自己紹介

名前:木田紀枝さん
受験資格:法科大学院卒業
論文式試験順位:公法系99位

受講されていた講座

アガルートアカデミーを選んだ理由

私がアガルートアカデミーを選んだのは、他の予備校に比べて価格が安かったことと、受けたい授業があったからです。

アガルートアカデミーで受講したのは、短答知識完成講座Ⅰ・選択科目4講座パック・判例百選スピード攻略講座(全科目セット)という、基礎知識の網羅というよりかは、手薄になりがちな細かい点を重点的に復習することを目的としたものでした。

私は基礎知識は大学・法科大学院で学び、答案の書き方等は大学時代に他の予備校で学んでいたので、法科大学院時代に、不安なところを見直したいと思ったことが、アガルートアカデミーを検討するきっかけでした。そのため、フルパッケージのカリキュラムではなく、有料講座を単体で購入することにしました。

様々な司法試験予備校の単講座を見ましたが、その多くは知識の網羅を主軸とするパッケージでの講座が中心である中で、アガルートアカデミーはまさに「痒い所に手が届く」ような学びたいことだけをピックアップした単講座が販売されており、これならば無駄な時間をかけずに、効率よく学習できると感じました。

特に、選択科目については、私は国際公法という選択科目の中で最もマイナーな科目を選んでいた事もあって、国際公法をしっかりと一科目として講座を開講してくださっているアガルートアカデミーを選ばない理由はありませんでした。

他の予備校は、選択科目の解説講座があっても、国際公法の科目は開講されていなかったり、国際公法のみ内容が薄かったりという難点があったので、総合講義も過去問分析もあるアガルートアカデミー一択でした。

合格体験記

私は法科大学院卒業の資格で司法試験を受験しているので、法科大学院卒業後は半年ほどずっと家で一人で勉強する時間がありました。なので、私はどちらかというと、通信講座を使った勉強方法ではなく、独学の中での通信講座の利用方法という点を重点的に記したいと思います。

何か課題があるわけでもなく、勉強の指針も誰からも提示されないまま学習を続けるのは根気がいりましたが、そのような中でアガルートアカデミーのような通信講座がとてもよい刺激になりました。講座を買えば、順番に講座を見るために計画立てた学習を否が応でもすることになりますし、また、独学では偏っても気付けない学説や判例の重みづけなどを受験向けに指導してもらうことが必須だと感じました。特にアガルートアカデミーでは、受講講座の視聴は進捗度をパーセンテージで表してくれるので、「残りをやらなければ」という気持ちになり、家で動画を見るだけの通信講座でも、きちんと計画立てて学習を進めることができました。

また、アガルートアカデミーは講座を音声データでダウンロードできるので、スマホに入れて、ふとした時に聞き直すことで、復習を気軽にすることができる点が大きかったです。独学での勉強では、実際は何をすればよいか分からなくなり、つい問題集などを次から次へと手を出してしまう、というような行動に陥ってしまいがちですが、「復習は音声を聞くことにする」などと決めておくと、必要以上に手を伸ばして知識が混乱する、などということは防げました。

さらに、選択科目講座で配布された「論証集の使い方」等を元に自分のまとめノートを作る、ということもしました。まとめノート等を作る際は、自分の得意な分野・好きな分野などに偏りがちですが、アガルートアカデミーの教材を主軸にして、肉付けしていくという形をとることで、受験に向けたバランスの良いノートの作成ができたと自負しています。

結論的には、予備校の通信講座をフルパッケージで購入するのも受験には良い方法だと思いますが、大学等で学んでおり、フルパッケージほど必要ではない場合でも、単講座を受講することで、自分に合った勉強計画をたて、さらにメリハリのある学習を進めることが可能になるのだと実感しました。