自己紹介

名前:M.Fさん
受験資格:予備試験合格
論文式試験順位:総合73位、公法系69位

受講されていた講座

アガルートアカデミーを選んだ理由

私は、もともと他予備校で勉強していましたが、個々の知識をどのように整理するか、論点における学説の整理はどうするか、などで悩んでいました。特に法体系の中で一貫した学説選択をすることは、矛盾のない答案作成に直結しますし、暗記すべきことが明確化することで勉強の方針が固まります。この点、アガルートの論証集では、百選の引用があり、元の判例まで遡って学習可能であること、判例通説あるいは百選の解説に依拠した一貫した論証を展開されていることから、魅力を感じました。少なくても学者・採点者の先生方に批判されるべき矛盾した学説選択はないだろうという安心感がありました。

ロースクールでの評判・SNSでの評判もアガルートに興味を持ったきっかけでした。ロースクールの定期試験でいい成績をとっている学生はアガルートの重要問題習得講座をやりこんでいるという話でしたし、SNSでも同様の評判でした。東大ローの先生方は考査委員をやっていらっしゃる方も多いので、判例通説ベースで議論を展開するアガルートの方針はまさに司法試験・予備試験で求められている姿勢であると感じていました。

合格体験記

アガルートの論証集はわかりやすいように長めの論証で書かれています。従って、答案でそのまま書くには不向きであり、自分なりに短く加工することから始めました。判例ベースの規範はそのままにして、理由付を必要最小限のものにしました。この作業を通じて「規範を導く最小限の理由付は何か?」と問い続けることで、論理の構造を理解でき、結果的に暗記量も減らすことができました。自分で論理構造を理解しないと論証を短くもできないですから、百選に遡って学習し盤石の理解を固められるアガルートの論証集は非常に役立ちました。

そして、このように短く加工した論証集を日々の通学時間の中でスマホに保存してずっとみてました。私の場合には往復で3時間かかったので、毎日少なくても1時間半は論証の暗記に時間を使えることになりました。このように暗記を徹底することで、個別の論点を現場思考的に考える必要がなくなったので、本番では事案の分析に集中でき、判例とは異なる事案の特殊性に気がつくこともできるようになりました。