験のための体力を確保するということを念頭に置いて、試験以外の時間はお腹を壊さない程度に好きなものを食べ、好きなことをして過ごすようにしました。ただ、各科目の試験の合間には長い休み時間があり、しかも携帯電話など電子機器の使用が一切禁じられているのでやることがなく、そこでは論証集や条文の素読などをして勉強をしていました。また、会場には多数の人が集まる割にトイレの数が少なく、下手すると時間切れになるおそれがあったのでトイレはこまめに行くようにしました。

受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち

まず、短答試験については帰った直後に解答速報を見て自己採点したところ、法律科目だけで合格想定点を超えていたので、何も無ければ大丈夫だろうと思って翌日から論文に向けた勉強に切り替えました。実際に、合格を知ったときもあまり驚きはありませんでした。

論文試験については、正直なところ手応えはわからず、合格発表までなんともいえないなと感じていました。実際に合格したと知ったときには、2、3日の間実感がわかず、しばらく経ってから「あ、合格したのか」と嬉しく思うとともに、これまで口述試験の対策をしていなかったことをとても後悔しました。

口述試験は、事前に受けた模試の成績もよく、また、2日ともうまくいったと思ったので、何も無ければ大丈夫だろうと思って翌日から司法試験に向けた勉強に切り替えました。実際に、合格を知ったときも驚きはあまりありませんでした。

振り返ってみて合格の決め手は?それに、当該講座はどの程度影響したのか

合格の一番の決め手は、実践を優先したことにあると思います。法律論は難解であり、なかなかすぐに理解することは難しいです。しかし、実際に答案を書いたり、過去問を解いたりすると、「あれってこういう意味だったのか」とか「こう思っていたけど実は違ったのか」ということがわかる瞬間はとても多いです。しかも、そういった気付きに裏付けられた知識は印象に残るので定着しやすく、なかなか忘れないものになってくれます。アガルートの教材は全体的に実践を意識した構成で作られており、私の学習法と合っていたと思います。

アガルートアカデミーを一言で表すと

必要十分

受験生に対するメッセージ

予備試験は、理不尽な試験ではありませんが本当に難易度の高い試験だと思います。勉強すればするほど合格に近づいていくのは確かなのですが、その勉強する範囲が本当に広く、私もうんざりする瞬間はありました。しかし、予備試験を受けるかどうかにかかわらず、法律学習は人生の解像度を上げてくれるもので、私も学習を進めていけばいくほど、世の中の見え方がどんどん変わっていくことを実感していきました。合格に向けて頑張ることはもちろん前提ですが、その中でも楽しんで学習することが、継続するコツだと思います。